——当たり前にあると思っていた、お米の未来が変わり始めている。
毎日の食卓に並ぶ、一杯のご飯。
私たちは長い間、お米を当たり前に食べてきました。
しかし、その当たり前は、少しずつ揺らぎ始めています。
農業従事者の平均年齢は68歳を超え、長年地域の田んぼを守ってきた農家の引退が続いています。
一方で、若い世代の担い手不足により、受け継ぐ人がいない田んぼも増えています。
さらに、猛暑や豪雨などの異常気象、肥料や燃料などの資材価格の高騰。
お米をつくる環境は、年々厳しくなっています。
私たちが毎日食べているお米は、決して自然に生まれるものではありません。
そこには、田んぼに立ち続ける農家の存在があります。
だからこそ私たちは考えました。
「食べる人の安心を守るためには、まずつくる人が安心して米づくりを続けられる環境が必要なのではないか。」
その問いから、「ゆうきやの確穂米®」は始まりました。
株式会社ゆうきが大切にしてきた「食」の安心
株式会社ゆうきは、2001年、農産物産地直送事業からスタートしました。
創業当初から変わらない想いは、「食」の安心を届けることです。
どんな人が、どんな想いで農産物を育てているのか。
その背景まで伝えることで、食べる人に本当の安心を届けたい。
その想いを大切に、生産者と消費者をつなぐ取り組みを続けてきました。
現在、その想いは「ゆうきや」という事業を通じ、お米や揚げ餅の販売、生産者の情報発信へと広がっています。
ゆうきやが大切にする、生産者と食べる人のつながり
ゆうきやが目指しているのは、
「100年先も、日本の食卓に『安心』が当たり前にある景色をつくること。」です。
一杯のご飯は、お米を育てる人がいて、食べる人がいることで成り立っています。
農家が田んぼを守り続けることで、お米が育つ。
そのお米を食べる人がいることで、農家は田んぼに立ち続けることができる。
私たちは、そのつながりを未来へ残していきたいと考えています。
——2011年、お米が消えた日
ゆうきやが「食の安心」について深く考えるきっかけになった出来事があります。
2011年、東日本大震災
当時、東京都世田谷区大原で八百屋を営んでいた私たちは、流通の混乱によって店頭からお米が消えるという経験をしました。
いつもなら当たり前に購入できるお米が手に入らない。
不安そうなお客様の姿を見ながら、食べるものが安定して届くことは決して当たり前ではないのだと実感しました。
そんな中、私たちを支えてくれたのは、日頃からつながりのあった農家でした。
市場が混乱する中でも、お客様のためのお米を用意してくれた。
その経験から、
「安心は、信頼できるつながりから生まれる」
ということを学びました。
令和の米騒動で感じた、お米の価格への疑問
そして2024年。
日本では、お米の流通や価格をめぐり、大きな変化が起きました。
店頭からお米が不足し、価格が大きく変動する状況。
その中で、私たちは改めて考えました。
「なぜ、お米をつくるための資材や人件費が上がり続けている一方で、お米の価値は市場によって大きく変化するのだろうか。」
農家は、天候リスクを抱えながら、種や肥料、燃料など多くのコストをかけて米づくりをしています。
しかし、販売価格は市場環境に左右され、自分たちの努力だけでは安定させることが難しい現実があります。
このままでは、未来に向けて田んぼを守り続ける農家が減ってしまうのではないか。
私たちは、そう感じました。
出典:取引価格出典元:農林水産省過去に公表した米の相対取引価格・数量、令和7年産米の相対取引価格・数量について(令和8年6月・速報値)
従事者数出典元:農林水産省「令和6年度食料・農業・農村白書」図表2-3-2
※各数値は四捨五入のため、合計や前年比が一致しない場合があります。
2026年(令和8年産)の米の相対取引価格は、2023年頃の水準まで戻っていくのではないかと予想します。一方で、2024年以降に急騰した肥料・農薬・燃料などの農業資材価格や、人件費・物流費などは現在も高止まり、あるいは上昇を続けています。
つまり、相対取引価格は数年前の水準に戻る一方、経営コストは依然として高い水準にあります。
相対取引価格が数年前の水準に戻る一方で、生産コストが高止まりした状態が続けば、収益性が低下する農家が増える可能性があります。生産体制の縮小や地域によっては生産量の減少につながる可能性があり、将来的な供給への影響が懸念されます。
こうした状況を踏まえると、国産米の安定供給を維持するためには、生産者が継続して営農できる環境づくりが重要になります。
消費者にとっても、日本の農業を支え、将来にわたって安定して国産米を食べ続けられる環境について考えることが大切です。
——「確穂米」とは、農家と食卓を未来へつなぐ新しいお米の形
そこで生まれたのが、「ゆうきやの確穂米®」です。
確穂米は、信頼する農家のお米を収穫前から年間分確保し、収穫後は毎月精米したお米を受け取ることができる仕組みです。
一般的なお米の購入は、収穫されたお米を市場や店舗から購入する形が中心です。
しかし、その仕組みでは、その年の収穫量や市場価格によって、お米の価格や供給が大きく変化することがあります。
確穂米では、収穫前に必要なお米を確保することで、農家は「このお米を待ってくれている人がいる」という安心を持って米づくりに取り組むことができます。
食べる人は、毎年同じ生産者が育てたお米を継続して受け取ることができます。
また、予約時に価格を決めることで、市場価格の大きな変動だけに左右されない、安定したお米との関係づくりを目指しています。
「安い時に買う、高い時に買えない」
ではなく、
「この農家のお米を、これからも食べ続けたい」
という信頼でつながること。
それが、ゆうきやが考える「確穂米の形」です。
未来の田んぼを守る、米農家
確穂米でお届けするお米を育てているのは、長野県佐久市の農家、市川裕也さんです。
市川さんは、家族が守ってきた田んぼを未来へ残すため、祖父から農業を学び、15年以上お米づくりに向き合っています。
市川さんが大切にしているのは、効率や量だけを追い求める農業ではありません。
「美味しいお米をつくること」
「安心して食べてもらえるお米を届けること」
そして、「次の世代へ田んぼを残すこと」です。
幼い頃、当たり前のように見ることができた蛍を、もう一度この土地に戻したい。
その想いが、市川さんのお米づくりの原点になっています。
命がめぐる田んぼ「生きもの田んぼ」
市川さんが取り組む「生きもの田んぼ」は、お米だけではなく、田んぼそのものの未来を考えた取り組みです。
農薬・除草剤・化学肥料を使わず、有機肥料を中心に土づくりを行います。
米ぬかやもみ殻など、田んぼから生まれたものを再び田んぼへ還す。
自然の循環を大切にしながら、カエルやトンボ、メダカなど多くの生きものが暮らせる環境を育てています。
田んぼを守ることは、お米を守ること。
そして、日本の食文化や風景を未来へつなぐことでもあります。
——100年先の食卓へ
一杯のご飯の向こう側には、必ずお米を育てる人がいます。
農家が田んぼに立ち続けることができるからこそ、私たちはこれからもご飯を食べることができます。
「ゆうきやの確穂米®」は、単にお米を確保する仕組みではありません。
つくる人と食べる人が、未来へ向けてつながり続けるための仕組みです。
100年先も、日本の食卓に「安心」が当たり前にある景色をつくるために。
株式会社ゆうきと「ゆうきや」は、これからも生産者と食べる人をつなぐ存在であり続けます。
【グラフデータ参照元】
過去に公表した米の相対取引価格・数量(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/kakaku.html
令和7年産米の相対取引価格・数量について(令和8年6月・速報値)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/attach/pdf/aitaikakaku-552.pdf
令和6年度食料・農業・農村白書 第1部第3章 図表2-3-2
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r6/r6_h/trend/part1/chap3/c3_3_00.html
〈会社概要〉
社名:株式会社ゆうき
設立:2001年
代表取締役社長:小田 耕二
所在地:〒340-0206 埼玉県久喜市西大輪3-1-5
ゆうきや公式HP:https://yukihanbai.com/
ゆうきやオンライン:https://yukihanbai.com/lp?u=kakuho07B
ゆうき公式HP:https://y-yuki.com/