今日は、今年の9月から愛知・名古屋で行われる
“アジア版オリンピック”とも呼ばれる「アジア競技大会」の競技に追加された「テックボール」について取材してきました。

テックボールってどんな競技?

まずはどんな競技なのか、テックボール日本代表でテックボール協会代表理事の早稲昭範さんに伺いました。

テックボール日本代表・テックボール協会代表理事 早稲昭範さん

まず簡単に説明をすると、サッカーと卓球を合わせたようなスポーツになっておりまして、手以外の体の様々な部位を使って、3タッチ以内で湾曲した卓球台にボールを打ち込んでラリーをするというスポーツになっています。

3タッチ以内で相手に返す判断能力だったりとかトラップのテクニックだったりとか、こういったところの駆け引きによって勝敗を競い合うという形になります。
ルールの一つとして、同じ部位を連続して使ってはならないというルールがあります。これは何を意図しているかというと、基本的に自分の得意な利き足とかがあると思うんですけれども、そればかり使ってても技術としては向上する機会を減らしてしまうので、常に違うところを使いながらボールタッチをするというルールがございます。頭を使いますね。

身体もですが、かなり頭も使うんです!

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テックボール専用の台

私も実際に関東リーグの試合を見学しましたが、想像以上にアクロバティック!
専用の台が山なりに湾曲しているので、平面の台よりもプレーヤーにボールが向かってくるようで・・・サッカーのトラップに近い感じで選手の皆さんはコントロールをしていました。

基本的に12点を1セットとして2セット先取した方が勝利、スピード感もありますが・・・
選手の皆さんに伺うと、様々な部位を動かしたり、ボールを取りに行ったりの反復運動だったりでかなりの運動量なんだとか。

アジア競技大会 新競技"テックボール"
テックボール試合の様子:テックボール協会提供

2017年にハンガリーから台が導入されて広がり始めた、まだまだ新しいスポーツで。ここ5年ほどで国内でも徐々に広まっていき、現在国内の選手登録が大体100人程度ということです。

「都市型スポーツ」としても

そんな中で、神奈川県川崎市の富士通スタジアム川崎では月に2回ほど、テックボールの体験会を開催しているんですが・・・
体験会を開催している、株式会社川崎フロンターレ・フロンタウン部富士見公園の塚本彩美さんにどんな方が参加しているのか。また、開催側としての魅力などを聞いてみました。

株式会社川崎フロンターレ・フロンタウン部 富士見公園(富士通スタジアム川崎)塚本彩美さん

最近急激に盛り上がりを見せているので、体験会への参加者が増えましたね。サッカーが好きでやってる方が多かったり・・・年齢層的には30代以上の男性の方が多くて、でも女性の方もいたりとか、50代・60代の方もいらっしゃるとか・・・この前小学生が来てくれたり、今は年齢が幅広くなってきて、誰でも楽しめるっていうのが魅力かなと思っています。


今私たちはスタジアムの屋根のついている、狭いスペースでやらせてもらってますけれども、色々な場所で台とボールさえあればできるっていうのは、そんなに幅を取らずにみんなで楽しめるっていう・・・それがイベントをやっている側からしても助かる競技になっています。

場所をそこまで取らないので、都市部との相性も良いアーバンスポーツともいえます。

テックボールは室内でも屋外でも、専用の台とボールがあればプレーすることができるので、イベントや他競技の会場でプレーする機会もあるとか。見かけた際には、迫力あるプレーをぜひ間近で見てほしいという事でした!

アジア競技大会 新競技"テックボール"
富士通スタジアム川崎でプレーする様子

お話にもあった年齢層の広さの理由として、テックボールの特徴として、フィジカルコンタクトが発生しないので、年齢的にも幅広く参加できます。中には50歳で日本代表になった方もいるんだそうです!

【富士通スタジアム川崎の練習会】

そんなテックボールですが、アジア競技大会に向けて注目してほしい、テックボールならではの部分を伺いました。再びテックボール協会の早稲さんのお話です。

テックボール日本代表・テックボール協会代表理事 早稲昭範さん

テックボールならではっていう部分があって、バックボーンがサッカーっていうところもあるんですけれども、世界的に見ると例えばセパタクロー(サッカー×バレー)だったり、ヘディス(卓球×ヘディング)だったり、フッチバレー(サッカー×ビーチバレー)だったりとか・・・その国では流行ってる競技の世界チャンピオンとか、そういう方々のセカンドキャリアとしてテックボールに流れ込んできたと。なのでテックボールはある意味サッカー系競技の異種格闘技世界戦みたいな感じになっている。
また、サッカー系競技って基本的に男性女性がちゃんと分かれているんですけど、テックボールに関しては男女ミックスダブルスが存在するので。特徴的と言いますか、男女すらも平等に戦えるスポーツという形になっていますね。

年齢も性別も超えて一緒にプレーできるんです。

現在女子の選手が少ないということで・・・女子は日本代表になるチャンスも!?

現在はセカンドキャリアや他競技との同時並行でプレーしている方が多いということで、各選手それぞれのキャリアで培ってきた技術やプレースタイルが見られるところも魅力の一つです。

まずは9月のアジア競技大会でのテックボールのプレーに注目しましょう!

日本テックボール協会では、サッカー元日本代表の柿谷曜一朗さんをプレイングアンバサダーに迎え、競技の普及と発展に努めています!

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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