【大宜味】大宜味村の辺土名高校サイエンス部が校舎の裏山8カ所に設置した巣箱のうち2カ所で国指定天然記念物のホントウアカヒゲのヒナがふ化した。部長の遠矢洵平(とおや・しゅんぺい)さん(3年)は「天然記念物の中でも知名度の低いホントウアカヒゲに親しんでもらいたくて巣箱を設置した。
学校の近くで個体が増えてくれたら」と期待を膨らませる。(北部報道部・國吉楓乃)
 「裏山からさえずりが聞こえていたので2ペアはいるだろうと思っていた」という遠矢さんの指揮の下、鳥班のメンバーは、自分たちで製作した巣箱を3月上旬ごろに設置。高いところでは地上から2メートルの場所に取り付けた。
 鳥班のメンバーらは、営巣の邪魔にならならないよう2、3日に1度、巣箱の中を撮影してヒナの状態を確認したり、親鳥が子育てしたりする様子を記録していた。
 一つめの巣が確認できたのは4月8日。同月27日には卵のふ化が確認され、今月11日には生まれた4羽全てが無事に巣立ったという。遠矢さんは、巣立ったヒナと親鳥が木にとまっている場面に遭遇したことがあったといい「育つ過程を初めて見ることができた。天敵に襲われることなく元気に育ってくれてうれしい」と目を細めた。
 二つめの巣は4月14日に確認され、今月2日に卵がふ化。取材時の12日時点では3羽のヒナを見ることができ、親鳥がヒナに餌を与える姿が度々確認された。
 卒業後も大好きなホントウアカヒゲの研究を続けたいと話す遠矢さんは「アカヒゲにはまだまだ謎がある。今後は成長記録を映像でも残したい」と意欲を見せた。
天然記念物ホントウアカヒゲ「まだまだ謎がある」 沖縄の高校生...の画像はこちら >>
天然記念物ホントウアカヒゲ「まだまだ謎がある」 沖縄の高校生の手作り巣箱、ヒナ4羽が巣立ち
巣箱の中でふ化したホントウアカヒゲのヒナたち=12日、大宜味村饒波
編集部おすすめ