JR西日本「ドクターイエロー」T5編成は、2027年1月に検測運転を終了し、引退する予定です。現役を退いた後は同編成の7号車が、広島県江田島市にある広成建設の「江田島研修センター~み・ら・い~」にて保存展示される予定です。
ドクターイエローT5編成の役割と保存展示の目的
東京~博多間を駆け抜けた新幹線電気軌道総合試験車
ドクターイエロー(新幹線電気軌道総合試験車)は、東海道・山陽新幹線の東京~博多間を走行し、電気設備や軌道設備などの状態を検測する車両です。JR東海の所有するT4編成は2025年1月に引退し、残るはJR西日本のT5編成のみとなっていました。今後は、最新型の「N700S」に検測機能を搭載した車両が、営業運転中に検測を行います。
【参考】【ドクターイエローからバトンタッチ】JR東海が3つの新検測技術を開発! 新幹線営業車で検測業務を全て代替するシステムが明らかに(※2025年10月) https://tetsudo-ch.com/13014037.html
【参考】【2027年引退】ドクターイエロー&500系が駅弁に! 淡路屋「引退記念重」の内容と「おとりおき予約」方法、販売店舗まとめ(7/1発売開始) https://tetsudo-ch.com/13031662.html
鉄道保守の実績を持つ広成建設による後世への継承
広成建設株式会社は、JR西日本グループとして山陽新幹線の開業時から鉄道保守業務に携わってきた企業です。長年にわたり新幹線の安全を支えてきたドクターイエローの役割と意義を後世に伝えるため、確かな保守技術と実績を有する同社での保存が決まりました。
江田島研修センターでの展示開始時期と施設概要
旧切串中学校を活用した実践型の人材育成拠点
保存先となる「江田島研修センター~み・ら・い~」(江田島市江田島町切串1丁目11-17)は、広成建設社員の技術力向上や人材育成を目的とした実践型研修施設。施工計画の検討や現場OJTの補完に加え、各種技術研修の場として活用されています。江田島市から旧切串中学校の土地と校舎の譲渡を受け、改修を経て2022年3月に開設されました。
2027年9月から7号車の展示がスタート予定
新たに建設される施設でのドクターイエロー7号車の展示開始は、2027年9月の予定です。
(画像:JR西日本、トップ写真:PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
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