6月2日に死去したプロボクシング元WBC世界ライト級王者でタレント・俳優のガッツ石松(本名・鈴木有二)さん(享年76)を偲(しの)ぶ「ガッツ石松さんお別れの会」が2日、ガッツさんが数々の好勝負を演じた“聖地”東京・後楽園ホールで執り行われた。

 主催は、お別れの会実行委員会発起人代表の中島成雄氏(元WBC世界ライトフライ級王者)、プロボクシング世界チャンピオン会会長の浜田剛史氏(元WBC世界スーパーライト級王者)、ヨネクラボクシングジムOB代表の大橋秀行氏(元WBA・WBC世界ミニマム級王者)、株式会社ガッツエンタープライズ。

 祭壇の中心はボクシングリングで、リング手前にガッツさんの遺影が置かれた。トレードマークの両腕の「ガッツポーズ」を赤いカーネーションで形作り、リングにはガッツさんが現役時代の入場時に着用したガウン、三度笠コスチュームが据えられた。大好きだった胡蝶蘭(こちょうらん)を多く使い、赤コーナー、青コーナーの鉢カバーを変えた。

 式典にはファイティング原田氏、井上尚弥ら歴代世界王者41人が参加。原田さんを中心に、名王者たちが、ガッツさんが語源になった「ガッツポーズ」で集合写真を撮影し、お別れの会に花を添えた。

 集合写真の撮影前に取材に応じた井上尚弥は「(生前のガッツさんとは)2度、ラジオ番組とチャンピオン会の会食の席に顔を出した時にお会いしました」と話した。名王者として、またタレントとして、リング内外で注目を集めたガッツさんのお別れの会には、自身を含めそれぞれの時代を彩った名王者たちが集結。その光景に「これだけの方々が集まった。歴史的もののすごさを感じます」に感嘆した。

 日本ボクシング史上最強と言われる、世界4階級制覇王者は「認知を広めることに貢献した先輩です。知名度が高いのはそのおかげというか、知名度を広げることの大事さ、そういった意味でもまだまだボクシングを広めるのは大切なことだと思います。そういうのを受け継ぐというか、自分もこの先まだあと少し、広めていけたらなと思います」と語った。

◆元世界王者の式典参列名簿(敬称略)

ファイティング原田(元世界フライ級、バンタム級王者)

小熊正二(元WBC世界フライ級王者)

花形進(元WBA世界フライ級王者)

具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)

中島成雄(元WBC世界ライトフライ級王者)

上原康恒(元WBA世界スーパーフェザー級王者)

渡嘉敷勝男(元WBA世界ライトフライ級王者)

友利正(元WBC世界ライトフライ級王者)

浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)

大橋秀行(元WBC世界ミニマム級、元WBA世界ミニマム級王者)

平仲明信(元WBA世界スーパーライト級王者)

川島郭志(元WBC世界スーパーフライ級王者)

竹原慎二(元WBA世界ミドル級王者)

飯田覚士(元WBA世界スーパーフライ級王者)

戸高秀樹(元WBA世界スーパーフライ級王者)

徳山昌守(元WBC世界スーパーフライ級王者)

川嶋勝重(元WBC世界スーパーフライ級王者)

高山勝成(元WBC、WBA、IBF、WBO世界ミニマム級王者)

坂田健史(元WBA世界フライ級王者)

内藤大助(元WBC世界フライ級王者)

小堀佑介(元WBA世界ライト級王者)

粟生隆寛(元WBC世界フェザー級、元WBC世界スーパーフェザー級王者)

石田順裕(元WBA世界スーパーウェルター級 王者)

内山高志(元wBA世界スーパーフェザー級 スーパー王者)

李冽理(元WBA世界スーパーバンタム級王者)

下田昭文(元WBA世界スーパーバンタム級王者)

八重樫東(元WBA世界ミニマム級、元WBC世界フライ級、元IBF世界ライトフライ級王者)

山中慎介(元WBC世界バンタム級王者)

佐藤洋太(元WBC世界スーパーフライ級王者)

五十嵐俊幸(元WBC世界フライ級王者)

三浦隆司(元WBC世界スーパーフェザー級王者)

井上尚弥(WBC世界ライトフライ級、WBO世界スーパーフライ級、WBA世界バンタム級、WBA世界バンタム級スーパー、IBF世界バンタム級、WBC世界バンタム級、WBO世界バンタム級、WBC世界スーパーバンタム級、WBO世界スーパーバンタム級、WBA世界スーパーバンタム級スーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者)

武居由樹(WBO世界バンタム級王者)

岩田翔吉(元WBO世界ライトフライ級、現・WBC世界ライトフライ級王者)

増田陸(WBA世界バンタム級王者)

尾川賢一(元IBF世界スーパーフェザー級王者)

富樫直美(元WBC女子世界ライトフライ級王者)

池原シーサー久美子(元WBO女子世界ミニフライ級王者)

▽参加した主な著名人

藤波辰爾(プロレスラー)

松村邦洋(タレント)

ダイアモンド☆ユカイ

デビィ夫人

玉袋筋太郎

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