第47回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(以下、JT杯)の1回戦第3局となる静岡大会が25日、静岡県のツインメッセ静岡で行われた。石田直裕六段(後手)が羽生善治九段(先手)を106手で破り、2回戦(9月5日・中国大会)に駒を進めた。

 初対局となった一戦。先手が矢倉を目指すと、後手は近年流行している急戦志向の駒組みで対抗。前例のある進行から工夫の手を出し、後手番ながら主導権を握った。腰の入った攻めで優位に立ち、初出場の緊張を感じさせない堂々の指し回しでレジェンドを撃破した。「私が後手だった場合は角換わりになると思っていて、矢倉は本命ではありませんでした。序盤の指し方は、自分の中でのテーマでした」と振り返った。

 2回戦第3局では永瀬拓矢九段と対局。「三段リーグの頃からなかなか勝てていませんが、久々の対戦ということで新たな気持ちで臨みたいと思います」と意気込んだ。

 同大会は、トップ棋士12人が覇を争う公開対局。オンライン観戦(ABEMA)と会場での観戦が可能で、熱気や緊張感を体験できることが特徴。解説等も会場内でリアルに行われる。

 次戦の1回戦第4局となる福岡大会(福岡国際センター)は、八代弥八段と増田康宏八段が登場。

大盤解説は鈴木大介九段、聞き手は本田小百合女流四段、読み上げは和田はな女流初段が務める。

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