フィリピン南部ミンダナオ島周辺で大地震が相次ぎ、住民に恐怖が広がっている。2026年6月8日午前7時37分、島南西沖でマグニチュード7.8の巨大地震が発生。
死者65人、行方不明者36人、負傷者1400人超に達した。住宅や学校が倒壊し、沿岸部には約1メートルの津波が押し寄せた。被害総額は11億3000万ペソ(約30億円)に及ぶ。

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 その傷跡が癒えぬ中、15日午後5時18分、ダバオオリエンタル州沖でマグニチュード6.2の地震が発生。震源は深さ約86キロ。ゼネラル・サントス市で震度3、ダバオ市で震度2を観測した。直接的な死傷者は報告されていないが、現地は再び緊張に包まれた。

 火山地震研究所によれば、両地震は異なる海溝に起因する。8日の地震は西側の「コタバト海溝」、15日の地震は東側の「フィリピン海溝」に近い海域が震源。短期間に別々のプレート境界で蓄積されたエネルギーが連続して解放された形だ。

 専門家は関連性を指摘する。巨大地震のエネルギーが周辺地殻にストレスを移動させ、東側の境界を刺激した可能性がある。
余震はすでに6144回、うち78回は体感できる揺れだった。地殻は極めて不安定な状態にある。

 市民防衛局は二次災害を警告。度重なる激震で地盤が緩み、建物構造が弱体化している恐れが高い。震度2や3でも土砂崩れや住宅倒壊を引き起こす危険がある。住民には斜面や崖に近づかないよう呼びかけている。

 ミンダナオ南部は海溝と活断層が複雑に交差する危険地帯。政府は迅速な情報提供と建物安全評価を最優先課題とする。住民は終わりの見えない余震に怯え、張り詰めた夜を迎えている。
【編集:Eula】
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