佐藤龍之介が加入した“スペインの名門”は今シーズン、開幕5試合で1分4敗と最下位に低迷。すると13日、ルベン・バラハ監督の後任として、戦力が限られるチームを残留に導き続けたカルロス・コルベラン監督の解任を決断。同時に、ブラウリオ・バスケス氏をスポーツディレクター(SD)として招へい。チャンピオンズリーグ(CL)常連だった、2010年代前半に同職を務めた54歳に立て直しを託した。
そんなバスケス新SDは目下、新監督との契約締結に着手しているようだ。スペイン紙『マルカ』は、「引き継いだ現チームの戦力に最適と思われる監督を選ぶことになる」と前置きした上で、候補者リストで上位に名を連ねるのは、「彼がキャリアの異なる時期に共に仕事をしたことのある2人」として、1人目はエルネスト・バルベルデ氏だと指摘した。この時代に、バスク純血主義を掲げるアスレティック・ビルバオを40年ぶりのコパ・デル・レイ優勝やCL出場に導いた“名将”とは、バレンシアで2012-13シーズンにタッグを組んだ間柄で、「関係も非常に良好だった」とされる。当時も途中就任だった“チングリ(バルベルデの愛称)”は、成績不振に陥ったチームの立て直しに成功させていた。
しかしながら、バルベルデ氏の招へいは、財政難に喘ぐクラブにとって、より大きな経済的負担を伴う賭けとなる模様。さらに『アス』によると、2025-26シーズン限りで『サン・マメス』を去った同氏は、監督引退の選択肢も仄めかしていたようで、説得が必要になるかもしれないことを併せて伝えている。
そこで注目されるのが2人目の候補者、ハゴバ・アラサテ氏だ。直近で指揮を取ったマジョルカにおいて、“重鎮”だったダニ・ロドリゲスと衝突したことが記憶に新しいものの、6年間に渡ってチームを率いたオサスナにおいては、エレベータークラブからの脱去を成し遂げた功労者として崇められている人物だ。
また同紙は、「彼のプロフィールは、バレンシアが必要としている再建の構想に合致している」としつつ、「長期プロジェクトの経験、スペインサッカーへの精通、若手選手への指導実績を兼ね揃えており、限られたリソースを最大限に活用することに慣れている」と分析している。
そのほか、乾貴士(現:ジュビロ磐田)の“恩師”でもあるホセ・ルイス・メンディリバル氏も有力候補として挙がっている模様。セビージャでヨーロッパリーグを、オリンピアコスでヨーロッパカンファレンスリーグを制覇したこの名将は現在、フリーとなったばかりのため、即座に就任できる点がメリットだと付け加えている。

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