株式会社Re-grit Partners(以下、当社)は、「CxO firm(1,000人のCxO人材を輩出する)」をVisionに掲げる総合系コンサルティングファームです。
私たちは「個の能力を徹底的に磨け」という人材理念のもと、新卒採用を単なる"人材獲得"の場とは捉えていません。
学生一人ひとりが自らのキャリアと向き合い、どんな能力を磨き、どんな未来を築いていきたいのかを考え、自らの意思で選択していく——。
そんな意思決定を支援する機会として、採用に向き合ってきました。
2024年にはPR TIMES STORYにて、「就"社"活動ではなく、就"職"活動を。」という考えのもと、就活生の自立自走を支援する採用活動についてご紹介しました。
プロのコンサルタントが就活生の自立自走を徹底支援。就活クチコミアワード最高賞を受賞した企業の採用活動に込める想いとは。PR TIMES STORY×
それから約2年。
当社は2026年春に「ワンキャリア 就活クチコミアワード2026」において5万社中、総合ランキング1位 を獲得しました。
さらに「ワンキャリア 就活人気企業ランキング -27卒本選考期速報-」では、東大・京大編 47位、業界別編 コンサル・シンクタンク部門 TOP10にもランクインしています。
ベンチャーコンサルティングファームである当社が、なぜこれほど多くの学生から支持をいただけたのか。
私たちはその背景に、学生の意思決定のあり方の変化と、それに伴う"採用の役割"そのものの変化があると考えています。
今回は、当社が取り組む「採用体験創造」について、その背景にある市場の変化とあわせてお伝えします。
情報は増えた。それでも、学生は“決められなく”なっている。
現在の新卒採用市場は、かつてないほど情報量が増えています。採用サイト、SNS、動画コンテンツ、口コミサイト、スカウトサービス、生成AI。
学生は、以前よりも圧倒的に多くの企業情報へアクセスできるようになりました。
一方で、企業側の採用現場では、こんな悩みが増えています。
- 説明会をやっても、志望度が上がらない
- 選考途中・承諾後の辞退が増えている
- 学生が比較で迷い、最後にネームバリューで決めてしまう
さらに学生側でも、情報を集められるようになった一方で、
- 何を基準に選べばいいのか分からない
- どの会社も同じように見える
- 自分に合う環境が分からない
という状態に陥りやすくなっています。
つまり今の採用市場では、企業情報だけでは学生の意思決定を動かしにくい状況です。
その結果、「学生とどう向き合えばいいのか」が、企業にとってこれまで以上に難しいテーマになっています。
実際に、マイナビの調査では、学生の72.4%が「情報が多すぎて整理できない」と回答しています。
また、41.5%の学生が「信頼できる情報源が分からない」と感じており、情報量の増加が、そのまま納得感ある意思決定につながっているわけではありません。
企業側でも、内定辞退率が“5割以上”の企業割合は、2019年卒の21.1%から、2026年卒では41.5%と、2倍近く増加しています。
さらに、学生の志望度が最も高まったタイミングとして多かったのは、「企業説明」ではなく、「インターンシップ・仕事体験参加時(20.4%)」でした。
つまり今、学生の意思決定を動かしているのは、企業が発信する"情報"そのものではなく、企業との接点のなかで得られる"体験"なのです。
私たち自身も、採用の現場でその変化を強く感じてきました。
会社の特徴や魅力を丁寧に伝えても、それだけでは志望度につながらない。
一方で、社員との対話やインターンシップを通じて、「この会社で働く自分」が具体的に見えた瞬間に、学生の表情が大きく変わる。
そんな場面を、何度も目にしてきました。
この変化は、消費行動が「モノを持つ」ことから、「どんな体験(コト)を得るか」へ価値が移ってきた流れにも似ています。
かつての就職活動では、
- 知名度
- 年収
- 福利厚生
- 企業ブランド
- 安定性
といった条件やスペックの比較が中心でした。
企業側もまた、「どれだけ情報を届けられるか」「どれだけ自社の魅力を伝えられるか」という、"情報提供型"の採用が主流でした。
しかし今の学生は、それだけで企業を選んでいるわけではありません。
「どんな経験ができそうか」
「その時間をどう感じたか」
「なぜその会社を選びたいと思えたか」
「誰と出会い、どんな言葉を受け取ったか」
そうした"体験の中身"を通じて、意思決定しているように感じています。
だからこそ私たちは、採用においても、
"情報提供"だけでなく、"体験をどう届けるか"が問われる時代に入っていると考えています。
その考えを整理したものが、こちらです。
実際に採用の現場でも、会社の魅力を伝えたこと以上に、
「この会社で働くイメージが持てた」
「社員との対話で、自分の価値観に気づけた」
そんな体験が、学生の意思決定のきっかけになる場面を何度も見てきました。
だからこそ私たちは、採用を単なる「情報提供」ではなく、
学生が自分の未来と向き合い、納得して選べる"体験"として設計することを大切にしています。
“採用活動”ではなく、“採用体験”を設計する。
では、その"採用体験"を、実際にどのようにつくっているのか。私たちが採用の現場で学生と向き合い続けるなかで、特に重要だと感じてきたのが、
「ソザイ」「コンテンツ」「ヒト」
という3つの要素です。
終身雇用が前提ではなくなり、キャリアの選択肢が広がっている今。
会社の名前だけで進路を決めるのではなく、自分の力で未来を切り拓いていくことが、これまで以上に大切になっています。
だからこそ就職活動も、「どの会社に入るか」だけではなく、
自分はどんな力を磨きたいのか。
どんな環境で挑戦したいのか。
どんな未来を築いていきたいのか。
そんな問いに向き合う時間であるべきだと、私たちは考えています。
そのうえで大切なのが、
- ソザイ:企業らしさや、学生に届けたい価値を明確に言語化すること
- コンテンツ:その価値を、採用の各接点で"体感"できるように設計すること
- ヒト:社員一人ひとりが、その価値観を体現し、学生に届けること
この3つがつながったとき、学生は企業情報を"知る"だけでなく、
「自分がここで働く未来」を、より具体的に描けるようになる。
私たちは、学生との一つひとつの接点を丁寧につなぎながら、
"採用活動"ではなく、"採用体験"そのものをつくっていきたい。
そう考えています。
「選考を受けた」のではなく、「成長体験を得た」。
このように"採用体験"を大切にしてきたなかで、何より印象的だったのは、学生のみなさんの反応です。
インターンや説明会、面接を終えたあと、学生から寄せられる言葉には、
単に「選考を受けた」という以上の変化が表れています。
「選考なのに、自分自身のことをここまで深く考えられたのは初めてだった」
「就活の軸が整理されて、自分が何を大切にしたいのかが見えてきた」
「会社の説明を受けたというより、自分のキャリアを一緒に考えてもらえた感覚だった」
「ここに入社する・しないに関係なく、この時間自体に意味があったと感じた」
そんな声を、これまで本当に数多くいただいてきました。
面接のあとに、少し晴れやかな表情で帰っていく学生。
インターンを終えて、「自分の中で迷っていたことが整理できました」と話してくれる学生。
その姿を目の前で見てきたからこそ、私たちは実感しています。
採用とは、企業が学生を見極める場であると同時に、
学生自身が、自分の現在地を知り、理想や可能性と向き合う時間でもある。
そして、その時間が少しでも前向きなものになったとき、
学生は"企業を選ぶ"だけではなく、
"自分の未来を、自分の意思で選び取る"ことができるようになる。
私たちは、そんな採用体験をこれからも届けていきたいと考えています。
“人気企業”を目指したのではなく、“納得ある意思決定”を支援し続けてきた。
こうした採用体験を積み重ねてきた結果として、学生のみなさんからさまざまな評価をいただけるようになりました。「ワンキャリア 就活クチコミアワード2026」において、
総合ランキング1位・ベンチャーランキング GOLD を獲得。
さらに、「ワンキャリア 就活人気企業ランキング -27卒本選考期速報-」では、
東大・京大編47位、コンサル・シンクタンク部門TOP10 にランクインしました。
また、パーソルキャリア株式会社が主催する
「キャリアオーナーシップ経営AWARD2026」では、
優秀賞(中堅・中小企業の部)を受賞しています。
私たちは、こうした結果を、単なる認知拡大やブランディングの成果だとは考えていません。
説明会やインターンシップ、本選考まで。
採用のあらゆる接点を通じて、学生一人ひとりが自分のキャリアと向き合い、
「自分はどんな力を磨きたいのか」
「どんな未来を築いていきたいのか」
を整理しながら、納得して選べる状態を目指してきた。
その積み重ねが、クチコミや志望度、そして今回のような評価として表れたのだと受け止めています。
私たちは、"人気企業になること"そのものを目的に採用をしてきたわけではありません。
一人ひとりが自分の未来に向き合い、
自らの意思でキャリアを選び取っていけるよう支援すること。
その結果として、多くの学生のみなさんから評価をいただけたことを、
私たちはとても嬉しく思っています。
採用は、「情報提供」から「体験創造」へ。
これからの採用市場において、企業に求められる役割は、さらに変化していくと私たちは考えています。情報が溢れる時代だからこそ、学生が本当に求めているのは、
「自分に合うかどうかを、自分の感覚で判断できる体験」です。
どんな人と出会ったか。
どんな価値観に触れたか。
どんな成長イメージを持てたか。
その会社を選ぶ意味を、自分の中でどう感じられたか。
そうした一つひとつの体験が、学生の意思決定を形づくっていきます。
だからこそ、これからの採用に必要なのは、
"企業を選ばせるための情報設計"ではなく、
学生が自分の未来を考えられる体験をつくること。
企業が一方的に魅力を伝えるのではなく、
学生と企業が、互いの価値観や未来を確かめ合う。
そんな採用への転換が、これからますます求められていくのではないでしょうか。
当社もこれから、一人ひとりが納得感を持って意思決定できる採用体験を追求し続けていきます。
そして同時に、この「採用は、情報提供ではなく体験創造である」という考え方を、
自社の取り組みに閉じるのではなく、採用に関わる皆さまとともに広げていきたいと考えています。
単に母集団形成や採用充足を目指すのではなく、
学生が「この会社で成長したい」と心から思える出会いをつくること。
企業と学生が、互いの未来を重ね合わせながら、
納得をもって選び合える採用をつくっていくこと。
その想いのもと、私たちはこれからも、
採用に関わるみなさまとともに、
これからの採用のあり方を追求していきます。
※本記事でご紹介した考え方は、こちらにもまとめています。
採用体験創造サービス資料
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参考リンク
- マイナビキャリアリサーチLab(2024):「2026年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」〈企業情報を自分で探す際に、どのような難しさを感じるか〉
- マイナビキャリアリサーチLab(2026):「内定(内々定)辞退率の動向-辞退の理由と企業の辞退対策-」〈内定(内々定)辞退率の推移〉
- マイナビ(2025):「2026年卒 大学生キャリア意向調査10月中旬<就職活動・進路決定>」〈入社予定先企業に対する志望度が最も高まったタイミング〉