やがて2人は、けんかを、そして互いの体までも引きずるようにしてモーテルの中へなだれ込んでいく。ミックはファンキーなR&Bを背景に「Hands off, jealous lover」と歌う。言うまでもなく、ビデオの終盤でメルトンには奇妙なことが起こるが、その場面では未発表のストーンズ楽曲「Mr. Charm」の一節も聴くことができる。Amazon Musicに加入していない人でも、「Jealous Lover」はYouTubeやその他のストリーミングサービスで楽しめる。演奏にはストーンズの5人に加え、スティーヴ・ウィンウッドがローズピアノとオルガンで参加し、プロデューサーのアンドリュー・ワットが複数の楽器を担当、マット・クリフォードがシンセを演奏している。
バンドは『Foreign Tongues』からもう1曲、「Divine Intervention」も公開した。この曲にはザ・キュアーのロバート・スミスが追加ギターで参加している。ミックが世界の終わりを思い描くこのアップビートな曲には、ウィンウッドのピアノとオルガン、ワットのシンセとバックボーカルのほか、サックス奏者のジェイムズ・キング、トランペット奏者のロン・ブレイクも参加している。
ミックはニューヨークでのプレスイベントで、ロバート・スミスがどういう経緯でこのアルバムに参加することになったのかを説明した。「ある日ロンドンで自分のボーカルを録りに行ったら、長いガウンを着た男がこっちに背を向けて立っていたんだ」とこのシンガーは語った。「で、そいつが振り向いたら、口紅まみれだった。
ストーンズ新作を巡る近況まとめ
今回の新曲は、すでに公開されていたシングル「In the Stars」と「Rough and Twisted」に続くものだ。アルバムにはそのほか、ポール・マッカートニー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、ブルーノ・マーズもゲスト参加している。さらに、オリジナル・ストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツも、亡くなる直前に行われたセッションの音源で登場する。
『Foreign Tongues』はバンドにとって3年ぶりの新作アルバムだ。本誌Rolling Stoneはレビューで、本作がバンドのキャリア後期における好調ぶりを引き継ぐものだと評価している。「ある意味で『Foreign Tongues』は『Hackney Diamonds』よりも出来がいい。後者は、ときおりボーカル・メロディー重視のせいでミックのソロ作っぽく聴こえすぎることがあったが、今作のほうがよりギター中心で、全体としてよりストーンズらしく感じられる」と同誌は評し、5点満点中4つ星をつけた。
アルバムのリリースに合わせて、バンドはノラ・ジョーンズ司会のポッドキャスト『Speaking in Tongues』も立ち上げた。第1回はすでに配信されており、ミック、キース・リチャーズ、ロン・ウッドのインタビューが収められている。
最近のインタビューで、キースはバンドがもはやツアーを行わない可能性を示唆した。「ツアーが可能かどうか、わからない」と彼は語った。
ポッドキャスト『Speaking in Tongues』
From Rolling Stone US.
ザ・ローリング・ストーンズ
『Foreign Tongues | フォーリン・タングス』
2026年7月10日(金)リリース
予約:https://umj.lnk.to/RS_FT
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