NXグループのNXタイロジスティクスは2026年6月17日、タイ・ブリヂストンとサステナビリティおよび企業の社会的責任(CSR)に関する協業の覚書を締結したと発表した。両社は物流面での協力関係を深化させ、使用済みタイヤの適正管理や資源循環の推進を通じて、持続可能な社会の実現を目指す。


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 協業の柱となるのは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の考え方に基づいた使用済みタイヤの適正な回収と管理だ。具体的には、再利用が可能なタイヤは、表面のゴムを貼り替えて再生する「リトレッド」として活用する。寿命を迎えたタイヤについては適切なリサイクル工程へ回すことで、不適切な再利用を防ぎ、安全性の確保と環境負荷の低減を図る考えだ。また、取り外したタイヤの状態や原因を共同で分析することで、タイヤの使用効率向上や寿命の延伸、リトレッド適性の向上に向けた検討も進めていく。

 環境分野だけでなく、地域に根ざした社会貢献活動も強化する。タイの陸運局サラプリ支局と連携した交通安全啓発プログラム「B―SAFE」を展開するほか、プーカエ植物園での自然保全・生物多様性保全活動にも共同で取り組む予定だ。

 今回の提携について、タイ・ブリヂストンの石井彰人社長は「気候変動や資源管理は単独では解決できない課題だ。強固なパートナーとの連携こそが持続可能な価値を生み出す出発点になる」と強調した。一方、NXタイロジスティクスの田辺真人社長は「両社のサステナビリティに対する共通の志を示すものだ。連携を通じて意義ある取り組みを着実に進め、次世代に向けた持続可能な未来の実現に寄与したい」と語った。

 NXグループは、長期ビジョンとして「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」を掲げている。今回の協業を通じ、強みであるグローバルネットワークと物流ノウハウを生かすことで、バリューチェーン全体での社会課題解決と環境負荷低減を加速させる方針だ。

【編集:af】
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