今回は、アメ車好きがたどりつく頂点に君臨すると言っても過言ではない、激レアな名車をピックアップ! 数々の名車を見てきたIKURAさんが惚れ込むほど魅力的な1台は、誌面で見られるだけでも眼福なストリートロッドだ。
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同車は、量産化に成功しアメリカ国民の足として広く普及したT型フォードを祖とする。A型、B型と進化し、これは初のV8エンジンを搭載したB型となる。「オリジナルの再現ではなく、カスタムするのが前提。ホットロッドやストリートロッドに仕上げるのが定番だね」。エンジンはもちろん、足まわりもすべてワンオフで作り替えられる。
デュースクーペは1年間しか製造されていない激レアモデル。「それだけにかなりお高いけどね。地方でマンションが買えるかな。まぁ、車1台を1から作り上げているから当然なんだけど」。さらにその人気を押し上げているのが映画の影響。「これと同じ窓が5つあるファイブウィンドウが『アメリカン・グラフィティ』に登場して、人気に火がついた。アメ車の世界に留まらず、アメリカンカルチャーの象徴だよ」。そんな背景もあって“一度でいいから乗ってみたいアメ車”の常連となったが、いざ日常で乗ると大変なことばかりだったとか。
エンジンフードを開けると見えるのが、スモールブロックエンジン×B&Mスーパーチャージャー。ドラッグレースでは12秒台を狙える代物だ。「ファイナルギアがドラッグレース用だからね。でもホイールベースが短いから、ちょっと怖い(笑)」。
そんなスペックを誇る同車は、普段乗りには完全なオーバースペック。「パワステじゃないし、エアコンもない。現代の車に搭載されている機能なんてひとつもない。だから、相当運転に慣れている人じゃないと持て余すよ。
イクラさんがそんな車を愛する理由はほかにもあるという。「亡くなった親父が1932年生まれなんだよね。実は親父が亡くなるまで、この車に乗ろうとは思っていなかった。
これまで300台以上のクルマを乗り継いできた生粋のカーマニア。日本最大級のアメリカンカスタムカルチャーの祭典“アメフェス”の主催者としても有名。そのほか、ミュージシャンやタレントとしても活躍している。
URL:https://ikura61official.com
INFORMATION
※『Safari』7月号186~187ページ掲載
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写真=瀬田秀行 文=安岡将文
photo : Hideyuki Seta text : Masafumi Yasuoka cooperation : Luminox, Deus Ex Machin
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