◇プロボクシング▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級1位・那須川天心(9月27日、トヨタアリーナ東京)

 プロボクシングWBC世界バンタム級チャンピオン・井上拓真(30)=大橋=が23日、東京・新宿シネシティ広場で、WBC世界同級1位・那須川天心(27)=帝拳=と2度目の防衛戦を行うことを発表した。新宿・歌舞伎町のど真ん中で一般ファンを集めてのど派手な会見。

拓真は「公開会見は初めてなので楽しめた」と話したが、笑顔を見せたのはここまでだった。

 昨年11月の第1戦となったWBC世界同級王座決定戦に判定勝ち。10か月ぶりの再戦は、チャンピオンとして自信たっぷりに天心を迎え撃つ。「KOを狙うというのも大切だが、相手に何もさせずに完封して返り討ちにする」と不敵な笑みを浮かべた。既に決戦に向けてのゴングは打ち鳴らされていることを強調し、「視線は一切合わさなかった」と言い切った。

 昨年11月の試合では、戦い方を柔軟に変え中盤からは試合を支配した。ただ、今回は挑戦者である天心が戦い方を変えてくることも想定済み。「どのパターンになっても完封できるように、経験値で勝っていきたい」とプロ9戦の天心に対し、24戦を経験しているキャリアの差にものをいわせる。

 拓真は会見で「完封」と「返り討ち」という言葉を何度も繰り返し、体中から自信というオーラを発散した。陣営の大橋秀行会長は「葛西裕一トレーナーになってから天心は別人になった」と警戒を強める横で、拓真は最後にこう締めくくった。「2連敗させて屈辱を味合わせたい」

 戦績は拓真が24戦22勝(5KO)2敗、天心は9戦8勝(3KO)1敗。

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