アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバー・久保史緒里が主演を務める映画『世界は美しいと誰かが言った』が、日本初のタクシー映画祭「TAXIATER」にて上映されることが決定した。
タクシー映画祭「TAXIATER」は、「LIFE IS MOVEMENTS. 人生は、移動の連続である。」をコンセプトに掲げる日本初のタクシー映画祭。
8月5日「タクシーの日」を記念して、8月3日(月)から1週間にわたり、東京23区内を走行する100台のタクシーと連携したサイネージメディアで、アカデミー賞級の豪華制作陣が手掛ける撮り下ろしの短編映画を上映し、新たな映画体験、移動体験を創出する。
タクシー上映後には、池袋・渋谷・下北沢の都内3館で8月15日(土)~8月29日(土)の間、3作品の同時上映を行う劇場上映(一部、舞台あいさつ・特別対談付き)を開催する。
そしてこのたび、タクシー映画祭「TAXIATER」にて上映される、撮り下ろしの短編映画3作品の出演者および作品情報が公開となった。
『世界は美しいと誰かが言った』
主演=久保史緒里/監督・脚本=中川龍太郎
第38回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された映画『恒星の向こう側』(2026年秋公開)で共演する監督・中川龍太郎と俳優・久保史緒里がタッグを組んだ短編作品。NHK大河ドラマ『どうする家康』、連続テレビ小説『あんぱん』他、数々の映画やドラマ、舞台作品に出演する久保史緒里が、乃木坂46卒業後・初主演作品に挑戦する。脇を固めるのは、三浦貴大や中尾幸世等の実力派俳優。中川龍太郎と久保史緒里ら出演者が対話や日記を交換しながら作り上げた映像詩の世界観は、「アタック」が人々とともに歩み出す「明日」の世界とも呼応し、生きることの痛みと希望を、美しく描き出す。
<あらすじ>
重い病を抱える史花(久保史緒里)は、2歳の娘を抱き抱えて、行くあてもなくタクシーに飛び乗る。たどり着いたのは木々が生い茂り、風がそよぎ、光があふれる湖のほとりの集落。そこで、幼い娘を亡くした経験を持つ光世(中尾幸世)と出会う。史花と律は彼女が営む民宿に、一晩だけ泊まることに。その一晩を通して、史花・律・光世、3人の女性の人生が交差する。その先に待っているものとは。
監督・脚本 中川龍太郎氏コメント
「世界は美しいと誰かが言った」というタイトルが頭に浮かんでから、たった一時間でこの物語は書き終わった。撮影の直前になって、どこかで聞き覚えのある言葉だと思って、本棚を見た。
藤吉史花役・久保史緒里コメント
撮影の日々を思い返すと、「私は母親になれたのだろうか」という想いが込み上げてきます。この想いこそが、史花の根源であり、限りある命への未練だったのかもしれません。この世界は時に残酷で、暗がりに包まれる日もあると思っています。そんな私自身が日々抱えている翳りのある想いも全て肯定してくださり、史花の命の要素へと変えてくださった中川監督に、心から感謝しています。撮影を終え、目の前の世界が愛おしくてたまらないと思う自分が居ました。この作品に触れてくださる方にとって、今を生きる命や、確かにそこに居た命に、心を寄せるきっかけになれば幸いです。
『まるくてしかく』
主演=大沢一菜/監督・脚本=小宮山菜子
主演には、映画『こちらあみ子』で鮮烈デビューを果たし、映画『ルート29』では綾瀬はるかとのW主演で話題を集めた俳優・大沢一菜を起用。相手役には、数々の話題映画・ドラマ作品に出演する、13歳の照井野々花。脇を固めるのは、田畑智子や松田弘子等の実力派俳優。監督・脚本は、第20回 大阪アジアン映画祭、ソウル国際プライド映画祭等、国内外で注目を集める小宮山菜子が務める。さらに映画『ドライブ・マイ・カー』やDisney+ 日本史上最高視聴数を記録した「ガンニバル」シリーズを手掛けた山本晃久がプロデュースを担う。小宮山菜子がクィアである主人公と紡いだ優しい物語は、一人一人の「好き」を包み込む「ハミング」の願いとも呼応する、世の中への静かなる祈り。
<あらすじ>
中学生の二藤(大沢一菜)と詩織(照井野々花)は、両親の離婚後、母・芽衣子(田畑智子)と離れて暮らす詩織のために、かつて芽衣子と埋めたタイムカプセルを探しに行く。しかし、思い出の場所を掘っても、タイムカプセルは見つからない。二人は直接、芽衣子に会いに向かうが、その道中、小さなレストランで芽衣子が見知らぬ男性と再婚式を挙げている場面に遭遇してしまう。
監督・脚本 小宮山菜子氏コメント
男性女性だけでは括れない、ノンバイナリーでありクィアである主人公が生きていける日本映画をつくろうと思い、この物語を立ち上げました。当たり前だけが正しいのは苦しいです。いまある規範だけに捉われず、映画に生きる二藤と詩織、芽衣子に出会ってください。この映画を誰かとの間に置くことで、少しでも話しやすくなる人が増えたらいいし、ばらばらのままでも一緒にいることができたらうれしいです。二藤と詩織の将来への歩みが、一瞬でもあなたに宿る映画になることを祈っています。
二藤役・大沢一菜コメント
小宮山監督の書いた台本を読んで、いつも感じている不安や孤独感、苛立ちや喜びについて自分でもわからないままにしていたことに向き合ってみました。だからと言って全てわかった訳ではないですが、二藤を演じてみてこの映画の優しさに救われた気持ちになりました。観てくれた人にその優しさが広がっていくと良いなと思いました。
『Parallel Parking』
主演=林裕太・岸本加世子/監督=長島翔/脚本=向井康介
第30回 釜山国際映画祭で映画『愚か者の身分』により最優秀俳優賞を受賞した注目の若手俳優・林裕太と、北野武監督作品『HANA-BI』『Dolls ドールズ』、向田邦子・脚本「あ・うん」、山田太一・脚本「男たちの旅路」等、映画やドラマに多数出演の岸本加世子によるW主演作品。監督はテレビ東京「サ道」シリーズ等を手掛ける長島翔。脚本は映画『ある男』で第46回 日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介。プロデュースは『舟を編む』で第37回 日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した五箇公貴が務めます。行き場の無い、不安の中に生きる少年・悠生。彼の身に起きる一晩の不思議な出会いが、人々の毎日を「少しでも前向きに」と願う「キュキュット」の想いとも呼応して、行き止まりの彼の人生を、ゆっくりと突き動かす。
<あらすじ>
行き場のない不安と息苦しさの中で生きる青年・悠生(林裕太)。 ある夜、いつも通りアルバイトを終えて帰路についた悠生は、気が付くと、家とは違う方向にハンドルを切っていた。あてもなく車を走らせるうち、辿り着いたのはとあるパーキング。そこで、同じく車の中で夜を過ごしていた女性・みどり(岸本加世子)と出会う。ひょんなことから言葉を交わすようになった二人。みどりと過ごした不思議なひと晩を経て、立ち止まるしかなかった悠生の気持ちはゆっくりと動き始める。
監督 長島翔氏コメント
暗い夜の撮影でした。出口が見えない日々の中で、どうしても前に進めなくなったとき。ふいにハンドルを切った先に、何が待っているのでしょうか。明け方の撮影中、スタッフから「横の駐車場に、実際に車で寝ている親子がいましたよ」と聞きました。朝が来て、僕たちの撮影は終わりました。帰り道、車の窓から一台の車が見えました。悠生もみどりも、きっと僕たちのすぐ近くにいます。
竹田悠生役・林裕太コメント
誰かのために生きれば、自分を犠牲にすることもあります。しかし、環境が悪ければ、その尊い生き方は自分自身を追い詰めてしまいます。日々に追われ、擦り減らし、自分のために生きることを忘れ、逃げられなくなってしまった人はどうしたらいいのでしょうか。悠生がどう生きてきたのか必死に想像し、行く先に明るい日々があるよう願い、演じました。短い期間でしたが、長島監督、岸本加世子さんと何度も話し、お芝居できたこと、光栄に思います。夜から始まり、朝日を求めるような撮影でした。今まで暗くて見えなかった道をそっと照らしてくれるような映画です。
藤島みどり役・岸本加世子コメント
素晴らしい脚本と監督とスタッフと、息子のような…林裕太さんと、素敵な企画の中、撮影をさせていただきました。日が暮れて夜がきて朝を迎えて、あぁ、こういう想いで監督は撮られているんだな、こういう想いが脚本に書かれているんだなと、演じながら深まっていくような作品でした。
作品概要および劇場上映スケジュール(3作品共通)
<作品概要>
上映時間:80分程度(3作品合計)
上映期間:タクシー上映 8月3日(月)~8月9日(日)/劇場上映 8月15日(土)~8月29日(土)

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