世界のウェルネス経済は拡大を続けている。Global Wellness Instituteによると、世界のウェルネス経済は2023年に6.3兆ドルへ達し、2023年から2028年にかけて年平均7.3%で成長する見通しだ。
健康、美容、運動、予防といった領域は、個人の関心事にとどまらず、いまや大きな経済分野となっている。

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 そうした流れの中で、静岡を拠点に複数のウェルネス関連事業を展開しているのが、株式会社インプルーブを率いる落合時夫氏(ときちゃん)だ。インタビューによると、同社は2012年開業・創業15年目・法人11期目を迎え、パーソナルジム「IMPROVE」を軸に、エステサロン、フランチャイズ、サプリメント販売、美容健康機器の代理店事業、コンサルティング、結婚相談所まで、計7事業を手がけている。

 現在の姿からは想像しづらいが、落合氏(ときちゃん)の原点には、大きな挫折があった。本人の話によれば、小学生時代の出来事をきっかけに自己肯定感を下げ、その後の就職先でも過酷な労働や人間関係の中で心身のバランスを崩し、円形脱毛症を発症。一時は引きこもりのような時期も経験したという。そんな状況を変えたのが、友人に連れられて行ったボディビルジムだった。トレーニングによって体が変わり、前回できなかったことができるようになる。その積み重ねが、「自分も変われる」という実感につながったと振り返る。

 その後、ボディビル大会にも挑戦し、初出場の静岡県大会で準優勝を経験。この成功体験が、落合氏(ときちゃん)にとっては単なる筋力向上ではなく、自信や思考を変える転機になった。そして30歳のとき、「マンツーマンで人を変える仕事がしたい」という思いから独立。
ちょうどパーソナルトレーニング市場が立ち上がるタイミングと重なり、「IMPROVE」の原型となる事業をスタートさせた。

 印象的なのは、落合氏(ときちゃん)が事業の軸を単なる身体づくりに置いていないことだ。インタビューでは、「ここに来れば変われる」「人はいつからでもどこからでも良くなれる」という思いを、社名や事業構想の中心に置いていると語っている。筋トレを通じて自らの人生が変わった実感があるからこそ、運動、美容、出会い、経営支援までを一つの線でつないでいるようだ。

 創業15年目を迎えた今、落合氏(ときちゃん)は3年計画と10年単位の構想を描きながら、将来的にはグループ100億規模も視野に入れているという。自らの変化の実体験を起点に、ウェルネス領域で事業を広げてきた落合時夫氏(ときちゃん)の歩みは、今後さらに注目を集めそうだ。
【編集:Y.U】
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