いすゞは2026年7月27日、路線バスの「エルガ」と「エルガミオ」、そしてBEV(バッテリー式電気自動車)の「エルガEV」の一部改良を実施し、同日に発売しました。特にエルガとエルガミオに関しては大きく印象が変わったフロントのデザインや、操作系統の改変に対してネット上にさまざまな意見が寄せられています。
いすゞエルガは2000年に登場した路線バスで、現在は2015年に登場した2代目モデルが販売されています。主なラインナップは大型のエルガと中型のエルガミオのほか、2024年からはフルフラットノンステップ構造のBEV仕様であるエルガEVが加わっています。
今回の一部改良では、まずエルガとエルガミオに、車両前方の歩行者や自転車を検知する「フロントブラインドスポットモニター」と、右左折時に横断歩行者や車両を検知する「交差点警報」を新採用。フロント周りは、黒い縁取りでヘッドライトが強調されたデザインとなりました。
また電動パーキングブレーキ(EPB)も標準装備となり、ドライバーに異常が発生した際に車両を緊急停止させる「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」との連動が可能になりました。さらに、エルガにはホイールナットの緩みを検知する「車輪脱落予兆検知システム」も搭載。排気量5.2Lのディーゼルエンジンも改良され、燃費やトルクが向上しています。
このほか、車内の装備では外気導入クーラーや新デザインの運転席メーター、スイッチ付きの新しいハンドルなどが装備されました。また従来はワイパーのレバーにハザードランプの操作スイッチが備わっていましたが、国際基準への適合も見据え、独立したボタンスイッチへと変更されています。
一方エルガEVに関しては、充電口の位置が車両左側面から後面へ移設されたほか、新たに「寒冷地仕様オプション」が設定されました。プレヒーターを採用することで暖房性能を高め、冬期における航続可能距離の改善を図っています。
一斉に改良を受けたエルガシリーズについて、すでにXなどのSNS上には多くの投稿が集まっています。
また、ハザードランプのスイッチが移設されたことも話題となっています。
「シフト脇は微妙に押しづらそう」「バスやトラックのハザードスイッチはハンドル左レバー引き上げ式が一番いい。無駄に手を動かさなくて済むから」など、見慣れないスイッチ位置に驚く声もある一方、「(独立化は)法規対応だから仕方ない」「多分慣れていくと思う」「日野『セレガ』(および兄弟車のいすゞ『ガーラ』)はとっくにシフト脇へ移設されているのよね」など、改良に理解を示す声も見られました。

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