【東京】陸上自衛隊トップの荒井正芳陸上幕僚長は14日の定例記者会見で、輸送機V22オスプレイの訓練地域を今月から沖縄に拡大することについて「長距離の洋上飛行や離島の特性を踏まえた訓練を実施し、運用能力向上に努めなければならない」と説明した。
 南西地域の抑止力向上は喫緊の課題だとし、「訓練、演習を着実に実施することは、沖縄県民をはじめ国民の命と平和な暮らしを守り抜くために必要不可欠」と理解を求め、「地元の皆さまに対する丁寧な説明と、適切な情報提供に努めてまいりたい」とした。

 陸自オスプレイは昨年7月に開設された佐賀駐屯地に17機が移駐。基本的な操縦訓練から九州各地の自衛隊施設や民間空港への飛来まで、「操縦手や機体の練度を見ながら訓練地域を段階的に拡大してきた」と述べた。
 在沖米軍基地への飛来計画は現時点でないとしつつ、「装備品の能力を発揮するために、沖縄に限らず日本各地で運用できるような形を最終的には目指す」と余地を残した。(東京報道部・松田駿太)
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