【その他の写真:Coast Guard District Southern Mindanao FBから】
国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)および地元当局が11日までに公表した最新報告によると、犠牲者はソックスサージェン地方などで多数確認され、ダバオ地方での12人と合わせて計55人に増加した。また、倒壊した建物や落下物による負傷者は630人以上、行方不明者は34人となり、全半壊した家屋は約7900棟に上る。約8万8000人が被災し、数万人が公式避難所や屋外に設置された仮設テントで、絶え間ない余震への恐怖と闘いながら不自由な生活を余儀なくされている。
主要テレビ局ABS-CBNニュースの番組「TVパトロール(TV Patrol)」は、最も深刻な建物被害を受けた港湾都市ジェネラルサントス市(General Santos City)の現状を連日報道している。地元ラジオ局が入居する商業ビルなどの崩壊現場では、瓦礫の下に取り残された生存者の捜索と遺体回収作業(Search and Retrieval Operations)が現在も難航している。同市防災当局はすでに「災難事態(State of Calamity)」を宣言しており、国際的な支援の受け入れも含めた緊急対応を強化。病院の構造的損傷を懸念し、屋外テントでの医療活動も展開されている。
インフラ・物流への打撃も深刻さを増している。GMAネットワークの番組「24オラス(24 Oras)」は、公共事業道路省(DPWH)の集計を引用し、インフラ被害総額がすでに10億ペソ(約2030万米ドル)に達したと報じた。ジェネラルサントス国際空港は滑走路の亀裂や施設被害により一時閉鎖され、多数の商業便が欠航しており、現在も運航再開に向けた安全確認が続いている。また、各地の幹線道路は地滑りや路面陥没で遮断され、ダバオ・オクシデンタル州などの沿岸部や孤立した山間部への救援物資輸送が難航しているため、当局は空路での物資投下を実施している。
教育への影響については、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の命令を受け、教育省(DepEd)が被災地全域で学校の無期限休校措置を継続している。
国連人道問題調整事務所(OCHA)や地元当局の集計では、6200校以上の公立・私立学校で授業が停止している。校舎の構造的健全性(Structural Integrity)が専門のエンジニアによって完全に確認されるまで授業再開は認めない方針が明言されており、一部の学校は避難所としても使用されている状況だ。
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)が11日までにまとめた最新データによると、今回の地震は南西沖のコタバト海溝(Cotabato Trench)沿いの沈み込み帯に起因する逆断層型のプレート境界型地震と分析されている。8日の本震以降に記録された余震は2000回を超え、最大規模はM6.5に達した。今後数週間は強い余震が続く可能性が高く、降雨と相まって傾斜地での地滑りや、一度の揺れで弱体化した建物の倒壊に対し、最大級の警戒が呼びかけられている。
大手新聞インクワイアラー・ネット(Inquirer.net)などの分析記事は、建物被害が拡大した背景にある構造的な問題を指摘している。フィリピンの国家構造基準(NSCP)は本来、M7から8クラスの地震に耐えうる設計を義務付けているが、地方自治体による施工監査の甘さ、1990年代以前に建てられた古い建物の老朽化、耐震基準に適合していない物件の補強放置が被害拡大の主因とされている。政府は今後、完全に崩壊したビルや甚大な被害を受けた公共インフラについて、設計や施工段階における瑕疵の有無を徹底的に行政調査する方針を示している。
【編集:EULA】








![[音声DL版]TRY! 日本語能力試験 N3 改訂版](https://m.media-amazon.com/images/I/41mXWATUVjL._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】ダリオ・アルジェント PANICO (ビジュアルシート2枚セット付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41fRCrYhFTL._SL500_.jpg)

![BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち 豪華版 [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Daz1hpRML._SL500_.jpg)