第4回となる本記事では、クリエイターのタマケンさんが各機能の特徴・使い方・注意点を具体的な作例を交えながら解説する。生成AIによってクリエイターは"修正作業"からどこまで解放されるのか——実践的な制作フローを通じて、その可能性を探っていこう。
目次
「調和」の特徴と使い方
「調和」は、画像やレイヤーの色味・明るさ・コントラストを背景に合わせて自動補正してくれる生成AI機能だ。画像合成に必要な調整作業を大幅に簡素化できる。使用するには、被写体レイヤーを選択してコンテキストタスクバーの「調和」をクリックするだけだ。被写体が背景に馴染むだけでなく、接地面の影も自動生成される。生成は3パターン出力されるため、最も馴染んだものを選べる。
この手順で被写体だけが切り抜かれたレイヤーを作成できる。前の画像と比較すると違いがよくわかる。
「調和」が活きる合成シーンの活用例
「調和」はさまざまな種類の合成に活用できる。ここからは具体的な例を見ていこう。まず、背景画像の上下で明るさが異なるパターンだ。木々の緑が明るめで足元の石畳は暗めの画像に、着物姿の女性とキツネを「調和」で馴染ませると、配置された位置に応じて明るさが適切に変化する。
「生成塗りつぶし」の基本的な使い方
2つ目の生成AI機能が「生成塗りつぶし」だ。画像に新たな要素を追加したり、不要な要素を削除したりできる。たとえば、アイスコーヒーが注がれたコップの画像を、コーヒーが注がれている瞬間の画像に変えることも可能だ。
使い方はシンプルだ。まず投げ縄ツールなどで生成したい領域を選択する。
「生成塗りつぶし」の基本的な活用は、手元にあるデザイン素材を「後から思い通りに変える」ことにある。
パートナーモデルの使用における注意点
Photoshop 2026から「生成塗りつぶし」でパートナーモデルを利用できるようになった。目的に応じた最適なモデルを選択できるため、これまでとは異なる用途にも活用できる。パートナーモデルを初めて使う際には注意文が表示される。「パートナーモデルはアドビが開発したものではありません。お客様は、モデルがプロジェクトに適しているかどうかを判断する責任を負います」。
パートナーモデルの活用例
Google Gemini 3(Nano Banana Pro)を使用すると、元の画像のディテールをほぼ維持したまま加工できる。たとえば下の女性の画像をデザインに使いたい場合を考えてみよう。
文字編集も可能だ。洋服の胸に刺繍された文字を「刺繍の文字をJapanに変更」というプロンプトで書き換えられる。手作業では難しい加工が容易にでき、洋服の別パターン検証にも活用できる。
まとめ(生成AIで解放される、これからの制作スタイル)
生成AI機能による編集は、ほぼディテールが保たれていたとしても完全に元のままである保証はない。簡単な合成やレタッチであれば、手作業の方がディテールの残った丁寧な仕上がりになる場合もある。一方、手作業では実現が難しい、あるいはそもそも実現方法が見つからないような画像編集には、「調和」や「生成塗りつぶし」が力を発揮する。編集部として、クリエイターにぜひ実践で試してほしい機能だ。
なお、Fireflyの利用には生成クレジットが必要です。現在の生成クレジット残量は、アドビのヘルプページから確認できます。
●残りの生成クレジット数を確認する方法を教えてください。| 生成クレジットに関する FAQ
その他の生成クレジットに関するよくある質問は、こちらのページをご覧ください。
●生成クレジットに関する FAQ











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