老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、学校給食のパートで働く場合の社会保険と雇用保険について解説します。

■Q:学校給食でパートをしています。社会保険に加入して働くのと、加入せずに働くのではどちらがよいのでしょうか?
「学校給食でパートをしています。時給1057円で、1日6時間、週4日働いています。勤務先からは『学校給食は長期休みがあるため、雇用保険には加入できないが、社会保険に加入するなら雇用保険にも加入する』と説明されました。社会保険と雇用保険は連動するのでしょうか。また、社会保険に加入して働くのと、加入せずに働くのでは、どちらがよいのでしょうか?」(富士急さん)

■A:勤務条件を満たせば、社会保険と雇用保険の両方に加入する場合があります
公立学校など地方公共団体で働く短時間労働者は、勤務日数や労働時間など一定の条件を満たすと、社会保険(健康保険・厚生年金保険)と雇用保険の加入対象となる場合があります。

ご相談者のように、1日6時間、週4日勤務であれば、勤務条件によっては社会保険と雇用保険の両方に加入することになります。社会保険に加入すると保険料が給与から差し引かれるため、手取りは少なくなります。

一方で、厚生年金に加入した期間は将来受け取る老齢厚生年金に反映されます。また、雇用保険に加入して一定の条件を満たせば、失業したときに基本手当などを受けられる場合があります。
さらに、健康保険には、病気やけがで働けなくなった際に支給される傷病手当金などの保障があります。

どちらがよいかは、現在の手取りを重視するのか、将来の年金や保障を重視するのかによって異なります。勤務先の加入条件も確認したうえで、ご自身の働き方に合った選択をするとよいでしょう。

文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)
銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
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