こんなことが起きるのは、もちろんオーストラリアだ。ある日の朝、愛犬のけたたましい鳴き声で目が覚めた男性は、あわてて飛び起き外を見渡した。
すると柵にぶら下がり、さかさまの状態で巨大なコウモリがにゅっと顔をのぞかせ、こちらをじっと見つめているではないか!
頭が柵に挟まって動けないのかもしれない。心配した男性は、急いで救助を呼んだ。
だがこのコウモリ、まったく困ってなどいなかったのだ。頭は自分で抜き差しできる状態で、ただ興味深く男性の犬を観察していたようだ。
デカいやつがこっち見てる!愛犬が大騒ぎ
オーストラリアのビクトリア州に住むジェイソンさんは、ある朝、彼は庭で激しく吠え続ける愛犬の声で目を覚ました。
犬に家の中に入るよう指示するが、どうしても中に入ってくれない。ちょっとしたパニック状態になっているようだ。
一体何事かとジェイソンさんは外に出て確認することに。
巨大なコウモリが一家を観察していた
すると、愛犬の脱走防止用に立てた柵に、1匹の巨大なコウモリが逆さまにぶら下がっている姿を発見!
よく見ると、頭が柵のすき間にすっぽり入り込んでいる。
ジェイソンさんは、コウモリの頭が挟まって動けなくなっているのではないかと心配したが、当のコウモリは、すごく落ち着いていたという。
逆に好奇心いっぱいの表情を浮かべ、犬やジェイソンサンをじっと見つめていた。
救助を呼んだがまったく困ってなかった。むしろ楽しんでいた
念のため、ジェイソンさんは地元のコウモリの保護団体フライ・バイ・ナイト・バット・クリニック[https://www.facebook.com/FlyByNightBats]に連絡した。まもなく救助スタッフが駆けつけた。
結局のところ、やはりコウモリはまったく困ってなかったようだ。頭も挟まっていたわけではなかった。
スタッフはいとも簡単に柵からコウモリを取り上げ、赤ちゃんみたいに胸に抱きかかえた。
コウモリにしてみれば、イヌとニンゲンという愉快な生き物をただ興味深く観察していただけなのかもしれない。
このコウモリは幼い個体とみられ、いったん施設に保護されることになった。怪我もなく健康で、いずれ野生へ帰されるという。
本当にユニークな体験でした。あの子が困ってなくてよかったです。と、ジェイソンは画像を投稿したRedditでそう語った。
フライ・バイ・ナイト・バット・クリニックは野生のコウモリの救助・保護、野生に返す取り組みを行っている。Facebook[https://www.facebook.com/FlyByNightBats/]ではその活動を見ることができる。
コウモリの正体は?
このコウモリは、ハイガシラオオコウモリ(Grey-headed Flying-fox)とみられる。
オーストラリア最大のコウモリで、翼を広げると最大1mに達する。首をぐるりと囲む赤茶色の毛と、足首まで生えた毛が特徴だ。
顔がキツネに似ていることから、英語ではフライングフォックス(空飛ぶキツネ)と呼ばれる。
果実や花の蜜を主食とし、日が暮れると花から花へと飛び回る。
一晩で最大50km移動し、その間に花粉や種子を遠くまで運ぶ。
森を育てる「空飛ぶ庭師」として、生態系に欠かせない存在だ。
だが生息数は減り続けており、国際自然保護連合(IUCN)は絶滅のおそれがある「危急種」に分類している。











