同作は、唯一の保護者だった亡き叔父ジンマンが残した“危険な遺産”である、殺し屋たち御用達の武器販売店を譲り受けた大学生の主人公チョン・ジアンが、謎の殺し屋たちから自らの命と店を守るため、“逃げ場ゼロ”の極限バトルを繰り広げる、手に汗握るノンストップ・サバイバル・サスペンス。
今回、オリコンニュースでは日本から本シーズンに参加した岡田と玄理にインタビューを実施。後編となるこの記事では、イ・ドンウクとの共演やアクションシーンへの準備、過酷な撮影秘話を語ってもらった。
■イ・ドンウクとの共演に刺激「一挙手一投足、真似したくなる」
――イ・ドンウクさんとのシーンはどうでしたか?
岡田:いやもう、イ・ドンウクさんはすごい。現場を引っ張る力を持っていて、一挙手一投足、真似したくなるような人柄でした。現場に入るだけで締まるんです。アクションを一緒に手合わせさせていただいたりして、イ・ドンウクさんがアドバイスしてくださった通りにすると、ものすごく体が動かしやすくなりました。それを全部吸収しながらの撮影は、すごく贅沢な時間でした。この経験を次に活かしたいなと思いました。本当に、素敵な方でした。
――アクションに対するトレーニングには、どのくらい時間をかけましたか?
玄理:私は、キャスティングが決まってから、日本で舞台があり3か月ほど空いてしまったんですね。その時にも、稽古がない時に日帰りで韓国に行ったり、韓国からアクションチームが3日間来てくれて、地方公演の合間に練習したりと、お気遣いいただきました。
私の役はバビロンの東アジア支部のリーダーで、『フィジカル100』(極限の身体能力バトルを繰り広げる番組)に出演していた方々が部下役にいらっしゃいました。やっぱりどんなに強い女性でも、男性と1対1で戦って勝つのはかなり難しいですよね。ドラマとか映画、エンターテイメントはフィクションですが、嘘をなるべく減らしたいと監督に言われました。そこで、最終的に監督がモニターを通してチェックし、ストップかかるまで5キロほど筋肉をメインで増やしました。撮影の後半は、ジムの上に部屋借りて住んでいました。人生で1番筋トレをした時期だと思います。
■アクション撮影はドーパミン中毒「肘の関節が外れていた」
――スタントの方にも入ってもらったかと思いますが、その割合は?
玄理:最初は「危ないことはしなくていいよ」って言われていましたが、「もう受け身練習したから転がれるでしょ」と、アスファルトの上に「じゃあどうぞ」となることもありました。アクションをやってみて思ったのは、アクションシーンでしか得られないドーパミンがあるんですよ。だから、またやるかって言われたらやりたいです。
私が初めて、アクションを撮ったのが3話のシーンでした。前日に相手役の方とリハーサルをしたのですが、現実で自分より大きい男性を殴る経験ってないじゃないですか。
岡田:見ている僕ですら、玄理さんは取り憑かれていたと思いました。
玄理:本当に取り憑かれちゃって…日本に帰っても「ちょっと早く現場行かないと」「体がなまってしまう」という感じで、ドーパミン中毒になっていましたね。
岡田:僕も当時は体重を結構増やしていて、筋トレもずっとしていました。日本の仕事の都合もあって、韓国に行ける時間も限られていたので、限られた時間の中で何泊か泊まりで行って、集中的に練習して帰ってを何回か繰り返して。現場の撮影がオフの日も、練習したり、アクションチームの人たちと会って練習を重ねていたんですが、やればやるほど自分の体に馴染んでくる感覚がありました。そして、馴染ませてくれるまで絶対帰らせてくれない(笑)。毎回「この動きはいいとか、ここからダメだ」とアドバイスしていただいて、話しながらやっていく中で、僕もドーパミンが出ていたんでしょう。撮影中、僕が下手くそだから右手が動かないって思っていたら、右手の肘の関節が外れていました。
韓国の俳優さんたちのレベルが高すぎて。
玄理:(関節外れていたのは)知らなかった。ヘルメットで顔が見えないエレベーターのシーンのアクションも自分でやっていたので、ドーパミンが出ているんだろうなと思っていました。
岡田:あれは本当に、俺がやる予定ではなかったんですよ(笑)。できるんだったら全部やりたいとは言っていましたが、時間が限られていたので。でも、その限られた時間で、やらせていただけたのは、ありがたかったです。のめり込んでいましたね。
■過酷なトレーニング秘話「吐いてしまった」「内出血が腕まで来て」
――この作品に入る前は、日常的にトレーニングなどはされていましたか?
岡田:全然していなかったです。アクションはかじる程度ぐらいだったので、初日のアクション練習で、僕は吐いてしまったんです。本当につらくて。
玄理:初日は泣くか吐くかだって言われましたよね。
岡田:過酷でね。
玄理:岡田さんは「トイレここだから」って言われて始まったらしいです。
岡田:やらなきゃよかったなって思いましたよね。
玄理:後悔するよね。1回無理じゃないかなって思うよね。
岡田:次の日、ベッドから立ち上がれなくて、でも今日も行かないと…という日々が続いて。お芝居する中で、学んだことを120パーセントでやれるように努めていたのを、皆さんのアドバイスで、どんどん引き上げていただいて。本当に素敵な時間でした。
――体を動かす部分で難しかったことはありましたか?
玄理:私は今まで、バレエやピラティスをやっていたので、重心が高く、「重心を落とせ、落とせ」とずっと言われました。また、基本は振り子運動だと言われて、それこそ初日にずっと振り子運動をやりました。いつ止めていいのかわからなくて、休憩なしで1時間振っていて。その時は、「これ、なんの役に立つのかな」と思いましたが、殴っている腕よりも、引く体の方が大事っていうことを、体で覚えるということだったんですね。
その日、レッスンが終わって家に帰ったら、血が下に集まっちゃって、指がパンパンに腫れていて。内出血が腕まで来ていて、体も痛いし。「これ1年続くのか」と思って…私も「無理じゃないかな」と思う夜を経て、次の日の現場に行きました。
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◆キャスト
チョン・ジンマン:イ・ドンウク 『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』
チョン・ジアン:キム・ヘジュン 『コネクト』『キングダム』
キュー:玄理 『偶然と想像』『今際の国のアリス season3』
ジェイ:岡田将生『ドライブ・マイ・カー』『ゆとりですがなにか』
◆スタッフ
監督:イ・グォン『ドアロック』
脚本:チ・ホジン『時間が止まるその時』/イ・グォン『ドアロック』

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