ゲストは、料理研究家で食品保存アドバイザーの島本美由紀さん。食品保存用ポリ袋「アイラップ」を使った冷凍テクニックをご紹介します。

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実は、アイラップは、“冷凍保存”の袋として大変優秀なんです!

そもそも、アイラップとは、岩谷マテリアル株式会社が昭和51年に発売。ラップのように使える高密度ポリエチレン製の袋。なんと、今年が発売50周年なんです!大きさはおよそ35センチ×21センチ(マチ4センチ)。オレンジ&三角形のパッケージ。

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

見た目は、スーパーに置いてあるポリ袋なんですが、一般的なポリ袋より丈夫で、耐熱温度は、なんとマイナス30度から120度!食品の保存の他に、湯煎や電子レンジ調理も可能なんです。

通常の冷凍保存用袋は、凍らせると水分が入り込んで塊になったり、袋の内側に霜がついたりしてしまいますが、アイラップは独自の高密度ポリエチレンを使用しているため、内部に水分が入りにくく、刻みねぎやピザ用チーズなどもパラパラの状態をキープしたまま冷凍できます。そんなアイラップならではの特性を生かした冷凍テク&簡単レシピを多数紹介します。

ちなみに、お値段は、岩谷さんの公式オンラインショップで、60枚入りで税込240円です。

基本の冷凍テクニックを覚えるべし!

アイラップ、野菜、果物、お肉、どんな食材でも冷凍保存できるんですが、そのために、まずは基本のテクニックをご紹介します。

ポイントは4つ。まずは、食材が新鮮なうちに冷凍すること。そして、水けをきる!密閉する!急速冷凍!です。
野菜は洗ってから冷凍してほしいんですが、洗ったお水がついたままだと霜がついてしまいます。

キッチンペーパーなどで水けをしっかりきってからアイラップにいれて冷凍しましょう。

鮮度をキープするために、必ず密閉しましょう。アイラップに食材を入れたら、袋に少しだけ空気を残した状態まで空気を抜いて、先をねじるようにして袋の口を結びます。

つづいて「急速冷凍」ですが、素早く凍らせることで細胞が壊れにくくなり、鮮度と食感をキープできます。熱伝導の高いアルミトレイにのせる、というテクニックのほか、なるべく薄く平らにするというのがコツです。

ほかに冷凍するとよい食材は、例えば、長ネギ。3本セットで買ったはいいけど、あまったものが保存しづらい、ということはありませんか?

そんなときは、洗って15センチほどの長さに切って、水けをふいて、アイラップへ。これで1ヶ月ほど保存できます。使う時は凍ったまま切れるので、ぶつ切りや斜め切りなど必要な分だけ袋から出して、用途に合わせて使えます。調理も凍ったままでOK。加熱すると生よりトロトロになります。

ほかのおすすめ食材は、ひき肉です。

ひき肉は、冷蔵庫に入れてすぐに変色して使えなくなりますよね。冷凍すれば、1ヶ月ほど保存できます。

冷凍するときは、トレイに入った状態で、菜箸などでほぐしてから、アイラップに入れます。このとき、なるべく広げてください。アイラップには200グラムほど入りますが、入れすぎないように、そのときに使う量に分けて入れましょう。

ぺったんこ冷凍を活用するべし!

中途半端に残った食品はアイラップに入れて、つぶしてぺったんこ冷凍がおすすめです。例えば、残ったカレーやミートソース、焼き芋、プリン、キムチも!食べるときは、必要な分だけパキパキ折って使えます。冷凍室でかさばらないという利点もあります。つぶすときは、1センチぐらいを目安に。

ぺったんこ冷凍のおすすめは、“バナナ”。皮をむいて、アイラップに入れてつぶして冷凍。冷凍したぺったんこバナナは、折ってそのまま食べてもおいしいんです!バナナケーキなどのお菓子作りにも使えます。あらかじめ、つぶして凍らせたものをご用意いただきました。

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技
長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

スー「うわ、甘い、甘い。子供のおやつこれでいいじゃん、ヘルシー。え、めちゃくちゃ甘い。」
   「柔らかいんですよ。ふわふわサクサクで、硬くて歯が痛いみたいなことが全然ない」

皮付きのまま保存することもできます。

スーさんが、丸ごとバナナを冷凍しちゃったって言ってたと思うんですけど、食べる方法があって。解凍とかもせず、丸ごとの皮付きのバナナを電子レンジで20秒くらい加熱するんですよ。それで、包丁で長くなるように、縦半分くらいに切って開くと、蜂蜜かけたらアイスですよ。

皮付きのまままるごと冷凍すれば4ヶ月ほどおいしく保存できるのでおすすめ。

ナスは丸ごと冷凍して、そのまま調理するべし!

ナスは冷凍に向いている野菜といえます。そのまま冷凍して、使う時もそのままカットできるので、大変ラクに保存・調理ができるんです。

冷凍するときのコツは、ナスは切ってしまうと、切り口から劣化してしまうので、切らずに、そのままで。一度洗って水けをふいてからアイラップに入れましょう。数本入れてもくっつく心配がありません。

冷凍したものを調理すると、短時間で火が通って味がしみこみます。油も少ない量ですみます。さらに、色も美しく仕上がります!いいことづくめ!

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

豚なすみそ炒め

【材料 2人分】
・冷凍ナス 2本
・豚バラ薄切り肉 150グラム
・ごま油 小さじ1
・白いりごま 適量
・合わせ調味料として、砂糖、酒、みそ、それぞれ 大さじ1と2分の1

【作り方】
・冷凍ナスは室温に5分ほどおいて、薄い輪切りにする。
・豚肉はひと口大に切る。
・フライパンにごま油を中火で熱し、豚肉を炒める。
・肉に軽く火が通ったらナスと合わせ調味料をいれ、炒め合わせる。
・器にもって、白ごまをふって完成。

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

小笠原「ナスもっとぶじゃぶじゃしてるかなと思ったら、食感がしっかりしてる」
スー「美味しい。本当にお味もしっかり染みてて、非常に良いですね。」

【お知らせ】

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

いまご紹介したような、アイラップの冷凍のワザを掲載した、『アイラップで簡単レシピ 冷凍ストック編』という本が発売になりました!冷凍ミールキットや野菜ごとの冷凍テク、ご紹介しています。ぜひ手に取ってみてください。

新著『アイラップで簡単レシピ 冷凍ストック編』は、税込1,760円でGakkenから販売中です。

長ネギは1ヶ月、バナナは4ヶ月保存可能!”アイラップ”を使った冷凍スゴ技

【島本美由紀さん】
1975年・栃木県出身。

2004年から料理研究家として活動をスタートすると、食品ロス削減アドバイザー・ラク家事アドバイザー・防災士としても活動。また、冷蔵庫収納・食品保存アドバイザーとして、「食品ロス削減は家庭の冷蔵庫から!」をテーマに全国で講演会を開催されています。2021年には消費者庁主催の食品ロス削減大賞で審査委員長賞を受賞されました。3年ぶり5回目のご出演です。

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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