◆香取慎吾、東野圭吾作品で初主演
本作は、国民的作家・東野圭吾氏が2014年に世に送り出し、これまでに発行部数約76万部を誇るベストセラー小説『虚ろな十字架』(光文社文庫刊)が原作。
主演を務めるのは、WOWOW連続ドラマに初主演、そして東野圭吾作品も初主演となる香取。デビュー以来、アイドル、俳優、アーティストというさまざまな顔で人々を魅了し続けてきた国民的エンターテイナーであり、俳優としては近年、ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(フジテレビ)、映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』、『凪待ち』など、さまざまな話題作に出演し続け評価を得ている。
そして香取と初タッグで監督を務めるのは、映画『ヘヴンズ ストーリー』にてベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞受賞、映画『64-ロクヨン-』では日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、『とんび』、『ラーゲリより愛をこめて』など大作を次々と手掛け、年末には『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』、2027年には『存在のすべてを』の公開も控えるなど精力的に活動を続ける日本映画界の名匠・瀬々敬久氏。“最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか”、“罪は償うことができるのか”主演・香取慎吾×原作・東野圭吾×監督・瀬々敬久という、日本のエンターテイメント界を第一線でけん引してきた最強布陣が、その答えのない問いに真っ向から挑む衝撃作。圧倒的なドラマ密度、予想を超えていくサスペンスとなっている。
◆香取慎吾、新たな顔見せる
香取が演じる主人公・中原道正(なかはら・みちまさ)は、元広告代理店勤務の会社員で、現在は伯父から引き継いだペットの葬儀店を営んでいる。11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に妻と離婚し、いまだ過去の悲しみと向き合えず、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごしている。そんな中原の前にある日、かつての事件で捜査を担当した刑事がやって来る。そして、中原の元妻が路上で何者かによって殺されたと告げるのだった。
愛する家族が殺されたら、誰もがきっと一度は犯人に死刑を望んでしまうだろう。しかし憎む人間が処刑されたら、それで気が済むのか?そんなことは決してないだろう。一方で、愛する家族の命を奪った人間が生きているということは、耐えられるものなのか?それもまた耐えられるとはやすやすと断定できないに違いない。ではどうすれば、このやるせない遺族の気持ちを慰撫できるのか?本当の意味での“償い”とは、一体何なのか?そんな答えのない問いに真正面から挑んでいく主人公・中原の苦悩と葛藤、そして心の移ろいを、俳優・香取がどのように表現していくのか見どころとなっている。
◆赤楚衛二、主人公と対峙するキーパーソンに
主人公・中原と対をなす今作のキーパーソンである仁科史也(にしな・ふみや)役には、連続テレビ小説「舞い上がれ!」(2022年・NHK)で国民的人気を獲得し、ラブコメディから社会派ドラマまで、さまざまなジャンルの作品で主演を務める若手実力派俳優、赤楚衛二が決定した。
史也は、慶明大学病院で小児科を請け負う、仕事熱心で患者からの信頼も厚い医師。家庭では妻と息子を愛する家族思いの夫でもある。そんな史也のもとにある日、史也の義理の父、つまり史也の妻の父が、金目当てで通りすがりの女性を殺したとの知らせが入る。
さらに、本作の世界観を感じることができる、緊迫感満載の超特報映像を初解禁。鬱蒼とした森の中で何かを探しているような捜査員たち、そして思いつめた様子の2人の人影。一体この森で何が起こったのか。その出来事は中原と史也とどのように関わっているのか。今後少しずつ謎のヴェールがはがされていく。(modelpress編集部)
◆香取慎吾(中原道正役)コメント
― 本作のオファーを受けた際の感想を教えてください。
香取:日々、求めてくれる人がいるから自分の仕事があると思っているので、今回も誰かが求めてくれて、この役と巡り合えて、初めての方々とお仕事ができることをうれしく思っています。僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージがあると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼んでもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです。
― 中原道正という人物を演じての感想を教えてください。
香取:苦悩から立ち直り、光を目指していくという役は演じてきた経験がありますが、家族を殺された過去から立ち直れず、“光をそう簡単に見ることができない”中原という役に、演じる側として魅力を感じます。簡単につかめない光を、つかもうとしているのか、していないのか……変わるきっかけとなるスイッチさえも見えず、“変われない”というところがすごく現実的で、リアルだなと。迷いながらも生活はしているし、変われないながらも生きていかなければならない。この中原という役、作品と出会い、知らなかった世界を知ったことで、撮影の合間に何気なく見るニュースも感じ方が変わってきて、生きる感覚が以前とは違っているように感じます。
― 作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか?
香取:パッと事件のニュースを見た時、犯人に是が非でも極刑を望むような感覚を持つこともありますが、この作品の撮影が進んで、実際にちょっと深いところまで中原という役を演じていると、中原の感情の方が僕に近いかもしれないと思います。自分の苦悩を押し殺して内に秘めたまま、生きなければいけないから生きているというか。やっぱり人それぞれ苦しみや辛さがある中でも、生きなければいけないんだと、脚本を読んで思いました。
― 赤楚さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください。
香取:赤楚さんは、高身長ですてきですよね。クールな面もあるけど、合間に見せてくれる笑顔がすごくキュートです。初対面から2人が向き合う緊張感のあるシーンを撮りましたが、常に自分の役に向き合っているようなまっすぐな姿勢を感じて、すてきな俳優さんだなと思いました。
― 作品を楽しみにしていらっしゃる皆様へメッセージをお願いします。
香取:もちろん重い内容の作品ではありますが、自分でも脚本を1話から読み進めていく中で、演じている中で、先々の展開に心を動かされるところがたくさんありました。あくまでエンターテインメント作品としてもぜひご覧いただきたいです。ドラマとして楽しんでもらいながら、皆さんそれぞれの心に触れる場所を感じてほしいなと思います。
◆赤楚衛二(仁科史也役)コメント
― 本作のオファーを受けた際の感想を教えてください。
赤楚:東野先生の作品は学生時代に読ませていただいておりましたし、映像化された作品もたくさん拝見し、いつか自分も出演させていただきたいと思っていたので、今回初めてご縁がありすごくうれしかったです。瀬々さんの作品もたくさん拝見していますし、子供のころからテレビで拝見している香取さんと初めてご一緒できることにもわくわくしました。
― 仁科史也という人物を演じての感想を教えてください。
赤楚:史也はさまざまなことを抱えて生きていますが、今はまだ何も言えなくて。
― 作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか?
赤楚:本当に難しいテーマだと思います。この作品には史也のような人もいれば、死刑を受け入れてしまって、自分の犯した罪としっかり向き合わない人たちも出てきます。僕がもし家族を奪われたら、犯人にも同じ目に遭ってほしいという気持ちより、自分が犯した罪と向き合ってほしいという気持ちの方が強いかもしれません。さまざまなニュースを見て、被害者家族の声明やインタビューを読みましたが、こればかりは本当に、ただ死刑にすればいいということでもない気がします。そういう答えのないことをずっと考えられるところが、本作の特徴だと思います。
― 香取さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください。
赤楚:香取さんとは今日初めて2人でのシーンを撮りましたが、実はせりふ以外一言もお話はしていなくて。共演できたうれしさにいったん蓋をし、加害者家族と被害者遺族という体で居続けようという心構えで過ごしました。
― 作品を楽しみにしていらっしゃる皆様へメッセージをお願いします。
赤楚:大切な人を亡くす悲しみから始まる加害者に対しての思いや、“死刑制度”“罪との向き合い方”というのは、本当に答えがないものだと思います。なので、その答えを探すというより、一緒にぐるぐると悩みながら見ていただけたらうれしいなと思います。
◆監督・瀬々敬久氏コメント
死刑制度の存廃が議論され続けている現在、東野さんの原作は、犯人に死刑を願う犯罪被害者家族を主題にしています。“罪と罰”に関する問題は、いくら追及しても、どれほど考えても、なかなか真実に至ることが出来ません。自分自身も何度かの挑戦を映像作品で試みてみた正直な気持ちですが、再挑戦できる機会を与えてもらえました。『虚ろな十字架』、東野さんが名づけたタイトルのその先を見据えたような願いが込められた原作に、今回ドラマとして辿り着けたらと思っています。撮影は既に始まっていますが、主演の香取慎吾さんには、その場を一気に繊細に把握する力にいつも驚かされています。一方、赤楚衛二さんの爆発的な感情表現、お二人が互いにぶつかるシーンは、その場自体がサスペンスにあふれて非常に刺激的です。そして何より“罪と罰”という永遠の謎を、充実したミステリードラマとして届けられるようスタッフ・キャストと共に走り続けていきたいと思っています。
【Not Sponsored 記事】

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