今月中下旬に実施される見込みの内閣改造・党役員人事。高市首相は先月25日に自民党の麻生太郎副総裁と官邸で50分間会談した際、人事に関して意見交換したとされるが、その3日後の28日ごろから、永田町で真偽不明の閣僚名簿が“乱舞”し始めた。
信憑性を巡っては「眉唾だ」「いい線いっている」と賛否両論。党役員人事については、幹事長に裏金議員の萩生田光一幹事長代行が昇格し、現職の鈴木俊一幹事長が総務会長に横滑り、玉突きで有村治子現総務会長が外れている。また、現政調会長の小林鷹之衆院議員と城内実成長戦略担当相が交代、という人事になっている。
「高市総理は鈴木さんを幹事長から外し、萩生田さんを据えたいと考えているともっぱら。ただ、その場合、麻生派幹部で麻生さんの義弟でもある鈴木さんをどう処遇するかがポイント。干そうものなら麻生さんの怒りを買うのは確実です。総務会長で処遇するというのは、あり得ない話じゃない」(自民党関係者)
閣僚は、高市首相を除く18人のうち11人が交代。林芳正総務相をはじめ、松本洋平文科相、平口洋法相、鈴木憲和農相ら「クビ濃厚」とみられている閣僚が外れている。
“高市印”が多すぎる
新たに起用される11人の内訳は麻生派4人、旧安倍派2人、無派閥2人、あとは旧岸田派、旧茂木派、維新からそれぞれ1人ずつ。麻生派に配慮した人事といえる。
一見順当だが、どうも不自然なのは「高市印」が妙に多いことだ。例えば、青山繁晴衆院議員が環境相で、高鳥修一衆院議員は農相、中村裕之衆院議員は文科相とある。
“怪文書”みたいなものだが、見過ごせないのは、名簿に旧茂木派の鈴木貴子広報本部長の名前があることだ。ポストは法相である。
「次の内閣改造では『若い女性』の入閣が支持率アップの最大の目玉になるとみられていて、その筆頭が貴子さんです。2児の母であるため、法相よりも、こども政策担当相が有力視されている。今回、出回った名簿の『初入閣』の中で彼女は紅一点。目を引く存在でもありますから、入閣の可能性は高いとみられています」(同前)
貴子氏入閣説をさらに強く裏付けるのが、沖縄県知事選(13日投開票)を巡る、父・宗男参院議員の動きだ。
「選挙戦では、下地幹郎元衆院議員が土壇場で不出馬を表明。結果的に、自民などが推薦する候補との保守一本化が実現しました。
政権浮揚と論功とは、古い自民党らしい人事である。
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