9月13日投開票の沖縄県知事選に向け、現職で3選を目指す玉城デニー氏(66)が12日、那覇市内で記者会見し政策を発表した。公約の目玉として、県民の暮らしとまちづくりを一体化させた公共交通政策を挙げ、新たな公共交通システムの導入に力を入れるとした。
名護市辺野古の新基地建設は「前回と比べて辺野古反対の表明が弱いという声もあるが、私の姿勢は変わっておらず、辺野古新基地建設は明確に反対だ」とし、他候補との違いを強調した。自衛隊のミサイル配備などを念頭に、南西諸島の軍備増強にも反対すると述べた。

政策を発表する玉城デニー知事=12日午前、那覇市・インフィニシス那覇首里城(国吉聡志撮影)

 玉城氏は、交通政策を最重要課題と位置付けた。戦後100年の交通体系のあり方を取りまとめた「次世代交通ビジョンおきなわ」を本年度中に策定し、本島南北をつなぐ鉄軌道や、モノレールの延伸、バス高速輸送システム(BRT)や次世代型路面電車(LRT)などの早期導入を掲げる。
 2期8年間で子どもの貧困やヤングケアラーの支援など福祉施策を充実させたことを強調。3期目では「誰ひとり取り残さない優しい沖縄実現のための『おきなわゆいまーる基金事業(仮称)』を新たに創設したい」とし、現行制度で支援の対象外となる県民を支援する。
 知事選には元那覇市副市長の古謝玄太氏(42)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(64)、会社代表の比嘉隆氏(48)、会社経営の屋良朝助氏(74)、IT会社社長の兼島俊氏(48)、会社経営の末吉正弘氏(73)も立候補を表明している。
玉城デニー氏が政策発表 沖縄県知事選の最重要課題は「交通」 ...の画像はこちら >>
政策を発表する玉城デニー知事=12日午前、那覇市・インフィニシス那覇首里城(国吉聡志撮影)">
編集部おすすめ