北海ブレント原油先物は2026年7月24日、1バレル=101.99ドルまで上昇し、心理的節目の100ドルを突破した。米国の在庫減少に加え、中東情勢の緊張が供給不安を強め、国際市場は急速に反応している。
価格上昇はアジア諸国の経済活動にも影響を及ぼす可能性が高まっている。

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 米国とイランの対立は一段と激化している。カタールの「アルジャジーラ(Al Jazeera)」は、ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊が複数のタンカーを拿捕し、航行制限を強めていると報じた。米軍はこれに対抗し、イラン国内の軍事施設に対する空爆を連日続けており、供給網の混乱が長期化する恐れがある。米国の「ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)」は、トランプ大統領が「イランが船舶を攻撃するたびに重要インフラを破壊する」と警告したと伝え、報復姿勢を鮮明にしている。

 さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海でのタンカー攻撃も供給不安を拡大させている。英国の「BBC(British Broadcasting Corporation)」は、サウジアラビアの石油タンカーが被害を受けたと報じ、紅海とホルムズ海峡の両方で緊張が高まる「二重リスク」が顕在化していると指摘した。これにより、世界の原油輸送路は深刻な混乱に直面している。

 今回の原油急騰は、供給網の混乱と地政学的リスクが同時進行する稀な局面を示している。原油が100ドルを超えたことで、アジア全体の経済活動に影響が広がるのは避けられず、燃料価格上昇が生活全般に直接的な打撃となる見通しだ。
【編集:af】
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