イノシシによる農作物の被害が増えている新潟県長岡市川口地域で6月18日、住民と専門家が農地の被害状況を調査し、今後の対策を話し合いました。

18日、長岡市川口地域の武道窪集落で行われたイノシシ被害の現地調査。



地元の農家や鳥獣被害対策の専門家など約20人が参加し、去年被害のあった田んぼなどを見て回りました。

こちらの男性は去年9月、収穫を控えた田んぼにイノシシに入られ、稲穂が倒される被害に遭ったと言います。

【農家の男性】
「コメを5俵(300kg)くらい捨てた。あとで出荷して何か言われると困るので、みんな捨てた」

長岡市の野生鳥獣による農作物の被害額は2024年度で約3500万円。このうち川口地域は約140万円でほとんどがイノシシによるコメの被害です。

武道窪集落では去年からイノシシが出没し、コメの被害が発生したことから、今回、専門家の指導を要請しました。

【うぃるこスタッフ】
「あれはイノシシが体を葉っぱにすったときについた泥」

集落の草むらや田んぼにはイノシシが通った跡が確認されましたが、専門家はイノシシ対策で最も有効な電気柵が設置しやすいことを指摘しました。

【うぃるこ 山本麻希 代表】
「林縁の果樹がとても少ない。なので、農地の際さえしっかり電気柵で守ってしまえば、そんなに(イノシシが)来る要素がない。比較的、守りやすい地形」

その後、集落の公民館に戻り課題を洗い出したあと、長岡市の補助金を活用し電気柵を設置することや、他地域の猟友会などと連携し駆除の人手不足を補うことなど、今後の対策を確認しました。

【うぃるこ 山本麻希 代表】
「森と農地が割とはっきりしている。農地側に耕作放棄地が少ないということは、山のほうに一本、電気柵でしっかりとラインを引いてしまえば管理がしやすい。
比較的、地形としてはいいところ」

【農家の男性】
「これだけ色々教えていただいたので、これを(集落の)みんなと共有できたらいい。問題意識を持たないと先に進まないので」

野生鳥獣による被害防止へ長岡市は電気柵設置の補助や勉強会の開催など、各種対策を用意していて相談を呼びかけています。

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