沖縄県南城市知念久原の沖合約400メートルに設置した定置網にこのほど、ジンベエザメのメスが1匹かかった。ジンベエザメは世界最大の魚類で、成長すると全長10メートル以上になる。
今回は約5・5メートルで、「それならだいたい高校生ぐらいじゃないかな」とオーナー船長の照喜名智さん(69)=同市知念知名。20代から漁師をしていて、ジンベエザメがかかるのは10年ぶり4回目だという。「網から出す作業は大変。もう入らんでほしいです」と苦笑いした。
 発見したのは海が荒れていた5月18日。午前7時ごろ、海野漁港を出港し定置網に着くと、タマカイ(沖縄名はアーラミーバイ)やタチウオ、アジ類、エイに交じって疲れ切った様子のジンベエザメがかかっていた。照喜名さんは沖縄美ら海水族館に連絡。体長を測定した後、定置網の一角を下げて海に返した。
 沖縄美ら海水族館には沖縄本島沿岸でジンベエザメが見つかったとの情報が5~6月ごろ寄せられることが多いという。主に全長5~6メートル。魚やサンゴが繁殖期を迎える時期のため、魚卵を食べようとして沿岸に近づくとみられる。見つかるのは圧倒的にオスが多いが、その理由は分かっていないという。

 ジンベエザメの回遊ルートもまだよく解明されておらず、同館の担当者は「見かけたら海域とサイズを連絡してほしい」と呼びかけている。(南部報道部・平島夏実)
定置網に巨大生物 全長5.5メートル、海へ返す 漁師「もう入...の画像はこちら >>
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