骨格から好印象を設計する印象設計専門家・池田曜央子(いけだ・ようこ)です。元建築士という経歴を活かし、感覚やセンスに頼らず理論で似合わせる骨格補正メイクを考案、トータルの外見づくりを研究し、SNSやレッスンなどを通して提案しています。


今回はSNSでも度々話題になる“鼻の肥大化問題”について。鼻が大きいと言われている芸能人が昔の写真と比較され、「切ないけどこれが自然の摂理」「私もにんにく鼻予備軍で悩んでいます」「芸能人でこれなら自分は絶望しかない」など、コメントが溢れかえっています。

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なぜ鼻は肥大化するのか、そしてその対処法はいかに。今回は鼻肥大の原因とメイクによる解消法について、「骨格補正メイク」を考案した筆者が解説してまいります。

年とともに、鼻が横に広がるのはなぜ?

顔の印象は、顔の中心である“三角ゾーン”で決まります。その三角ゾーンのセンターに位置するのが鼻です。つまり、センター・オブ・センターである鼻こそ“印象の要”であり、その見え方次第で印象が大きく異なります。

ちなみに理想的な鼻の横幅は、目頭のラインから内側に収まっている配置なのですが、年齢を重ねるにつれて、鼻は徐々に横に広がり高さは低くなります。なぜそのような変化が起こるのでしょうか?

●骨が痩せてくる:
骨密度は20代がピークで、特に50歳以降の女性は閉経によって女性ホルモン分泌が減り、骨密度が急激に下がっていきます。

顔の土台となる顔面骨も同様。加齢によって鼻の穴がある上顎骨が痩せ、鼻の空洞が広がり、小鼻の軟骨や皮膚が外側に引っ張られます。

加齢は避けられないものの、骨密度が下がりすぎないよう、食事で意識してカルシウム、ビタミンD、Kを摂りたいものです(乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆製品など)。

●鼻横の筋肉のコリ:
鼻横にある筋肉がコリで年固く縮み、皮膚を左右に引っ張る状態となるので鼻は横へと広がりやすくなります。
コリをほぐすように、指をカギ状に折り曲げ、第二関節を筋肉に当てて、軽く上下にマッサージしましょう。

ノーズシャドウはおすすめしない

続いて、メイクによる目の錯覚で、自然に鼻筋がスッと通って見えるメイク法についてお届けします。

よく見かけるのが、鼻筋を高く見せようと眉頭から下に向かってノーズシャドウを入れている人。「きっと鼻を高く立体的に見せたいんだろうな…」と、気持ちはよくわかるのですが、自然光の下、至近距離で見るとやはり不自然な人が多いです。

また顔の中心に影を入れることで、目周りがどんよりとくすんで見えてしまうことも。ただでさえ目周りがくすんでくる大人世代には、ノーズシャドウはあまりおすすめできない手法だと感じています。

スッとした鼻に見せる簡単メイク法

今回お伝えするのは、“影を足さずに光を強化”することで高く見せる失敗知らずの自然なメイク法ですので、ぜひお試しください。

①コンシーラーでスッとした鼻筋を演出:

肌より明るいコンシーラーを、叶えたい鼻筋の幅でまっすぐ引きます。コンシーラーブラシの幅がちょうどいいので、その幅で鼻筋を作ります。

「加齢で鼻が大きくなる」の対処法は?ノーズシャドウはNG、鼻をスッとさせる自然なメイク法
肌より明るいコンシーラーで鼻筋を作る。モデルは筆者(以下同)
そして、コンシーラーの境目を指でボカします。あまり広げすぎないように注意。

使用アイテム:TFIT カバーアッププロコンシーラー 03
肌の色より明るい色を選ぶのがポイント。今回は一番明るい色を使用。

「加齢で鼻が大きくなる」の対処法は?ノーズシャドウはNG、鼻をスッとさせる自然なメイク法
コンシーラーの境目をボカす
②マットなハイライトパウダーで鼻筋をフィックス:
サラッとした質感にするためハイライトパウダーでフィックスします。


使用アイテム:セザンヌ/トーンフィルターハイライト 02
うっすらピンクですが、肌に乗せるとほぼホワイトのマットパウダー。

③ラメパウダーでツンと尖った理想の鼻先が出現:
一番高いところをさらに高くするために、ラメパウダーで視線を集めましょう。鼻の一番先端にラメを点置きします。

使用アイテム:レブロン スキンライト プリズマティック ハイライター201
デパコスにも負けない繊細なきらめき

「加齢で鼻が大きくなる」の対処法は?ノーズシャドウはNG、鼻をスッとさせる自然なメイク法
一番先端にラメを点置き
「加齢で鼻が大きくなる」の対処法は?ノーズシャドウはNG、鼻をスッとさせる自然なメイク法
正面からも横からもキレイな鼻先に

簡単で仕上がりがとても自然

光効果でシャープな鼻筋を演出でき、横からみても鼻筋がスッと通っています。整形レベルに変わるのに、簡単で仕上がりがとても自然なのです。

鼻の肥大化は老化現象なので仕方のないことではありますが、その老化を緩やかに見せたいですよね。キュッと引き締まった鼻はそれだけで若々しい印象を与えます。簡単なのに驚くほど印象が変わるので、ぜひ鏡の前で練習してみてくださいね。

<文・撮影/池田曜央子 ※冒頭のイメージ画像:実在のモデル写真(左)を、AIで編集(右)>

【池田曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。
建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ
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