かつての吉本新喜劇の名コンビ、島田珠代と藤井隆が21日、大阪・ミナミのなんばグランド花月で夏の特別興行「リトル・ツインズ」の初日公演を上演した。

 ダブル主演の珠代と隆が双子として生まれた設定で繰り広げられるドタバタ吉本新喜劇。

藤井が現れると、満員の観衆は「キャーッ!」。姉の珠代が現れても「キャーッ!」。2人が予測不能の変顔ダンス、ド下ネタダンスを繰り広げると、烏川耕一が「時間! 時間!」と早くも終演時間を気にする展開に。藤井も「お姉ちゃんはここ(NGK)で泊まるつもり? 全然話が進まないよ!」。ギャグ「パンティーテックス」も、ファンの手拍子が珠代のシャウトをかき消すほどの熱気に包まれた。

 ゲストには宮川大輔が駆けつけ、藤井の06年のアルバムにも収録された珠代とのデュエット曲も披露される豪華な展開。さらに藤井をブレイクへと導いたギャグ「カラダの一部がHOT!HOT!」で熱狂は最高潮に達し、ラストで観衆はオールスタンディングとなった。

 上演時間は90分の予定だったが20分押しの110分かけて終了。藤井は「予定の時間を大幅に超えてしまって本当に申し訳ありません。こんな言い方するとアレですけど、あしたからちゃんとします」と観衆に笑顔の謝罪。一方、珠代は「あしたもやっぱり、もっとやっちゃうぞ!」とさらなる混沌(こんとん)へと怪気炎を上げていた。

 ハプニングもあったという。

上演後の会見で藤井は「(NGKの本公演が)押しちゃって、すぐ(自身の公演の)本読み。本読みの途中で始まってしまい、コンタクトを入れる間もなかった」と吐露。「でもクッキリ見えてたら緊張していた。ぼやけた世界でちょうど良かった」と振り返った。

 お互いを「私のお守り。でもぶれない帆」(珠代)、「正しいことも大事ですが、楽しいことを優先する。カッコいい姉さん」(藤井)とたたえ合う関係。だが意外にも「プライベートでほとんど会ったことがない」(藤井)のだとか。2人でNGKの舞台を席巻した00年代のように、今後も共演はあるのか。珠代は「歌って踊る天気予報。夜中1時くらいに5分くらいで」とミニ番組出演を夢想していた。

 22、23日にもNGKで上演される。

「お客さまが本当に楽しそうに笑ってくださって心強かったです」と藤井。珠代も「関節外れるくらい頑張って(ファンに)恩返ししたい」と全力投球を誓っていた。

 内場勝則石田靖、末成映薫、浅香あきえ、未知やすえ大山英雄、千葉公平、新名徹郎、清水啓之、金原早苗、多和田上人、小寺真理、筒井亜由貴、野呂桃花も出演した。

編集部おすすめ