映画は、父ジョセフの厳格な支配と自身の芸術的ビジョンの狭間で葛藤しながら数々の名曲を生み出した若き日のマイケル・ジャクソンを描いた作品。主演にはマイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが抜てきされ、父ジョセフ役をコールマン・ドミンゴ、母キャサリン役をニア・ロングが演じている。
そんな中、Netflixで6月3日から配信中のドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン:ザ・バーディクト(Michael Jackson: The Verdict)』にも注目が集まっている。
こちらは、2003年に複数の児童性的虐待容疑で起訴され、2005年にすべての罪状で無罪評決を受けたマイケル・ジャクソンの裁判を再検証する全3話のドキュメンタリー。陪審員や証人、検察・弁護側の関係者など、実際に法廷にいた人物たちの証言に加え、アーカイブ映像や当時の報道、裁判記録なども交えながら、これまで十分に伝えられなかった法廷の実像に迫っていく。
Netflixが発表した週間視聴ランキングでは、英語番組部門で初登場1位(6月1日~7日)を獲得。2週目(6月8日~14日)も2位を維持しており、映画『Michael/マイケル』の大ヒットとあわせて、マイケル・ジャクソンへの関心の高さを改めて示している。
エピソード1では2003年に放送されたドキュメンタリー番組をきっかけに巻き起こった騒動を、エピソード2では2005年の裁判開始から法廷の様子を、エピソード3では無罪評決に至るまでの経緯とその後の影響を描いている。
Netflix公式ファンサイト「Tudum」に6月3日付で掲載された記事「Michael Jackson: The Verdict Steps Inside the Courtroom the Public Never Saw」によると、本作の監督を務めたニック・グリーンは、製作総指揮のフィオナ・ストートンとともに、「今こそこの裁判を改めて振り返るべき時だ」と考え、本作を単なる検証番組ではなく歴史的記録として位置づけ、法廷で示された事実を丁寧に追うことを重視したという。
「無罪評決から20年が経った今も、この裁判を巡る論争は続いています。当時は法廷内へのカメラの持ち込みが認められておらず、人々が知る情報は解説者や報道機関を通じた断片的なものでした。裁判全体を改めて検証する時が来たと考えた」とコメントしている。
その上で、「マイケル・ジャクソンに関心を持つ人々にとって、この作品は、これまでほとんど知ることのできなかった法廷の実像に触れる窓となり、当時何が起きていたのかをより身近に感じてもらえるはずです」と作品の意義を語っている。

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