韓国の先端科学技術を牽引する4つの科学技術院が、来年度からAIに特化した「AI単科大学」を設置する。しかし、その構想はすでに破綻の兆しを見せており、定員割れや教育の質低下が予測されている。
これは現場を知らない李在明政権が閣議決定した「科学技術×AI国家戦略」に基づくものだ。

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 各科学技術院にはすでに電算学部やAI大学院などの専門コースが存在している。にもかかわらず新設を進める背景には、政治主導の政策がある。

 一説によれば、AIが進展すれば10年後には人間しかできない仕事は大幅に減少し、大学進学の必要性すら薄れる可能性がある。教師がAIとなり、生徒もAIであるという構図――つまり人間が不要になる未来像だ。

 韓国では過去にも、政治家が技術トレンドに乗って「ソフトウェア学科」を乱立させたが、何を学び、何を教えるのかが定まらず、結局は有効利用できなかった歴史がある。流行に飛びついた結果、教育現場に混乱を招いた。

 現在、試験的に開講している1校では定員100人に対し志望者はわずか12人。高校生や浪人生にとっても進学のメリットが見いだせなかったのだろう。さらに教員の確保もなく、カリキュラムすら未整備のまま、7月を迎えようとしている。

 筆者はスマホにAIが割り込んでくると「二度と出てくるな」と罵倒する。AIに相談や議論を持ちかける気はない。
AIは便せんの余白に込められた人間の思いを理解できないからだ。

 流行に飛びつき、若者の可能性を潰すことが国家権力の役割なのか――その問いが突きつけられている。
【編集:fa】
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