【多良間】多良間村で5月24日、救急車のバッテリーが上がって出動できずに救急対応が遅れたことが分かった。15日の村議会(豊見城玄弘議長)定例会で本村健次議員の一般質問に村が明らかにした。
伊良皆光夫村長は「あってはならないことが起きてしまった。大変申し訳ない」と謝罪した。

(資料写真)多良間村役場

 村などによると、村役場近くで高齢の女性が乗車の際に転び、家族が通報。村職員は救急車が動かなかったため、近くの福祉施設から車いすを借りて現場に向かい、県立多良間診療所に搬送した。
 トラブル発生の数日前、救急車を使用して車庫に戻した際、かぎを差した状態のまま半ドアになっていたためライトが点灯。バッテリーが上がって動かなくなっていた。伊良皆村長は、救急車を車庫に戻したら車両の状態を確認するよう、職員に指示した。
 村には消防担当職員が2人いたが、今年3月に1人が退職。4月19日から、唯一の担当職員が入院し不在となったため、総務課職員で対応しているという。

 本村議員は「今回は発生場所が役場に近かったが、遠い場所で重い症状の人だったら大変なことになっていた可能性がある。人命に関わる部署なので早く人を配置してほしい」と語った。
 村は救急救命士2人を派遣する契約を県外企業と近く交わす予定。
救急救命士が車両点検も担うという。 (宮古支局・又吉健次)
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