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ドクターキューブ株式会社は、1999年の創業以来、診療予約・受付管理システム「ドクターキューブ」を通じ、全国6,000件以上の診療所をDXで支えてまいりました。現場で働く医師の先生方の要望に寄り添い、サービスのブラッシュアップを続けたことが会社の成長につながり、2021年には英国の経済紙 Financial Times と Statista が共同で発表する「アジア・太平洋地域 急成長企業ランキング(FT High-Growth Companies Asia-Pacific)」を初受賞。
その後、5年連続受賞という快挙を成し遂げました。

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ドクターキューブが成長し続けている理由、会社として大切にしている想いについて、代表の小山に話を聞きました。

「絶対に失敗する」と言われた診療予約のDX

創業以来、診療予約・受付管理システム「ドクターキューブ」の開発、販売、保守を行うドクターキューブ株式会社。本システムは、小山がふと医師に漏らした「病院って待たされるところですよね」の一言から生まれました。

その医師は「我々も問題だと思っててね、何千万円もかけてコンピューターシステムを作った医院もあるんだけど、大体失敗してるんだよ。」と返し、小山は驚いたといいます。

アジア・太平洋地域の急成長企業ランキングTOP500に選出。ドクターキューブ成長の軌跡と次なる挑戦


「医師は患者を待たせても平気なんだと思っていたのに、そうではなかったこと、さらに予約なんて今時コンピューターで簡単にできると思っていたのに、何度も失敗しているという話に驚きました」

コンピューターシステムが失敗した理由を訊くと、解決できなかった課題を10以上挙げてそれぞれ詳しく説明し、最後に「変なこと考えちゃだめだよ。絶対失敗するからね・・・」と念押しされました。しかし、次々に挙げられる課題の大部分が生産管理の問題であることに話の途中で気付き、話が終わるころには「これは作れる・・・」という確信に変わっていたので、帰宅するや否やプログラムに着手しました。

しばらくしてその医師に見せに行くと、「それだよそれ・・・」と大いに喜んでくれ、後日知人の医師を集めて説明会まで開いてくれました。これが診療予約・受付管理システム「ドクターキューブ」誕生の瞬間でした。

その後、小山は他の仕事を全て止めてドクターキューブの開発に専念するようになり、2001年8月に株式会社化しました。その後、会社は順調に成長。直近10年間の成長率は年率平均26%、5年毎に3.3倍というペースです。
長期に渡る持続的な成長に目を向けていただけた結果、英国の経済紙 Financial Times と Statista が共同で発表する「アジア・太平洋地域 急成長企業ランキング(FT High-Growth Companies Asia-Pacific)」に選ばれました。

受賞の知らせを受け、最初は「ほんまかいなと思った」と小山は笑顔を見せます。しかし、この受賞は1度きりの奇跡ではありませんでした。翌年も続けて受賞したのです。

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「2年目は、さらに社内で『ほんまかいな』と驚いたことを覚えています。2年連続でいただけたことで、『来年も獲ったるぞ』と気合が入り、結果、3年目、4年目も受賞。ここまできたら5年連続で受賞したいという想いが強まりました。見事5年連続の受賞となりました。当社の持続的な成長と事業基盤の強さが国際的に高く評価された結果であり、大変うれしく思っています」

使いやすさと万全のサポート体制が継続率の高さに

一時的な急成長に終わらず、着実に成長を重ねた結果が、受賞という形になったドクターキューブ。人手不足が深刻化している時代のニーズに応えるシステムを提供していることも、評価されたひとつの要素でしょう。現場からの支持の高さは、継続率の高さからもうかがえます。

「ドクターキューブ導入のメリットは、患者さんを待たせずに済むことだけではありません。医院スタッフが早く帰宅するようになったのに、患者さんは増えていた。
院長先生が落ち着いて昼食を食べられるようになった・・・といった変化がごく普通に発生します。これはドクターキューブが予約と同時に必要なリソースの割り当てまで瞬時に処理するため、医師を含む各スタッフの業務スケジュールが開院時刻までにおおむね確定しており、アイドルタイムが発生せず流れるように業務が進むためです。こうした現場の実感が、先生方の間での口コミで広がり、導入が増えていきました。医師同士の口コミは信頼性が格段に違います」

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診察内容を分析し必要な時間をあらかじめ計算することで予約時間とのズレをなくすシステム

ドクターキューブは一度導入されるとその診療所の業務手順の中に組み込まれますので、よほどのことがない限り解約されることはありません。「ドクターキューブ」はシステムを気持ちよく、より効果的に使っていただけるよう相談窓口を設置し、すべて正社員が対応しており、先生方から「サポートが丁寧で手厚い」と評価いただいています。医療業務の生産性向上で医院経営者がドクターキューブの経済的メリットを実感いただいていることと相まって「ドクターキューブ」の解約は極めて少なく、解約理由は医師が高齢となり診療所を閉じることになったなど、やむを得ないケースに限られています。

「ドクターキューブ」の使い勝手の良さについて、小山は「視認性の高さと操作性の良さ」を挙げます。

「一目でどこにどんな予約が入っているのかわかり、『この予約をこちらに移したい』といった変更も、直感的にできるので容易に対応できます」

また、小児科医院や子供を持つお母さんに好評なのが、「予防接種予約システム」です。赤ちゃんが生まれると約40種類のワクチンを接種するよう厚労省が規定しています。

接種時期も「生後〇日目から〇日目までの間に1回目を打ち、そこから〇日以上離して〇日以内に2回目」「〇〇と〇〇は同時接種可、〇〇はダメ」など事細かに規定されており、その管理が医院にとってもお母さんにとっても大変な負担でした。

これを全てドクターキューブが管理し、接種時期が近づくとお母さんに自動的に連絡が届き、そこからワンクリックで予約できるとともに、同じ日に接種可能な別のワクチンも案内されるので最小の通院回数で全てのワクチンを忘れることなく打つことができると、お母さん達に大好評です。

「ドクターキューブがなかったら、今の働き方はなかった」――ハマダ眼科・濱田先生より

「ドクターキューブ」は、最初から完璧なシステムだったわけではありません。リリース後、いち早くご導入いただいた先生方から忌憚のない「こうしてほしい」といったお言葉を受け、現場で使いやすいシステムへと磨かれていった歴史があります。


今回は、「ドクターキューブ」をリリース後間もない時期にご導入いただいたハマダ眼科の濱田先生に、貴重なお話をお聞きしました。ハマダ眼科は、1963年に濱田先生のお母さまが開業され、現在は濱田先生がおひとりで眼科医を務められている大阪府の眼科です。

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「ドクターキューブ」の導入を決める以前より、予約システムを入れられないか検討していたという濱田先生。お母さまが現場を離れて医師がひとりとなり、これまでのやり方では患者さんを待たせずに回していくことができなくなったことも、予約システムの必要性を感じていた理由だったといいます。しかし、当時はマチの診療所に見合った予約システムがなかったと濱田先生。知人の歯科医に話したところ、縁あって小山に相談を持ちかける機会が訪れました。

「相談したのが1999年、2000年に導入し、翌年から本格稼働させました。導入に当たっては、小山さんに『受付、看護師、医師のリソースを上手く分散させて診察の流れを組み立てられるような予約システムにしてほしい』という、非常に複雑なお願いをしました」(濱田先生)

ご導入いただいたのちも、より現場で使いやすい予約システムを目指し、改良を続けたドクターキューブ。営業担当者が濱田先生から細かなニーズを聞き取り、開発に活かしていきました。こうしてリリースから5、6年をかけ、今のようなシステムへと改良されたのです。

「ドクターキューブ」を導入したことで、「人にやさしいアイクリニック」というハマダ眼科が掲げている理念も体現できているといいます。

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「スタッフさんたち、医師自身が大切にされていない環境で、患者様に対しやさしくすることは難しいと思っています。
『ドクターキューブ』で予約を管理できるようになったことで、医師もスタッフも無理をしない環境がつくれ、患者様を待たすことのない医療サービスを提供できていると感じています。ハマダ眼科は9時から16時半が診療時間なのですが、私は16時43分には診療所を出て帰宅し、愛犬の散歩を楽しむ生活を送れています。日々淡々と同じような生活を送れるのは、『ドクターキューブ』あってこそでしょう。無理をする必要がないためか、体調を崩すこともありません。本格的に軌道に乗った2007年から20年ほど、患者様を待たせることなく、スタッフも私も無理することなく医療サービスを提供できています。『ドクターキューブ』がなければ難しかったでしょうね」(濱田先生)

医療者、患者双方が互いの時間を大切にできる「SDGs、エコな道具」だと表現してくださった濱田先生。お言葉を受け、小山は「とてもうれしいお言葉をいただきました」と笑みを見せます。

「先生方や医院スタッフからの問い合わせ、要望はシステム改善に極めて有益です。サポートセンターに届けられる情報は、新たな価値を生み出す源泉として全てデータベースに登録され、いつでも参照できるようになっています」

ブラック企業からホワイト企業へ 社員がすこやかに働ける環境づくりを

全国の先生方が無理をせず働ける環境をつくる手助けとなる「ドクターキューブ」。そんな「ドクターキューブ」を提供する側として、ドクターキューブ株式会社としても働きやすい環境づくりに目を向けています。

アジア・太平洋地域の急成長企業ランキングTOP500に選出。ドクターキューブ成長の軌跡と次なる挑戦


「創業から数年間は常に資金不足と人手不足で土日も祝日もない超ブラック企業でした。その後日曜と祝日は概ね休めるようになりましたが依然として残業時間は長く、採用した社員が戦力化するころには辞めていくという悪循環が続いていました。『このままではまずい!』と2022年に一気に働き方改革を進めた結果、今は残業時間も厚生労働省が発表する平均値以下になり、有給休暇や夏休みも任意にとれ、産育休は男女とも取得するようになり、復職率は100%です」

職種によってはリモートワークにも対応。
出退勤時間もある程度裁量権を持って調整でき、自由度高く働ける環境です。外勤が多い営業やフィールドエンジニアは、直行直帰も認められています。

また、全国に7カ所ある事業所は全て各都市のメイン駅のそばの、ランドマークになるようなハイグレードビルのオフィスです。

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日本有数のビジネス街・中之島の顔でもある大阪本社が入る中之島フェスティバルタワー

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東京駅を一望できる東京支社のある東京ミッドタウン八重洲

「知名度が高いハイグレードビルにオフィスを構えることで、社員の皆さんには気持ちよく働いていただけるとともに、愛着やプライドの軸にもなっています。また、お客様からは『そこに入っているならいい会社なんだろう』という信用を得られるし、新卒採用時には、保護者の方の安心感獲得にも寄与しています」

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大阪本社の休憩スペース 街を一望できる

「今後も、給与その他の待遇の向上に継続的に取組んでいきます。また、医療のさらなる生産性向上に向けてドクターキューブも日々進化し続け、社員が常に仕事にやりがいを感じられるようにします。お金以上に、『社会貢献している』実感こそが活き活き、愉しく、気持ちよく働ける原動力ですので」

診療所から病院、そして世界へ

第1号機の「ドクターキューブ」が世に出たのは1999年12月。会社としては、2026年8月で設立25周年を迎えます。現在「ドクターキューブ」は全国の診療所の約10%

(出典:医療ICT市場の現状と展望 ~クリニック・薬局市場編~ 2025年版(矢野経済研究所 調べ))で導入されていますが、医療機関は診療所だけではありません。診療所はベッド数が20未満の医療機関を指し、20以上有する病院への普及は、まだ手付かずなのです。

「病院は患者数が診療所とは桁違いで、分業が進んでいてオペレーションも複雑なため対応できるシステムがありませんでしたが、ようやく対応できる製品ができました。今後は病院への導入も進め、5年程度で生産性の向上効果を実証したいと考えています」

そしてさらに次の5年では、海外進出も視野に入れているという小山。
海外でも類似製品があまり見当たらないことから、まずはアメリカ西海岸に打って出たいと考えています。

「日本のソフトウェアは国際競争力がないと言われてきましたが、私はそんなことはないと思っています。これまで負け続けてきたのは、戦い方が間違っていたからで、自分の強みを正しく理解し、それを活かす闘い方をすれば勝てると考えています。

ITの本場アメリカ西海岸で成功事例を作り、『日本でも世界で闘えるITシステムを作れる』ことを実証します」

医療現場の先生方の様子をつぶさに見続けたことで、要望が上がる前から現場のニーズの核心を捉え、開発する力を身に付けてきたドクターキューブ。今後も国内外の医療現場の働き方を改革し、医療者・患者双方がうれしい医療サービスを支援し続けてまいります。
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