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富良野線をのんびり走る、あの観光列車が見られるも最後です。北海道の夏の風物詩として親しまれてきた観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が、2026年9月23日(水・祝)の運転をもって28年の歴史に幕を下ろします。

最終日は旭川~富良野間を2往復する特別ダイヤで運行され、停車する全5駅で地域住民やご当地キャラクターによる盛大なラストランお見送りイベントが開催されます。
この記事では、9月23日最終日の詳細な時刻表・停車時間をはじめ、全車指定席の予約注意点、ラストラン限定ヘッドマーク&乗車証明書のデザイン、そして各駅のおもてなし・Nゲージ展示情報まで完全網羅して解説します。最後の思い出づくりや撮影計画にぜひお役立てください。

最後の雄姿は?9月23日が最終運転日

富良野・美瑛ノロッコ号は2026年9月23日(水・祝)をもって運転を終了します。1998年から28年間にわたって走り続けてきた、人気の列車です。
最後の連休となる9月19日(土)から23日(水・祝)は、これまでの感謝を込めた特別な仕様で運転中です。機関車は8月15日から9月13日まで使っていたラベンダー色から、長く親しまれてきた緑色に戻りました。

ラストラン限定のヘッドマークは?

9月19日から23日までの5日間、ラストラン専用のヘッドマークが機関車と客車の両方に掲げられています。デザインしたのは富良野市のデザイン会社、フラノデザインです。

28年の歴史に幕!「富良野・美瑛ノロッコ号」が9月23日でラストラン、最終日の特別ダイヤ&全5駅のお見送りイベントまとめ(北海道)
ラストラン専用ヘッドマーク。左が機関車側、右が客車側
ラストラン専用ヘッドマーク。左が機関車側、右が客車側(画像:JR北海道)

【2種類のヘッドマーク】
機関車側(1号車側):1998年から現在まで走ってきた沿線の風景をデザイン。「ありがとう 1998-2026」の文字が入る
客車側(3号車側):これまで使ってきた歴代の機関車3両をデザイン。「2026 LAST RUN」の文字が入る

前と後ろでデザインが違うので、撮るなら両側を押さえておきたいところです。

最終日のダイヤはどうなる? 旭川~富良野を2往復

9月23日は通常と異なる特別ダイヤで、旭川~富良野を2往復します。ふだん走る5号・6号は運転しません。

【9月23日 下り(旭川→富良野)の時刻】
1号:旭川9時14分発→美瑛9時42分着・10時02分発→美馬牛10時13分→上富良野10時25分着・10時45分発→ラベンダー畑10時52分着・10時54分発→中富良野10時58分着・11時18分発→富良野11時36分着
3号:旭川14時34分発→美瑛15時13分→美馬牛15時24分→上富良野15時37分→ラベンダー畑15時46分→中富良野15時55分→富良野16時04分着

【9月23日 上り(富良野→旭川)の時刻】
2号:富良野12時06分発→中富良野12時24分→ラベンダー畑12時30分→上富良野12時37分→美馬牛12時49分→美瑛12時59分着・13時42分発→旭川14時12分着
4号:富良野16時14分発→中富良野16時37分→ラベンダー畑16時44分→上富良野16時52分→美馬牛17時11分→美瑛17時20分→旭川17時46分着

注目は1号です。美瑛・上富良野・中富良野の3駅でそれぞれ20分ずつ停まり、その間に地域の人たちがおもてなしをします。旭川を9時14分に出て富良野に着くのが11時36分ですから、2時間22分かけて走る計算です。ふだんの1号は旭川10時00分発・富良野11時40分着なので、40分あまり長く乗っていられます。
上りの2号も、美瑛駅に12時59分に到着し13時42分発まで約43分間停車するため、おもてなしをゆっくり楽しめます。

この日は富良野線の普通列車にも時刻の変更が出ます。乗り継ぎを組むときは、当日の駅の時刻表で確かめてください。

乗るには何が必要?全車指定席で自由席なし、駅ホームのお見送りイベントは入場券でも見学可能

ノロッコ号は3両編成で、全車指定席です。自由席はありません。乗車券のほかに指定席券1,000円が必要で、指定席券を持っていないと乗車できません。

ラストラン当日の指定席券は激しい争奪戦が予想されますが、乗車券(または入場券)のみで各駅ホームや駅前のお見送りイベントに参加可能です。チケットが無くとも、最後の列車を見送るのも思い出に残るでしょう。
特に旭川駅では9:00~16:00まで東コンコースで「Nゲージ展示」が実施されるほか、美瑛駅・中富良野駅では長めの停車時間が設定されているため、ホーム上での撮影や駅前での特産品購入が楽しめます。

各駅ではどんなお見送りがある?

28年の歴史に幕!「富良野・美瑛ノロッコ号」が9月23日でラストラン、最終日の特別ダイヤ&全5駅のお見送りイベントまとめ(北海道)
ラベンダー畑駅でノロッコ号を出迎える地域の人たち
沿線の駅では地域の人たちがお出迎えとお見送りをする(画像:JR北海道)

9月23日は、ノロッコ1号の出発・到着にあわせて、各駅がおもてなしを用意します。

【駅ごとの内容】
旭川駅:旭川市のシンボルキャラクター「あさっぴー」と地域の皆さんによるお見送り
美瑛駅:美瑛町を拠点に活動する「白金太鼓」の演奏、ご当地キャラクター「かけ丸くん」と地域の皆さんによるお出迎え・お見送り
上富良野駅:ご当地キャラクター「らべとん」と地域の皆さんによるお出迎え・お見送り、ノベルティの配布
中富良野駅:ご当地キャラクター「ラベンダーの妖精」と地域の皆さんによるお出迎え・お見送り。「駅前BASE33」ではPension & Restaurant La Collina(ラ・コリーナ)のお菓子を販売
富良野駅:ご当地キャラクター「へそ丸くん」と地域の皆さんによるお出迎え

さらに、最後の列車となるノロッコ4号の出発・到着時にも、富良野・中富良野・上富良野・美瑛・旭川の各駅で最後のお出迎えとお見送りがあります。

旭川駅の東コンコース(東改札前の特設会場)では、9時から16時まで「Nゲージ展示」も開かれます。東神楽大学の協力で、ノロッコ号をはじめとするJR北海道の鉄道模型車両が並びます。

車内でもらえるものは?

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ラストラン仕様の富良野・美瑛ノロッコ号の乗車証明書
9月19日から23日に配られるラストラン仕様の乗車証明書(画像:JR北海道)

9月19日から23日までは、車掌からラストラン仕様の乗車証明書が配られます。「ありがとう 1998-2026」のロゴと、山並みを背にラベンダー畑を走るノロッコ号が描かれたデザインです。

乗車記念スタンプは8月15日から9月23日まで車内に置かれています。こちらはラストイヤー専用のデザインで、機関車と客車を線画で描いたものです。

ノロッコ号とはどんな列車だったのか

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「富良野・美瑛ノロッコ号」(写真:PIXTA)

富良野・美瑛ノロッコ号は、機関車が客車を引っ張る形の観光列車です。

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富良野・美瑛ノロッコ号の編成

ラベンダーが咲き乱れる富良野~美瑛の丘、雄大な大雪山の景色をを眺めながら走るトロッコ列車です。1998年に走り始め、美瑛から富良野へ丘をたどる富良野線の観光を支えてきました。

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富良野・美瑛ノロッコ号の車内イメージ(画像:JR北海道)

木目調のシートが並び、6名掛けのボックスシートと窓を向いた2名掛け座席があり、雄大な道北の車窓の景色を楽しめるようになっています。

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富良野~美瑛付近では、夏にはラベンダーをはじめとしたの花畑の絶景が見られます(写真:PIXTA)

同じ「ノロッコ号」の名を持つ釧網線の「くしろ湿原ノロッコ号」も、2026年限りで運転を終えます。

JR北海道によると、理由は車両の老朽化で、10月4日の定期運転終了後、10月9日・10日の2日間がラストランです。こちらは1989年に初代車両がデビューし、37年の歴史を閉じます。
道内から、この形の観光列車が相次いで姿を消すことになります。

28年間、数多くの旅人を乗せて北の大地を駆け抜けた「富良野・美瑛ノロッコ号」。乗車する方も沿線で見送る方も、ラストラン限定の特別な風を感じながら、最後の雄姿を目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。最後の姿を見届けたい人に残された日数は、あとわずかです。
(画像:JR北海道、PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)

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