株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー(以下、データアドベンチャー)は、2026年4月にカンパニー社長が交代しました。約8年間にわたりカンパニー社長を務めた創業者の白井恵里に代わり、現場でデータサイエンティストとして実績を積んできた庄島学が新社長に就任。
本対談では、提供価値の継承と、データアドベンチャーだからこそ提供できる「データマネジメント」の支援スタイルについて語り合いました。


「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアド...の画像はこちら >>


左から庄島学、白井恵里

プロフィール

「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアドベンチャーが考える、生成AI時代に必要な「常駐伴走型のデータマネジメント支援」とは
庄島学


九州大学を卒業後、2017年に株式会社メンバーズへ入社。Webディレクターとしてメガバンクのデジタルマーケティングを支援。2020年10月に株式会社メンバーズデータアドベンチャーに異動。データサイエンティストとして大手クレジットカード企業のデータ活用推進を支援しつつ、チームリーダー、アカウントマネジャーを務める。

2026年4月より株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニーのカンパニー社長に就任。

「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアドベンチャーが考える、生成AI時代に必要な「常駐伴走型のデータマネジメント支援」とは
白井恵里


東京大学を卒業後、株式会社メンバーズへ入社。

Web制作・広告のディレクションに従事したのち、2018年11月に社内公募にてメンバーズの子会社(現、社内カンパニー)社長として株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーを立ち上げ。

データ領域のプロフェッショナルによる常駐を通じて企業のデータ活用を支援し、顧客のビジネス成果に貢献。さらに150名超の規模へと組織成長を牽引。

2020年、株式会社メンバーズの執行役員に就任。2024年、一般社団法人Generative AI Japan立ち上げに伴い、理事に就任。2026年4月、グループ執行役員 採用育成本部 本部長に就任。


なぜ「庄島学」なのか?現役データサイエンティストを社長にした背景

—— まずは白井さん、約8年間カンパニー社長お疲れ様でした。ご自身が創業したデータアドベンチャーカンパニーの新しい社長を決めるにあたり、どのような経緯で庄島さんになったのでしょうか?

白井: 私がグループ全社の採用育成を担うことが決まり、カンパニー社長を誰に引き継ぐかは新本部長と議論しました。結果、あらゆる要素から庄島さんが良いだろうという結論に至りました。

—— 本部で議論された結果だったんですね。庄島さんがカンパニー社長に選ばれた決め手は何ですか?

白井: 新しい社長を決める時に大事だと思っていたのは「なるべく現場経験者が良い」ということでした。その点、庄島さんはシニアデータサイエンティストとして先進的な事例を作ってきた実績があり、現場をよく理解しています。さらにカスタマーサクセスという点でも頭一つ飛び抜けたものを持っており、データアドベンチャーの「お客さまの成果を出す」「メンバーが成長できる環境を作る」という使命を高い技術を使って体現しているため、適任だと考えました。

—— 現場を深く理解し、カスタマーサクセスを体現しているからこそ庄島さんが選ばれたのですね。

庄島さんは白井さんの異動、そして自らへ社長就任への打診を受けてどのように感じましたか?

庄島:とても驚きました。創業者である白井さんはデータアドベンチャーにとって大きな存在で、立ち上げから今に至るまでの活躍を間近で見てきましたから。しかし、私を指名してくださった理由を伺い、誰もができることではないですし、現場経験があるという自分の強みを活かしてデータアドベンチャーを成長させていこうと決意しました。

「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアドベンチャーが考える、生成AI時代に必要な「常駐伴走型のデータマネジメント支援」とは


「貢献・挑戦・誠実・仲間」ーーコア・バリューを体現する社長のあゆみ

—— 庄島さんは2017年に株式会社メンバーズへ新卒入社後、2020年10月にデータアドベンチャーへ異動されていますね。これまでのご経験について教えてください。

庄島: 大学は建築学科出身で、メンバーズに新卒入社した後はWebサイトやSNSのディレクターを務めていました。
当時は受託型の仕事が多く、発注側と受注側の間に「試す・試される」といった関係性を感じてやりにくさを覚えることもありました。

その後、金融系のお客さま先へ客先常駐をしました。専門家としてお客さまの懐に入り、共に汗をかく常駐型はコミュニケーションが取りやすく、成果の出しやすさを実感しました。

—— 受託型と常駐型の両方を経験し、常駐型の良さを実感されたわけですね。

その後データアドベンチャーに異動するにあたり、きっかけとなった出来事はありますか?

庄島: ディレクターとして支援をしている中で、自分の強みであるコミュニケーション力だけでは戦えないと痛感した経験があり、データなどの根拠を持った提案や意思決定を進めることの重要性を感じました。

そういった経験もあり、以前から興味のあった機械学習など、より高度な技術を身につけたいと思いデータアドベンチャーへ異動しました。最初は元々やっていたアクセス解析の知識しかありませんでしたが、現場で常駐しながら必死に勉強してスキルを広げていきました。

—— 現場での苦労や常駐先での経験が、データ領域へ踏み出した理由の1つなのですね。

白井さんは、そんな庄島さんを「歩くコア・バリュー」と表現されていますが、具体的な理由を教えてください。

白井: メンバーズのコア・バリューは、「貢献・挑戦・誠実・仲間」です。私はこれを大事にしていて、これらの要素を持った方々を採用してきました。

庄島さんは誠実で、仲間やお客さまに寄り添いながら物事を前に進める力に長けています。


—— 以前庄島さんが常駐していたクレディセゾンさまのインタビュー記事でも、お客さまから「庄島さんには分析業務で重要な“精神力”が最もありそうだと感じました」と評価されていましたね。この記事では、MLモデルの作成時に起きたトラブルをお客さまと一緒に解決したエピソードも語られています。

白井:クレディセゾンさまの事例も、貢献意欲と技術力の両方がないとできないことです。保守的ではなく挑戦的な一面もあり、新しい技術を取り入れながらお客さまのためになることを実行できる人だと思います。

また、庄島さんは仲間思いで人を思いやることができます。社内に向けて勉強会を開催したり情報を発信しているのを見ると、仲間を巻き込む力も強いと感じます。

庄島:コア・バリューについては最初から意識していたわけではないんです。ただ、「また一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるように頑張っていたら、結果的にそうなりました。お客さまや仲間とそういった関係を築くことが、仕事において嬉しい経験になっています。

—— 挑戦的でありながらも、お客さまやメンバーに対して誠実に向き合う姿勢が素晴らしいですね。最近でもデータマネジメントについての社内勉強会を開催されていて、社長業務が忙しい中でも学びを大事にされていることがわかります。

庄島:私は庄島「学」という名前なのですが、文字通り学ぶことが好きなので自分でも気に入っています。
まずは私自身が率先して学ぶ姿勢を持つことで、メンバーに対しても行動で示していきたいと考えています。あとは単純に、現場から離れるとスキルをアップデートする機会がどうしても減ってしまうので、積極的にキャッチアップしていきたくて。一人で学ぶより、みんなで学びたいという思いから勉強会を開催しています。

「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアドベンチャーが考える、生成AI時代に必要な「常駐伴走型のデータマネジメント支援」とは


AIで成果を出すためには?データアドベンチャーにしかできないデータマネジメント領域の支援スタイル

—— 2025年に投稿した「【創業7周年企画】室長陣が振り返る!メンバーズデータアドベンチャーカンパニー7年間のあゆみ」では、これまでのデータアドベンチャーを振り返り、変わったもの、変わらないものについてお話しいただきました。では、今回の社長交代によって「変わるもの」と「変わらないもの」は何でしょうか?

白井: 「お客さまの成果にコミットすること」と「メンバーが成長できる環境を作ること」は変わりません。それを今後より高い次元で融合させて、お客さまも思っていなかったような成果を高い技術力で創出し続けると思います。

庄島: 「技術は手段である」というデータアドベンチャーのスタンスや、白井さんが築き上げてくれた「学びあう文化」はこれからも大切にしていきます。社長である私自身も学び続け、「技術の話ができる社長」としてお客さまの課題解決に貢献していきたいと考えています。

——文化や提供価値は変わらず受け継がれつつ、より技術力を高めていくイメージですね。具体的には、どのような進化を遂げていくのでしょうか?

庄島: 今後はデータマネジメント領域の強化に注力していきます。現在、多くの企業がAIの導入を進めていますが、成果につながらないケースも少なくありません。その要因の1つとして「データの品質の低さ」が挙げられます。いわゆる「AI-Readyなデータが重要」ということです。
我々は、現場からこの課題を解決していきます。

—— データマネジメントは、IPAの試験に追加されるなど市場においても重要視されている領域ですよね。データアドベンチャーとして強化していくべきだと考えた理由は何でしょうか。

庄島:私たちは常駐という形でお客さまの中に入り込んでいるからこそ、データの品質が悪くて現場が困っている痛みを一緒に感じています。データ分析業務の8割はデータの準備や整理だと言われます。データマネジメントは1つの部門に任せたり、ツールを入れるだけで解決するものではなく、泥臭いドキュメント作成や他部署へのヒアリング、社内調整などが必要になります。データアドベンチャーは、お客さまの事業や文化を理解し、部署やベンダーなどの組織同士のつなぎ役となりながら、AIの可能性を広げるためにデータマネジメントを伴走できるパートナーだと確信しています。

白井: データアドベンチャーは市場の変化に追随してきたと思います。創業期はアクセス解析の需要が多かったですが、そこから徐々に高度な技術が求められる領域に支援が広がっていきました。これも当社がデータ活用における全領域に対応しており、市場の変化に合わせて支援フェーズを変えたり広げたりしながら長くご支援できるからこそですね。データマネジメントのような広い領域においても、粒度やフェーズに関わらず、その後の成果や運用にもしっかり繋げることができると思います。

お客さまの組織そのものをデータ駆動型へと変革していく、最も信頼されるパートナーとして。

—— 最後に、メッセージをお願いします。

白井:データアドベンチャーの新しい社長、庄島さんは当社のコア・バリューである「貢献・挑戦・誠実・仲間」を体現したような人です。現場を知り尽くしているからこそ、これまで以上に多様なサービスを生み出し、メンバーにもより多くの成長機会を提供してくれると期待しています。私自身も株式会社メンバーズ全社の採用育成責任者として関わり続けるので、庄島さんとデータアドベンチャーの今後の活躍を楽しみにしています。

庄島: データマネジメントは一朝一夕でできるものではなく、人と組織の泥臭いコミットメントが必要です。だからこそ、私たちがお客さまの一員(仲間)として伴走する価値があると確信しています。データアドベンチャーは、単なる「データ活用の支援会社」に留まらず、お客さまの組織そのものをデータ駆動型へと変革していく、最も信頼されるパートナーでありたいと考えています。

白井さんが築き上げてくれた、メンバー同士がお互いを尊重し高め合うカルチャーをベースに、今度は技術者でもある私が、メンバーの挑戦と専門性の向上を全力でバックアップして、お客さまへの提供価値を高めていきます。

これからも引き続き、データアドベンチャーをよろしくお願いします。

「現場がわかるデータサイエンティスト」が新社長に。データアドベンチャーが考える、生成AI時代に必要な「常駐伴走型のデータマネジメント支援」とは
編集部おすすめ