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ロックバンドが作るアニソンロックフェス“FLOW THE FESTIVAL”が3年目を迎えた2026年は、主催のFLOWにとっては100年に1度のFLOW(26)の年であり、バンドと深く結びつくアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の放送20周年を迎えたアニバーサリーイヤーでもある。そんな周年イヤーとなったフェスを、前年は病気療養で休止していたベースのGOT’Sも帰還して完全体となったFLOWがパワフルに引っ張った。
★DAY2のライブレポートはこちら
TEXY BY えびさわなち
Photo by SUGI、佐藤広理、郡元菜摘、柊 舞
SunSet Swishが幕開けに相応しいパフォーマンスで会場を盛り上げる
3年目となる“FLOW THE FESTIVAL”(以下「FTF」)の幕開け。DAY1のwelcome actとして最初にステージに登場したのはSunSet Swish。大歓声が巻き起こる。TVアニメ『冒険王ビィト エクセリオン』のEDテーマ「風のランナー」でライブをスタート。ピアノの旋律が軽やかに駆ける曲に続いたのはTVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』EDテーマである「モザイクカケラ」だ。佐伯大介の伸びやかな高音の背を押すようにスクリーンにルルーシュたちの姿が映し出され、紫のペンライトが揺れた。『コードギアス 反逆のルルーシュ』が放送から20周年を迎えた縁で今回の出演に繋がったと話す佐伯にフロアから拍手が送られる。TVアニメ『おおきく振りかぶって』の第2期EDテーマ「ありがとう」に続いた「マイペース」が大きな盛り上がりを生む。TVアニメ『BLEACH』のEDテーマであるこの曲。“一つ!数えて進めばいい、二つ!数えて休めばいい、三つ!数えて考えりゃいい マイペースで進めればいい”とサビの部分でオーディエンスが指を挙げながら大合唱を響かせた。同じく『BLEACH』のEDテーマ「さくらびと」まで全5曲で、「ようこそ“FTF”へ」と観客をフロアへと迎えたSunSet Swish。本編開始前の時間を笑顔でいっぱいにした。
圧倒的パワーとグルーヴで駆け抜けるSurvive Said The Prophet
会場にアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』からルルーシュ・ランペルージ(CV:福山潤)、枢木スザク(CV:櫻井孝宏)の2人の掛け合いでのナレーションが響く。FLOWとの関係が非常に深い作品の放送20周年を高らかに謳う2026年の“FTF”ならではの時間で、フェスは開幕を迎えた。
恒例のオープニングSEと映像によって大歓声に包まれたステージにSurvive Said The Prophetが登場。クラップに迎えられ、ダンサブルで圧倒的なパワー感のある歌を響かせると、“FTF 2026”から新設されたスタンディングエリアでは、「Useless」でYoshの声がフロアを席捲するなか、早くもモッシュが始まり、大合唱が沸いた。TVアニメ『炎炎ノ消防隊 参ノ章』第2クールEDテーマ「Speak of the Devil」の、畳みかけるビートとシャウトからサークルモッシュにヘドバンのスタンディングエリア、そして赤いペンライトが大きく揺れる客席という景色が。これこそロックバンドが創るアニソンロックフェスだからこそ見せられる景色だった。「素敵な景色を本当にありがとう、FLOW!」とYoshも言葉にしていた。劇場版『コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道』主題歌「NE:ONE」ではコール&レスポンスと共に、伸びやかな歌声とクラップも起き、軽やかなステップを踏むメンバーと共に歌声が沸くなか、スクリーンにはルルーシュたちの姿も。「FLOWとは『コードギアス』兄弟です。アニメ放送20周年、おめでとうございます!」とYosh。ペンライトの光の海の中で音像が厚くエモーショナルなロックンロールを響かせ、オーディエンスの熱を上昇させていく。続けてTVアニメ『東京24区』のOPテーマ「Papersky」が「オイ!オイ!」という強大なコールと共にラウドに轟き、座席にいるファンもスタンディングエリアの観客と変わらず高く跳ねれば、TVアニメ『BANANA FISH』の第2クールEDテーマ「RED」ではフロアが赤一色に染められ、魂の叫びにも似た強烈なシャウトに「Wow Wow」と合唱が起きた。そして彼らのアニソン“代表格”でもあるTVアニメ『ヴィンランド・サガ』OPテーマ「MUKANJYO」が大歓声を切り裂くように響くと、クラップと会場のシンガロングが発生し、グルーヴを生み出す。全身から鳴らすように体を揺らすギターのTatsuya、慟哭のようなShowのドラムが会場を震わせるなか、ラストは「一緒にワチャワチャしちゃおうぜ!」とTVアニメ『BANANA FISH』の第1クールOPテーマ「found & lost」だ。
Survive Said The Prophetのライブが終わると、スポットはメインステージからサイドステージへ。“休む隙を与えないステージ”に「すごいね。今日はこれが6時間続くんだよ⁉」と言いながら登場したアナウンサーの吉田尚記。彼をMCに“アニソンおじさん(=音楽有識者)”を中心に“FTF 2026 DAY1”について語る時間だ。クリエイターズトークと題されたこのコーナーに登壇したのは音楽プロデューサーで音楽評論家の冨田明宏、音楽ライターの澄川龍一、声優でアーティストの結那、さらに新日本プロレスのプロレスラーであるグレート-O-カーン。SunSet Swish、Survive Said The Prophetの感想と、ここからの出演バンドの見どころをなどで会場を盛り上げた。
10年ぶりに活動再開したHOME MADE 家族との再会に会場が沸く
メインステージにHOME MADE 家族が登場。2016年に活動を休止していた彼ら。“FTF 2025”ではMICROとKUROがシークレットゲストとして登場したが、2026年5月に10年ぶりに3人での活動を再開した。そのステージはTVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のOPテーマ「少年ハート」からスタート。前年はHOME MADE 家族ではなく、2人での出演だったために“カバー”で歌った1曲が、“オリジナルバージョン”で響く。FLOWとも繋がるこの曲に、フロアではトラパーを思わせるグリーンの光が、風を巻き起こすように揺れた。
サイドステージに「Project LEAP!(プロジェクト・リープ)」が登場。スタイルキューブ、Elements Garden、REAL AKIBA GROUPの3社が共同で立ち上げた「アイドル×声優」としてアーティストを発掘し、育成する次世代プロジェクトだ。オーディションを経て選ばれた総勢18人のメンバーから“FTF 2026”には 蒼乃 音、ひより、華山七彩、櫛田なるみ、咲田ゆなの5人が登場。キュートで元気なパフォーマンスを見せ、会場を華やかに盛り上げた。
唯一無二のパフォーマンスとパワフルなサウンドで魅了する打首獄門同好会
ほんわかムードから一転。メインステージに打首獄門同好会が登場。いきなり菓子が配布され、大量に配布された菓子をペンライトのように振りながら「デリシャスティック」からライブがスタート。ヘドバンをしながら、菓子とペンライトが揺れ、轟音がぴあアリーナMMを震撼させる。「早速、我々のアニメソングを聴いてもらってもよろしいでしょうかー⁉」と大澤敦史の声に沸く大歓声。アニメ『極主夫道』の映像と共にOP主題歌「シュフノミチ」で重低音から轟くと、主夫の生き様をリアルに描写した言葉が放たれ、ペンライトの光が激しく揺れた。スタンディングエリアはサークルモッシュで波打ち、このフェスでの最高潮の瞬間を刻み付けた。
サイドステージにはDJ KOOが登場。「残酷な天使のテーゼ」が響き出し、大歓声が眩いばかりに光を集めるDJへと送られる。デビュー45周年を迎えたレジェンドDJのプレイにフロアの熱気は一気にヒートアップ。重厚なラウドロックに占められていたフロアがミラーボールの光の似合うダンスフロアへと変貌する。
“FTF”に欠かせない盟友・GRANRODEOがヒット曲で盛り上げバトンを繋ぐ
眩しいDJタイムからバトンを受け取ったのはFLOWの盟友・GRANRODEO。3回目の開催となった“FTF”で皆勤賞を誇る彼らの登場がアナウンスされると、フロアの声は一層大きくなった。TVアニメ『黒子のバスケ』の代名詞の1曲「Can Do」からライブをスタートさせたGRANRODEO。赤く染まったフロアに高らかに轟くe-ZUKAのギターとKISHOWのハイトーンのボーカルに、フロアではクラップから「オイ!オイ!」の声があがり、大合唱も発生していく。ステージのパワーに負けないとばかりに熱を放つオーディエンス。スタンディングエリアはライブハウスの様相となり、会場の温度を上昇させた。華やかさのあるグラマラスなロックンロールがフロアを駆け巡ると、ライブはTVアニメ『拷問バイトくんの日常』のOP主題歌「GO GO PARADISE!!」へ。高音シャウトがオーディエンスを熱狂へと連れ出す。「このフェスに3年連続3回出演しているのは、FLOWと我々だけということで。ありがとうございます!FLOW兄さん!」とKISHOW。その言葉で会場は拍手に包まれた。「トリの前の会場を盛り上げる役を仰せつかっておりますので、往年のアニソンの数々をここで披露させていただきたいと思います」と言うと、2026年で10周年を迎えたアニメ『文豪ストレイドッグス』からOPテーマ「TRASH CANDY」が響く。「オイ!オイ!」と割れんばかりのコールが沸くフロアは、重厚なギターリフで紡がれるソリッドなロックチューンに熱狂した。続けて二胡の音が響き、TVアニメ『最遊記RELOAD -ZEROIN-』のOPテーマ「カミモホトケモ」へ。躍るようなメロディと畳みかけるビート、そして冒険譚を彷彿とさせるギターの音にフロアの赤いペンライトが大きく揺れた。さらにノスタルジックなイントロから重厚なヘビーロックが轟き、「オイ!オイ!」の声が沸いたのはTVアニメ『カーニヴァル』OP主題歌「偏愛の輪舞曲」だ。耽美かつカラフルなサウンドが疾走し、艶めく音にオーディエンスのテンションもヒートアップしていった。「盛り上がってますか?すごいね。“FLOW FES”ってこんな盛り上がるんだね」と笑顔を見せたKISHOW。ラストはTVアニメ『黒子のバスケ』のOPテーマ「変幻自在のマジカルスター」だ。掻き鳴らされるギターリフが躍動する疾風怒濤のメロディックなスピードメタルにフロアから大合唱が起きた。FLOWへと熱を渡す全7曲は灼熱のステージだった。
サイドステージでは挑戦者たちによる「のど自慢大会」が開催。FLOWに刺激を受け、マイクを握った挑戦者たちにフロアから沸いた大きな拍手は驚きの歓声へと変わる。なんときただにひろしが飛び入り参加したのだ。披露したのはOfficial髭男dismの「Cry Baby」⁉脱帽の歌唱力を響かせるという、まさかの展開にオーディエンスは大興奮。もちろんレジェンドアニソンシンガーは最後にTVアニメ『ONE PIECE』のOP主題歌「ウィーアー!」を歌う2重のサプライズ!会場一体の歌声が「のど自慢大会」を彩った。
エレクトロニカとラウドなバンドサウンドで人気のRAISE A SUILENが登場!
メインステージにメディアミックス作品『BanG Dream!』から誕生した5人組のガールズロックバンド・RAISE A SUILENが登場。大きな歓声が会場を包むなか、ボーカル・ベースのRaychell (レイヤ役)、ギターの小原莉子(ロック役)、ドラムの夏芽(マスキング役)、キーボードの倉知玲鳳(パレオ役)、DJの紡木吏佐(チュチュ役)が姿を見せるとフロアはグリーンの光が揺れた。ロックバンドによるアニソンロックフェスでの自身のステージの幕開けを、Fear, and Loathing in Las Vegasの提供曲「Drown Out the Noise and Push Through the Trash」をラウドに響かせ、骨太なロック魂を感じさせた。Raychell のハイトーンボーカルが会場を撃つように駆け抜けると、観客席のオーディエンスは頭を揺らし、ペンライトを大きく振り、スタンディングエリアではヘドバンにサークルモッシュが巻き起こった。熱いDJプレイのイントロから重厚なバンドの音が地響きのように轟くなか、高音でメロディックなボーカルを掛け合いのような応酬で聴かせる「JUST THE WAY I AM」から、「全力で飛ばしていくよ!」のRaychellの声から始まった「OUTSIDER RODEO」へ繋ぐ。紡木吏佐のラップが印象的な1曲に、オーディエンスも声をあげた。ここでコール&レスポンスが巻き起こり、会場を1つにしていくと、観客と一体となって怪獣ポーズを決めた「V.I.P MONSTER」へ。コールが起き、一斉にヘドバンが見える景色は圧巻だった。アニメ『BanG Dream! 3rd Season』の挿入歌である「EXPOSE ‘Burn out!!!’」では「オイ!オイ!」とコールが起き、クラップの中で響く。アグレッシブなデジタルロックの音の波が押し寄せるように響くステージングに、会場は一気にクライマックスの様相に。さらに彼女たちのデビューシングル「R・I・O・T」はファンと共に育ててきたと感じさせる圧巻のパフォーマンスを見せ、ラストの「HELL! or HELL?」まで、“FTF2026”の紅一点バンドは圧倒的なパワーで熱を刻み付けた。
サイドステージは再びクリエイターズトークだ。吉田を筆頭に澄川、冨田、結那、グレート-O-カーンが登場し、ここまでの“FTF 2026”を興奮交じりに振り返る。ここで語られたのはスペシャルコラボレーションアーティストのhide with Spread BeaverとFLOWのKOHSHI、TAKE兄弟のこと。1996年の代々木第一体育館でのライブを観に行った2人は、観客をステージに呼び込む演出でステージに上がり、hideの背を見ながらライブを体感する。その瞬間が、彼らをFLOW結成へと動かすことに。運命が繋いだライブが奇跡の邂逅を果たすことへの期待感が高まるなか、遂にメインステージにFLOWの姿が。
次ページ:7時間が経ったとは思えない熱気に包まれる会場。ラストに登場するのは我らがFLOW!
7時間が経ったとは思えない熱気に包まれる会場。ラストに登場するのは我らがFLOW!
合図によりオーディエンスが一斉にケミカルライトを折ると、それは統一した色ではなくいくつもの色として灯り、フロアをカラフルに彩った。そこに流れだすのは「COLORS」。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1クールのOPテーマとして、物語の始まりを高らかに奏でた1曲だ。放送から20周年を迎えた同作。この曲も誕生から20周年となる。
ここでSunSet Swishの佐伯大介も登場し、KOHSHI、KEIGOと共に歌い上げ、同じ作品の主題歌を歌っていた2組が、20年の時を経て共演を果たすこととなった。そんな歌声に寄り添うようにアニメの映像がスクリーンに映し出され、会場を盛り上げると、さらにアプリゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』第4部主題歌「White Moon」のイントロのピアノの旋律に会場から歓声が沸き、切なさを振り切っていくような熱のある音とボーカルに向けて青と紫の光が揺れる。「3年目、まずはDAY1できたぞー!」とKEIGO。そのままライブは劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』の劇中歌「HERO ~希望の歌~」へ。クラップと合唱が迎えるなか、ステップを踏みながら楽しむオーディエンスが会場を情熱の赤に染める。
続く「CHA-LA HEAD-CHA-LA」ではProject LEAP!の5人がステージへ。キュートなダンサーを引っ提げたFLOWを映し出すスクリーンにコミック的な演出が入り、躍動感が加速する。
ここでガラリと空気を変えるフロア。KOHSHIが歌い出したのは「Sign」。TVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』のOPテーマであり、世界中で愛される1曲で、Survive Said The Prophetがステージへ。層の厚くなった歌にフロアの大合唱が重なり、大きな熱の塊となった。ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』の主題歌「LOST」の、壮大でドラマチックな旋律で会場を圧倒すると、「1年目、2年目と最高を更新し続けています」とKEIGO。2026年が100年に1度の26(FLOW)の年であることが告げられた。
続いてステージにHOME MADE家族が呼び込まれる。2009年にFLOW∞HOME MADE家族でリリースしたコラボシングルからソウルでロッキンなパーティーチューン「NIGHT PARADE」を10年ぶりのコラボで聴かせるとご機嫌な1曲に観客が大きく跳ねる。そんな彼らと共にTVアニメ『NARUTO-ナルト-』のOPテーマ「GO!!!」を2組合体バージョンで響かせると、4色のボーカルに楽しさがみなぎった。続くコラボには「待ってました!」の歓声が。FLOW×GRANRODEOのステージだ。歌と音で掛け合いながら、両バンドのエネルギーをぶつけ熱を帯びていく「New World」でフロアを熱くすると、続けて3色のボーカルが個性を衝突させながら熱気を上昇させる「7 -seven-」では会場全体で歌声を奏で、フロアは1つになった。
ここで会場が暗転。スペシャルコラボステージを知らせる映像に観客の興奮も最高潮に。hide with Spread Beaverの登場だ。ステージにI.N.AとKIYOSHI。「今日は浅川兄弟の30年越しの思いと共に、ロックンロールの神様を呼んでみようと思います」とKIYOSHIの声に、hideがスクリーンに登場。「ピンク スパイダー」が掻き鳴らされる。艶めくエレクトロニカ・ダンスロックがグルーヴ感たっぷりに会場に広がると、hideとKEIGO、KOHSHIの声が昇っていく。TAKEとKIYOSHIの2本のギターが絡み合い、フロアを駆け巡り、観客は疾風のサウンドに歌声を重ねていった。ラストは出演アーティストが全員呼び込まれ、全員でhide with Spread Beaverの「ROCKET DIVE」を歌う。hideが歌うと、全員でスクリーンを見上げ、その声に誰もが興奮を隠せない様子だった。KOHSHIとTAKEがずっと追いかけてきた背中が、歌声が、そこにはあった。FLOW誕生のきっかけを作ったアーティストとの運命の共演を“ロック”が結び、DAY1は幕を閉じた。
〈DAY1 セットリスト〉
SunSet Swish
M1-1. 風のランナー
(TVアニメ『冒険王ビィト エクセリオン』EDテーマ)
M1-2. モザイクカケラ
(TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』EDテーマ)
M1-3. ありがとう
(TVアニメ『おおきく振りかぶって』第2期ED主題歌)
M1-4. マイペース
(TVアニメ『BLEACH』EDテーマ)
M1-5. さくらびと
(TVアニメ『BLEACH』EDテーマ)
Survive Said The Prophet
M2-1. Useless
M2-2. Speak of the Devil
(TVアニメ『炎炎ノ消防隊 参ノ章』EDテーマ)
M2-3. NE:ONE
(劇場版『コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道』主題歌)
M2-4. The Happy Song
M2-5. Papersky
(TVアニメ『東京24区』OPテーマ)
M2-6. HI l LO
M2-7. RED
(TVアニメ『BANANA FISH』第2クールEDテーマ)
M2-8. MUKANJYO
(TVアニメ『ヴィンランド・サガ』1st シーズンOPテーマ)
M2-9. found & lost
(TVアニメ『BANANA FISH』第1クールOPテーマ)
HOME MADE 家族
M3-1. 少年ハート
(TVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』OPテーマ)
M3-2. We Are Family
M3-3. 流れ星 ~Shooting Star~
(TVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』EDテーマ)
M3-4. FREEDOM
(TVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』EDテーマ)
M3-5. NO RAIN NO RAINBOW
(『劇場版 NARUTO-ナルト-疾風伝 絆』主題歌)
M3-6. サルビアのつぼみ
M3-7. サンキュー!!
(TVアニメ『BLEACH』EDテーマ)
打首獄門同好会
M4-1. デリシャスティック(1番のみ)
M4-2. シュフノミチ
(アニメ『極主夫道』OP主題歌)
M4-3. カンガルーはどこに行ったのか
(TV『しまじろうのわお!』うたのコーナー)
M4-4. サクガサク
M4-5. 布団の中から出たくない
M4-6. 部長ぷっちょどう?
M4-7. はたらきたくない
M4-8. フローネル
M4-9. 日本の米は世界一
GRANRODEO
M5-1. Can Do
(TVアニメ『黒子のバスケ』OPテーマ)
M5-2. GO GO PARADISE!!
(TVアニメ『拷問バイトくんの日常』OP主題歌)
M5-3. TRASH CANDY
(TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第1シーズンOPテーマ)
M5-4. カミモホトケモ
(TVアニメ『最遊記RELOAD -ZEROIN-』OPテーマ)
M5-5. 偏愛の輪舞曲
(TVアニメ『カーニヴァル』OP主題歌)
M5-6. Once & Forever
(PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』サイドストーリーOPテーマ)
M5-7. 変幻自在のマジカルスター
(TVアニメ『黒子のバスケ』OPテーマ)
RAISE A SUILEN
M6-1. Drown Out the Noise and Push Through the Trash
M6-2. JUST THE WAY I AM
M6-3. OUTSIDER RODEO
M6-4. V.I.P MONSTER
M6-5. EXPOSE ‘Burn out!!!’
(アニメ『BanG Dream! 3rd Season』挿入歌)
M6-6. R・I・O・T
(アニメ『BanG Dream! 2nd Season』『BanG Dream! 3rd Season』挿入歌)
M6-7. HELL! or HELL?
FLOW
M7-1. COLORS
(TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』第1クールOP)
M7-2. White Moon
(アプリゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』第4部主題歌)
M7-3. HERO ~希望の歌~
(劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』劇中歌)
M7-4. CHA-LA HEAD-CHA-LA
(劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』主題歌)
M7-5. Sign
(TVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』OPテーマ)
M7-6. LOST
(ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』主題歌)
M7-7. NIGHT PARADE(FLOW∞HOME MADE家族)
M7-8. GO!!!
(TVアニメ『NARUTO-ナルト-』OPテーマ)
M7-9. New World(FLOW×GRANRODEO)
M7-10. 7 -seven-(FLOW×GRANRODEO)
(TVアニメ『七つの大罪』EDテーマ)
M7-11. ピンクス パイダー(hide with Spread Beaver)
M7-12. ROCKET DIVE(hide with Spread Beaver)
“FLOW THE FESTIVAL”DAY2ライブレポート
少年時代に憧れたアーティストと、30年越しに夢の共演を果たしたKOHSHIとTAKE、という運命的な瞬間もあったDAY1から一夜明けた6月7日。「今年はライブ強者を集めた」と言うFLOWだが、まさしくフェスを熱く彩ってきたバンドが集結した“FLOW THE FESTIVAL”(以下‟FTF”)、そのDAY2がいよいよ開幕。本編の開幕を前に、午前中から会場には観客が続々集結していく。そんなオーディエンスへ「ようこそ!“FTF”へ」と音を鳴らすwelcome actがステージへ。
REAL AKIBA BOYZ & REAL AKIBA BAND feat.スピラ・スピカが
賑やかにDAY2の幕開けを飾る
DAY2のステージで最初に音を鳴らすのはREAL AKIBA BOYZ & REAL AKIBA BAND feat.スピラ・スピカだ。まずはREAL AKIBA BOYZ & REAL AKIBA BAND が登場。日本武道館公演を成功させたほどの“ライブ強者”でもある彼らの、ワンマン仕様で見せるパフォーマンスは「おジャ魔女カーニバル!!」(MAHO堂)からスタート。入場したばかりの観客も飛び跳ね、駆ける。彼らのライブマストチューンでもある「テクノブレイク」(らっぷびと)のあとに「今年も参加させてもらって、FLOWの兄貴たちには感謝です!」と叫ぶと、ステージにスピラ・スピカの幹葉を呼び込む。ここでTVアニメ『黒猫と魔女の教室』EDテーマである新曲「ちゅーんあっぷ☆」を「楽しんでいきましょう!」と披露。目の覚めるようなキュートな歌声によって、一気にエンジンが入った会場から熱気が放たれた。TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』のOPテーマであり、「THE FIRST TAKE」でスピラ・スピカfeat.REAL AKIBA BOYZで聴かせた「アオとキラメキ」をREAL AKIBA BOYZのダンスパフォーマンスと共に軽快かつ爽快に、躍動するボーカルが響き渡った。「またライブで会えたら嬉しいです!」と笑顔の幹葉がステージを降りると、「アイドル」(YOASOBI)で会場はさらに熱を帯び、「versus」までの全6曲でフロアを盛り上げると、本編に向けて見事にフロアを熱くした。
アニソンロックフェスに初参加の9mm Parabellum Bulletが見せた熱気溢れるステージ
“FTF 2026”のDAY2が本格的に開幕。前日はルルーシュとスザクの2人のMCだったが、2日目はゼロにジャックされる。ゼロによるコール&レスポンスでオーディエンスが沸くと、オープニングVTRに続いてステージに現れたのは9mm Parabellum Bulletだ。ライブバンドとしても広く知られ、各地フェスを熱狂の渦に巻きこむロックバンドである彼ら。これまでアニソンロックフェスに出演した機会はなく、稀有な経験となったこのステージ。1曲目は「Baby, Please Burn Out」だ。「オイ!オイ!」の声と、赤いペンライトが揺れる中でステージに浮かび上がるシルエット。ボーカル&ギターの菅原卓郎が紡ぎ出すギターのリフと伸びやかなボーカルに、ベースの中村和彦と、ギター&ドラムの滝 善充によって叩き出されるソリッドなビートにオーディエンスはステップを踏み、クラップで応える。哀愁感のあるメロディから胸を打つ力強さへと印象を繋げていく「名もなきヒーロー」では拳があがる。クラップで一体感が生まれる。疾走するギターがヘビーに轟く「The Revolutionary」に続いたのは、TVアニメ『ベルセルク』第2期OPテーマ「サクリファイス」だ。ダークファンタジー作品として人気の高い作品のヒリヒリとした緊迫感を滲ませた鋭利な音でフロアを席捲した。「歴史的周年イヤーの“FLOW THE FESTIVAL”に呼んでいただいて、そしてこんな景色を拝見させてもらってありがとうございます」と菅原。初のアニメ主題歌を作る際、自分たちには89秒にリアレンジすることはできない、と90秒の曲を作った、と話す。それが今から演奏する「インフェルノ」だと言うと、会場から驚きのどよめきと共に拍手が沸いた。「サクリファイス」と同じくTVアニメ『ベルセルク』第1期OPテーマである「インフェルノ」の電撃の90秒。感情的で激しさあるドラムのビートに高速のギターが駆け抜けるナンバーがアニメの映像と共に会場に響き渡った。体を揺らし、拳を上げるオーディエンスは、続くメロディックな「ハートに火をつけて」で「オイ!オイ!」と声をあげ、ステップを踏んで熱気を生む。重低音と掻き鳴らされるギターの音色の「Cold Edge」から高らかに歌い上げられるブルージーな「Black Market Blues」、そして畳みかけるビートとギターで圧倒するラストの「Punishment」まで、息つく隙を与えない熱気を孕んだステージを見せた。
DAY2のサイドステージ。まずはDAY1に続き、クリエイターズトークだ。吉田尚記アナを先頭に、ライブ・イベントプロデューサーの齋藤P、アニメ音楽誌・リスアニ!編集長の馬嶋 亮、幹葉 from スピラ・スピカ、龍 from REAL AKIBA BOYZというメンバーだ。ここまでの感想とここからのライブの見どころを語り合う。こうしたパネラーが登場してトークや裏話が聞けるのは、フェスであると同時に海外で開催されるアニメコンベンションを思わせる。2006年にアメリカ・テキサス州ダラスで開催された“AnimeFest 2006”に参加して以来、世界中を巡り、遂にライブで世界の五大陸を制覇したFLOWだからこそできる、ロックバンドによるアニソンロックフェスだと感じさせた。
ヒットアニソン連発で持ち上げるCHiCO with HoneyWorks
メインステージにCHiCO with HoneyWorks。「いくぞ!“FLOW THE FESTIVAL”DAY2!」と声をあげると、アッパーチューンの「アイのシナリオ」からライブがスタート。TVアニメ『まじっく快斗1412』のOPテーマで、勢いをつけるようにスタンディングエリアでサークルモッシュが巻き起こる。TVアニメ『銀魂゜』OPテーマ「プライド革命」の爽快なピアノロックに伸びやかなCHiCOの歌声が駆ける。幕開けから「待っていました!」感のステージに、スタンディングエリアのみならず座席の観客も大きく跳ねた。続けてTVアニメ『愛してるゲームを終わらせたい』OPテーマの「君のせいで愛してる」へ。かわいらしいラブソングを透明感あるボーカルで響かせ、ピンク色に染められたフロアで手を上げるオーディエンスに胸きゅんを味わわせると、TVアニメ『アオハライド』のOPテーマ「世界は恋に落ちている」の爽快なロックンロールでも軽やかな歌声を響かせた。全身から放つようなパワフルで雄々しさある歌声からピュアで瑞々しいボーカルまで、その多彩な歌唱力を遺憾なく聴かせると、ライブ強者としてのパフォーマンスを見せつけていく。TVアニメ『銀魂~よりぬけ!銀魂さん~』のOPテーマ「今日もサクラ舞う暁に」ではタオルを回し、大合唱で会場を2つにしていくと、ステージ上から会場を見渡して軽快なビートに歌声を跳ねさせ、笑顔を見せたCHiCO。「周りが就職や進学を考えているなか、私は“歌一本でやるんだ”と必死に音楽の道を進んできたんですけど、諦めずに音楽の道を進んできてよかったなと感じています。そうじゃなければ今日、こうして皆さんと出会うことはなかったので。その幸せを噛みしめてやっていこうと思います」と言うCHiCOに拍手が送られた。そして魂を込めてTVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のOPテーマ「我武者羅」でぶちかますと、会場は眩しいまでの光と「オイ!オイ!」の声に満たされる。ラストはTVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』のEDテーマ「決戦スピリット」だ。ポジティブなメッセージが大合唱によってより強力に響かせた。
サイドステージに登場したのはアナタシア。ブレイクダンスやアクロバットを取り入れた息の合ったダンスパフォーマンスで見せる踊り手グループだ。Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」からキレのあるダンスで会場を魅了すると、全身で楽しむその姿でダンスの魅力をオーディエンスに届けたのだった。こうしたパフォーマンスに特化したグループとの親交が深いFLOWならではの招聘となったこのステージは、フェスをさらに熱く彩った。
一瞬にして会場を“angelaワールド”に染め上げたatsukoとKATSU
ガラリと会場の空気を変えたのはメインステージのangelaだ。「ぴあアリーナMMに集いし、“FLOW THE FESTIVAL”の騎士たちよ!」と呼び掛け、ステージ、オーディエンス、そこに集まる総員で敬礼。厳かに鳴り響く「シドニア」。「オイ!オイ!」の声があがる中、突き進む行進曲に「KNIGHTS OF SIDONIA!」のコールが沸いた。壮大で雄壮なトランスサウンドに観客は大きく跳ねる。TVアニメ『シドニアの騎士』のOP主題歌である彼らの代表曲のあと、「皆さ~ん!こ~んにちわ~!」とatsuko。会場のペンライトを2色に分け、振付を指南し、TVアニメ『K』のOP主題歌「KINGS」へ。息つく隙も与えないatsukoのマシンガンMCからKATSUが前へ踏み出し、クラシカルな旋律が印象的なイントロへと突入し、優美に響くボーカルにオーディエンスの歓声とアクションが熱を重ねた。
“アニソン界の代表取り乱し役”と自己紹介をすると、「ボーカルがかわいい、ボーカルの性格がいい、ボーカルの作る楽曲が最高」と続け、大歓声を浴びる。「angelaはしゃべりが長い」と言うatsuko。9曲やるバンドもいるけれど「皆さん、気づいていないかもしれないけど、もう1曲分しゃべってます」とKATSUも口にして、フロアに観客の笑い声が響いた。そしてライブはangelaのかわいらしさを詰め込んだ「乙女のルートはひとつじゃない!」へ。ゴージャスなボーカルと軽やかなビートが印象的なTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のOPテーマの1曲では、スクリーンに映し出されるMVの令嬢・atsukoでも観客を楽しませ、続く「イグジスト」が会場の空気をガラリと変えた。美麗なストリングスとハープの音がデジタルサウンドと渾身のビートと共に圧倒するTVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』OP主題歌で大合唱が起きたあとには、夏の軽快パーティチューンの「全力☆Summer!」が響く。
短パン姿のバナナのマスクマン(バナナマン)も登場し、会場一体でタオルを回せば、会場は真夏の様相に。バナナマンとして踊っていたのはなんとFLOWのTAKEとORANGE RANGEのHIROKIだったことが判明し、観客は大喜び。ラストはTVアニメ『蒼穹のファフナー』のOP主題歌「Shangri-La」だ。オリエンタルなメロディと情熱的なストリングスに重なるatsukoのボーカル、そしてフロア一体の歌声が“FTF”に熱を刻んだ。
サイドステージにはDJブースが登場。DJ MegucheeによるDJタイムだ。DJとしてアニクライベントなどでも活躍する声優の櫻川めぐが、“FTF”へのリスペクト、そして自身の原点をも連想させるような赤をベースとしたスタイルで現れ、会場からは歓声と拍手が沸く。「メグメグ☆ファイアーエンドレス」から「FIRE BIRD」まで、フロアを熱くするナンバーが並ぶセットリストでぴあアリーナMMをダンスホールへと変えた。スタンディングフロアも含め、オーディエンスは大きく体を揺らし、共に歌い、“休憩時間にはさせない”とばかりに彼女が届ける楽曲を堪能していた。
“踊れるロック”で会場全体を揺らしたフレデリック
メインステージにフレデリックの登場を告げられる。高揚感と疾走感あるダンサブルでポップなロックナンバー「スパークルダンサー」で幕を開けたライブ。緑一色に染まったフロアでオーディエンスも跳ねる。「光はめちゃくちゃ足りてる!あなたの声が足りません!どうですか?」とボーカル&ギターの三原健司に大歓声が応えた。クラップで1つになった会場に、続けてTVアニメ『恋と嘘』のOPテーマ「かなしいうれしい」が鳴り出す。アニメの映像と共に軽やかなダンスビートが軽快に紡ぎ出され、ループ感あるビートにフロアのクラップビートが重なっていく。どこか切なさ滲むベースラインとギターの音色が作品の世界観を思い出させた。続いて「すべてのものづくりをするあなたに」と健司の言葉でスクリーンに映し出されたのは劇場アニメーション『数分間のエールを』。その映画の主題歌であり、瑞々しい青春の色彩感が宿る「CYAN」が響き渡る。爽快なギターロックの勢いのままに、ベースの三原康司もギターの赤頭隆児も、ステージを歩き、フロアに差し出すように音を届け、高橋 武の叩き出す躍動するドラムビートも相俟って、風を巻き起こすように会場を駆けるサウンドに、ペンライトの光も揺れた。「音楽が大好きなあなたに届けにきました。フレデリックです」と名乗る健司に拍手が送られた。「FLOWの兄貴たちがめちゃくちゃ大事にしているフェスに呼んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます」と笑顔を見せた。朝からステージを観ていた、という健司。「angela姉さん、すごかったね」と感嘆の声をもらした。「マジで楽しくて仕方ないです。あなたもそうでしょ?」と言うと、大歓声が響いた。爪弾かれる音とループするグルーヴで踊らせる「悪魔」から、ドラマティックなメロディが小気味よいリズムと共に響く「名悪役」、強大なクラップのビートに、シンセサイザーとギターのフレーズがノスタルジックな「ジャンキー」、そして「FLOWを越えていきます!1番を取りに来ました」と歌い上げたスマッシュヒットチューンの「オドループ」まで。“踊れるロック”での“ライブ強者”感をいかんなく押し出したステージングで“FTF 2026”を彩った。
サイドステージは映像での出演となった人気Vtuber集団・あおぎり高校。「理想の姿で『好き』なことを好きなだけ」楽しむ学生たちだ。映し出されたのはカラオケの一室。山黒音玄、我部りえる、エトラ、萌実で「COLORS」を歌う。ライブ感たっぷりに気合いの乗った歌声を聴かせたあとには、KEIGOとGOT’Sを迎えてのバラエティコーナー。彼女たちの普段のYouTube企画に参加した2人が楽しむ様子がスクリーンに映し出され、フロアを笑い声が包んだ。ラストは石狩あかり、千代浦蝶美、春雨麗女、八十科むじなが「DAYS」を歌い上げた。Vtuberも登場する“FTF”。FLOWが開催するからこその幅の広さを感じさせる時間となった。
ヒット曲&アニソン連発でお祭り騒ぎのORANGE RANGE
メインステージにはFLOWの同期バンド・ORANGE RANGEがステージへ。「メンソーレ feat.ソイソース」でライブをスタートさせた。軽やかに舞台を駆けるRYO、HIROKI、YAMATOのボーカルに、NAOTOのギター、YOHのベースも躍るように重なると、「以心電信」「ロコローション」とヒットナンバーを続けて放ち、大合唱と大きなクラップが巻き起こる。ライブの幕開けからフェスのクライマックスのような盛り上がりだ。「初年度出させていただいたときに、お客さんも盛り上がって、僕自身も満足した気分でステージを降りたら、FLOWさんたちにも“最高だったよ”と言っていただけて、嬉しかったんですけど、“でもおまえたち、アニソンをやらんかーい!”って」と裏話で会場を笑い声で包むと、アニソン成分少な目だった前回の出演と違い、今年は成分多めだと宣言。HIROKIの「ORANGE RANGEのアニソンを食らえ!」から、TVアニメ『NARUTO-ナルト-』のEDテーマ「ビバ★ロック」が響く。フロアは巨大なライブハウスのような熱気に包まれた。スペシフィックなSEが響くと、風がそよぐような雰囲気に満たされたフロア。そして始まったTVアニメ『BLEACH』のOPテーマ「*~アスタリスク~」。イントロから大歓声が沸くと、歌い出しから会場が歌声を重ねる。まるで夜空のような青い光が灯るフロア。力強く前を向くメッセージが会場全体で響く歌によって染みていった。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』のEDテーマ「シアワセネイロ」ではルルーシュたちの姿がスクリーンに。シリアスな物語の奥の、すれ違っていく優しさを歌い上げるような曲に紫の光が右へ左へと揺れた。「こんなにもORANGE RANGEがアニソンを連発するのは初めてではないでしょうか」とRYO。会場の反応に「待っていてくれた」ことが伝わると言うと、拍手が沸いた。さらに「O2」が披露される。普段の彼らのライブでも演奏されることは珍しい1曲に、会場のテンションは急上昇。YAMATOのシャウトのシーンではオーディエンスも声をあげた。バンドとして稀有なステージを見せた彼ら。リバイバルヒットチューンの「イケナイ太陽」では観客を歓喜の声と共に高く跳ね、会場一体で歌い騒ぐ新曲「1000%」で熱気をさらに上げ、FLOWへバトンを渡したのだった。
サイドステージにはクリエイターズトークメンバーが再登場。ここまでのライブを振り返りながら総括をすると、FLOWが主催するこのフェスがどれだけ大きな存在となっているかを改めて感じさせた。“FTF”のすごさは、登場するすべてのバンドが「40分間のワンマンライブ」を行っていることだ。迎えるオーディエンスの熱気はもちろん、ステージへの登場も、ステージから降りるまでの拍手喝采も。「アンコール」と声が沸きそうなほどの盛り上がりは、ロックバンドが創るアニソンロックフェスだからこその熱気なのかもしれない。
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2日間の締め括りに相応しい熱狂で会場を包んだFLOW
そして遂に“FTF 2026”の大トリ。FLOWがステージに姿を現すと、青一色に染まったフロア。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』のOPテーマ「WORLD END」が始まると、KOHSHIの力強いシャウトに煽られるように会場から「オイ!オイ!」と声があがった。伸びやかなハイトーンボーカルとともに、ナイトメアフレームが飛び交うようなスピード感あるメロディが駆け巡り、フロアの熱気は一気に最高潮へと達した。アーケードカードゲーム『機動戦士ガンダム アーセナルベース WAVECHOES』の主題歌「5TELLA」で畳みかけると、TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のOPテーマ「GOLD」では和を感じさせるギターリフが躍動し、スタンディングエリアではモッシュが巻き起こり、会場全体で大きくジャンプも見せた。
ここでスペシャルコラボを告げる映像で登場したのは声優でアーティストの寺島拓篤。そしてフレデリックの三原健司。共に歌うのは寺島が主演するTVアニメ『帰還者の魔法は特別です』のOPテーマ「GET BACK」だ。シリアスなボーカルとTAKEが掻き鳴らす疾風のギターリフ、GOT’SとIWASAKIが叩きだすビートに寺島と三原の歌声もより熱い感情を重ねていった。
続けて寺島と「more than W」で共演。TVアニメ『異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~』のED主題歌であり、作曲・編曲をTAKE、作詞を寺島で制作されたアッパーかつダークなエレクトロのロックがフロアを席捲した。寺島がステージを降りると、CHiCOが登場。CHiCO×FLOWで制作された「我物語」が響く。スタンディングエリアではモッシュが起きるライブユースな熱い1曲に続いたのは「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」。
TVアニメ『サムライフラメンコ』の第2クールOPテーマであるこの曲ではFly-Nが登場。名古屋を中心にボカロやアニソンなどでヲタ芸を見せるパフォーマー集団の彼らを従えたFLOW。キレキレでダイナミックなパフォーマンスが楽曲の魅力をさらに大きく放った。
再びスペシャルコラボを告げる映像。大歓声の中で姿を現したのはALI PROJECTのボーカリスト・宝野アリカ。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のEDテーマであり、魂を鼓舞する力強い歌を紡ぐ「勇侠青春謳」をFLOWの演奏とKEIGO、KOHSHIを率いて響かせる。妖艶かつ雄壮なサウンドに続いて、宝野の「FLOWのお歌をうたわせていただきますわ」の声からTVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ』のOP主題歌であるFLOWの「DICE」でも共演。大合唱が沸く中、『コードギアス 反逆のルルーシュ』放送20周年にして初めてのコラボで響かせた。
そんなスペシャルな時間に続いてステージにはORANGE RANGEが登場。FLOW×ORANGE RANGEで歌う「デイドリーム ビリーヴァー」を高らかに鳴らす。5人のボーカルに2本のギター、2本のベースにドラムという超豪華バンドで響く1曲を、オーディエンスも一緒になって歌い上げた。ここでTVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1話冒頭のナレーションが流れる。そしてルルーシュの声。「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」の言葉に導かれるようにステージから放たれた「COLORS」。20年前のアニメ放送初日を再び刻み込むように第1クールのOPテーマを、20年の時間を込めた会場一体の大合唱が刻んだ。
「ロックバンドが創るアニソンロックフェスって言わせてもらっているんですけど、でもアニソンとかロックとか、そんな壁はもうとっくにぶっ壊れていて、やばいものはやばいし、かっこいいものはかっこいい。それを体現してくれているアーティストが2日間出てくれました。ありがとうございます!」とKEIGO。ここでDAY2の出演者が呼び込まれ、ステージでオールラインナップしたところでラストはやはりこの曲。FLOWとアニメのファーストコンタクトとなったTVアニメ『NARUTO-ナルト-』のOPテーマ「GO!!!」だ。会場すべてが“Fighting dreamers ”で声をあげると、その熱は“FLOW THE FESTIVAL 2027”へのバトンとなり、灼熱の2日間は幕を閉じた。また来年も集うことを約束して。
〈DAY2 セットリスト〉
REAL AKIBA BOYZ & REAL AKIBA BAND feat.スピラ・スピカ
M1-1. おジャ魔女カーニバル!!(MAHO堂)
M1-2. テクノブレイク(らっぷびと)
M1-3. ちゅーんあっぷ☆(スピラ・スピカ)
M1-4. アオとキラメキ(スピラ・スピカ)
M1-5. アイドル(YOASOBI)
M1-6. versus(REAL AKIBA BOYZ)
9mm Parabellum Bullet
M2-1. Baby, Please Burn Out
M2-2. 名もなきヒーロー
M2-3. The Revolutionary
M2-4. サクリファイス
TVアニメ『ベルセルク』第2期OPテーマ
M2-5. インフェルノ
TVアニメ『ベルセルク』第1期OPテーマ
M2-6. ハートに火をつけて
M2-7. Cold Edge
M2-8. Black Market Blues
M2-9. Punishment
CHiCO with HoneyWorks
M3-1. アイのシナリオ
TVアニメ『まじっく快斗1412』OPテーマ
M3-2. プライド革命
TVアニメ『銀魂゜』OPテーマ
M3-3. 君のせいで愛してる
TVアニメ『愛してるゲームを終わらせたい』OPテーマ
M3-4. 世界は恋に落ちている
TVアニメ『アオハライド』OPテーマ
M3-5. 今日もサクラ舞う暁に
TVアニメ『銀魂~よりぬけ!銀魂さん~』OPテーマ
M3-6. 我武者羅
TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』OPテーマ
M3-7. 決戦スピリット
TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』EDテーマ
angela
M4-1. シドニア
TVアニメ『シドニアの騎士』オープニング主題歌
M4-2. KINGS
TVアニメ『K』OP主題歌
M4-3. 乙女のルートはひとつじゃない!
TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪M4-4. 役令嬢に転生してしまった…』OPテーマ
M4-5. イグジスト
TVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』OP主題歌
M4-6. 全力☆Summer!
TVアニメ『アホガール』OPテーマ
M4-7. Shangri-La
TVアニメ『蒼穹のファフナー』OP主題歌
フレデリック
M5-1. スパークルダンサー
M5-2. かなしいうれしい
TVアニメ『恋と嘘』OPテーマ
M5-3. CYAN
劇場アニメーション『数分間のエールを』主題歌
M5-4. 悪魔
M5-5. 名悪役
M5-6. ジャンキー
M5-7. オドループ
『山田くんと7人の魔女』コミック第15巻限定版付属オリジナルアニメDVDのEDテーマ
ORANGE RANGE
M6-1. メンソーレ feat.ソイソース
M6-2. 以心電信
M6-3. ロコローション
M6-4. ビバ★ロック
TVアニメ『NARUTO-ナルト-』EDテーマ
M6-5. *~アスタリスク~
TVアニメ『BLEACH』OPテーマ
M6-6. シアワセネイロ
TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』EDテーマ
M6-7. O2
TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』OPテーマ
M6-8. イケナイ太陽
M6-9. 1000%
FLOW
M7-1. WORLD END
TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』OPテーマ
M7-2. 5TELLA
アーケードカードゲーム『機動戦士ガンダム アーセナルベース WAVECHOES』主題歌
M7-3. GOLD
TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』OPテーマ
M7-4. GET BACK
TVアニメ『帰還者の魔法は特別です』OPテーマ
M7-5. more than W(寺島拓篤)
TVアニメ『異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~』EDテーマ
M7-6. 我物語(CHiCO×FLOW)
M7-7. 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ
TVアニメ『サムライフラメンコ』第2クールOPテーマ
M7-8. 勇侠青春謳(ALI PROJECT)
TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』EDテーマ
M7-9. DICE
TVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ』OP主題歌
M7-10. デイドリーム ビリーヴァー(FLOW×ORANGE RANGE)
TVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ R2』OP主題歌
M7-11. COLORS
TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』OPテーマ
M7-12. GO!!!
TVアニメ『NARUTO-ナルト-』OPテーマ
★『FLOW THE FESTIVAL 2026』セットリストプレイリスト
https://lnk.to/FTF_2026
●イベント情報
FLOW THE FESTIVAL 2027
日程:2027年6月19日(土)・20日(日)
開場:10:00/開演12:00
会場:ぴあアリーナMM
チケットオフィシャル先行:2026年6月28日(日)23:59まで
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2668789
チケット:
〈2日通し券〉
VIP指定席 2日券 46,000円(*VIPエリアでのライブ観覧+グッズ付き)
アリーナ指定席 2日券 27,000円
アリーナスタンディング 2日券 24,000円
スタンド指定席 2日券 22,000円
車椅子席 2日券 22,000円
〈1日券〉
VIP指定席 1日券 29,500円(*VIPエリアでのライブ観覧+グッズ付き)
アリーナ指定席 1日券 15,000円
アリーナスタンディング 1日券 13,000円
スタンド指定席 1日券 12,900円
車椅子席 1日券 12,900円
※お一人様1申込につき4枚まで
※車椅子席は1スペースにつき2枚までとなります。(付添者含む。付添者だけでの申し込みは不可)
※未就学児入場不可、小学生以上はチケットが必要となります。
※未成年の方は保護者の同意を得てご来場ください。
特設サイト:https://www.flow-official.jp/cam/flowthefestival2027/
関連リンク
FLOWオフィシャルサイト
https://www.flow-official.jp/
FLOW公式X
https://x.com/FLOW_official
FLOW Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCLakaKEelmUdqQISLjwIRmg
Instagram
https://www.instagram.com/FLOW_OFFICIAL_JAPAN/
TikTok
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