【南城】南城市玉城百名に2階建てのインフィニティープール付きのヴィラ(宿泊施設)6棟が計画されていることが、25日までに分かった。開発予定地(約1170平方メートル)は百名ビーチ周辺の聖地を結ぶ「アマミキヨのみち」沿いで、来年6月のオープンを目指す。
百名区は「聖地近くは開発するべきではない」との立場で、他の市内5区も同日、計画反対の意向を固めた。
 開発事業者は合同会社「ファーストラック」(北谷町)。ヴィラの予定地は、琉球の創世神アマミキヨが久高島に次いで沖縄本島に降りた場所とされる南城市指定有形民俗文化財の「ヤハラヅカサ」や、その後に仮住まいをしたとされる「浜川(はまがー)御嶽(うたき)」、稲作発祥の地と伝わる「受水(うきんじゅ)走水(はいんじゅ)」などに近い。
 百名区などは、国指定天然記念物であるオカヤドカリ類などへの光害、地下水脈への影響などを懸念している。
 ファーストラックは「法令違反は一切なく、南城市から4月下旬に開発許可を得て適法に進めている計画。百名区から届いた抗議文の内容を精査し、真摯(しんし)に対応する」と本紙にコメントした。(政経部・天願壮史朗、南部報道部・平島夏実)
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