大相撲の夏巡業が4日、甲府市で行われた。秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)で横綱・大の里(二所ノ関)が完全復活を目指す。

秋場所は24年の新入幕後、2年連続で優勝しており「しっかりまた稽古に励んで体調を管理したい。そして体を作り、9月の初日を迎えられるように頑張りたい」と力を込めた。

 左肩痛で2場所連続休場から復帰した7月の名古屋場所は初日から連敗するなど12日目を終えて6勝6敗。1949年の15日制定着後では89年秋の大乃国、99年秋の3代目・若乃花の2人(ともに7勝8敗)に続く史上3人目の皆勤負け越しの可能性もあった。だが、「休場は一切考えなかった。(相撲内容は)悪くはなかったし、何事も経験かなと考えていた」。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)とも途中休場に関する話はしなかったという。

 13日目から優勝争いする平幕・尊富士(伊勢ケ浜)を圧倒するなど3連勝締めの9勝6敗。復活を予感させた。「久々に完走できた。春、夏場所を出てない中での実戦。お客さんの歓声がすごく力になりました」と感謝の思いが強まったという。

 この日は相撲を取る稽古は行わず、基礎運動をこなした。4月の春巡業は左肩痛で途中休場しており「しっかり稽古して夏巡業を完走したい」と意気込む。横綱・豊昇龍(立浪)が休場し1人横綱となる。それでも「気にせず自分のことをやっていきたい」と決意を口にした。(山田 豊)

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