一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。


単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。

ニューヨーク人情酒場 最新のNYの恋活アプリ事情と成功者夫妻を号泣させたエピソードとは? OMAKASEレストランのお客さんから学んだこと
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寿司=恋人たちの食べ物!?

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ニューヨーカーたちに寿司を振る舞っていると、アメリカでは寿司はロマンチックな食べ物という位置づけであることがよくわかります。日本ではお祝いのときの食べ物という印象ですが、NYではちょっとオシャレをして恋人と食べにいく、そんな特別な食べ物なのです。

ニューヨークのカップルたちの馴れ初めを聞くこともおまかせシェフの仕事の一つ。体感8割の人がマッチングアプリなどのオンラインで出会っている印象でした。
一昔前は出会い系なんてなんだか怖い、と思う人も多かったかもしれませんが、時は2024年。もうすっかり一般化して、誰も不思議にも思わない出会いのツールとなっているのでした。これは日本でもそうかもしれません。

私は別居期間に一切使うことなく、お客さんからの情報でやたらと詳しくなってしまったマッチングアプリ。離婚成立後、意気揚々と始めてみるも、やはりかなりの運ゲーといえる様相で、現在は削除してしまっていますが、漫画にするのが怖いほどの地獄でした。

出会い方はなんであれ、好きな人に出会った幸運なあなた。大切な人との愛しい日々を抱きしめて、感謝して生きていきましょう。

ストーリーの伝道師になろう

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おまかせ寿司業務の一つとして、お客さんとのおしゃべりがあります。
彼らは日本育ちの日本人シェフからサービスされることを特別だと感じていて、多くのお客様はシェフとの会話を楽しみたいと思って来てくれていました。

とはいえ私は当時、寿司の経験がほぼない素人同然の人間。NYで大成功している大人たちに話せるようなエピソードなんてたいして持っていなかったけど、話し方次第では印象を変えることも容易です。
ポイントは嘘を言わず、誠実に伝えること。ニューヨークにいる人は誰しもすてきな物語を持っていて、他の人の物語にも興味を持ってくれることが多い印象。個人的な話を共有したあとは、お互いの心の距離もぐっと縮まり、良いサービスを提供できることが多かったような気がします。

自分は大したことはない、と卑屈にならず、堂々と自分のストーリーをシェアしてみると、意外にも身分や人種にかかわらず、一気に仲良くなれたりすると仕事を通して学んだのでした。

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作者:ヤマモトレミ
1989年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でInstagramを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。

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