写真左から、海邉朱莉と奥田いろは
撮影/幸田昌之

9月29日・30日に東京体育館で開催される、乃木坂46「42ndSGアンダーライブ」。5期生・小川彩をセンターに据えた42ndSGアンダーメンバーは、どんな思いでステージに立つのか。

『BUBKA』では「逆襲のアンダーライブ特集」と題し、アンダーメンバー全員にインタビューを行い、その胸中を語ってもらった。今回はその中から、奥田いろはと海邉朱莉のペアインタビューを一部抜粋してお届け。歌声を武器に自分を表現する先輩後輩コンビに、歌唱パフォーマンスへの向き合い方を語ってもらった。

緊張にさよなら

━━本題に入る前に、関係性を聞きたいんですが……。

奥田いろは(以下、奥田):個人的には、ずっと仲良くなりたいなと思っていて。知れば知るほど味が出ているといいますか、すごく魅力的で。もっといろんなお話をしたいと思っています。

━━何と呼んでいますか?

奥田:「あかたん」です。

海邉朱莉(以下、海邉):同期からは「あかりん」か「朱莉」なんですけど。でも、嬉しいです。そう呼んでくださるのは唯一なので。

━━仲良くなりたいそうですよ。

海邉:嬉しいです。

何度かお話させていただきましたけど、私ももっとお話したいと思っていたので。

━━今までどんな話をしてきましたか?

海邉:お歌のことです。

奥田:「カラオケでは何を歌いますか?」と聞かれたことがあります。私は昭和のシティポップが好きで。あかたんもシティポップを聴くらしくて、趣味が合うなと思いました。

海邉:最近は安全地帯さんを歌います。

奥田:私の場合、『新・乃木坂スター誕生!』がきっかけでした。そこでいろんな曲を歌わせていただくようになって、派生していって、いろいろ聴くようになりました。

海邉:私は両親の影響がありました。あと、テレビっ子なので、何かの番組で見た時に、「この曲、素敵だな」と思ったのが安全地帯さんとの出会いでした。

━━ぜひ2人でカラオケで熱唱してください。

奥田:行きたい! 

海邉:緊張しちゃいます……。

奥田:私も緊張しちゃう(笑)。

━━そもそも2人とも小さい頃から歌が上手いと言われてきたんですか?

奥田:自分では上手いと思ったことがないんですけど、ただ好きは好きで。3歳の頃からaikoさんの曲をカラオケで歌っているような子でした。ジャンルを問わず、家でもずっと歌っていました。一人暮らしを始めてからはリミッターが外れて、全力で歌っています。

海邉:私は小さい頃から音の鳴るおもちゃが好きで。クマをちょんって押すと、音楽が鳴って歩くっていう人形が好きで。そういうおもちゃを両親が揃えてくれたのが音楽を好きになったきっかけだと思います。それで4歳からピアノと歌を習わせてくれて。

━━英才教育ですね。

海邉:そんな本格的ではないです。音を楽しみましょうっていうタイプの教室でした。

━━カラオケは行っていましたか?

海邉:学校帰りによく行きました。夕方割引があって、500円で2~3時間いられたので。しかも、ドリンクバーつきで。

━━そこで友達と歌っていたんですね。

海邉:いや、母と行っていました。乃木坂46に入ってからは、ツアーでホテルに泊まらせてもらった時、相部屋の子に言われます、「昨日、歌ってたね」って。

━━どういうことです?

海邉:私、独り言が多いんですけど、歌っちゃってるみたいで。自分ではよくわからないんですけど。

━━独特な独り言ですね。では、先輩から見て、後輩の歌のいいところはどこですか?

奥田:あかたんは憑依型だと思っていて。普段はこんなにおしとやかなのに、ステージに立つと存在感が人一倍出るんです。それは歌声もパフォーマンスもそうなんですね。

曲の世界に入っているあかたんを見るのが好きで、特に表情に惹かれます。その表情ひとつで感動するというか、泣きそうになります。

海邉:いやぁ、畏れ多いです……。憑依型ですか? そう見てくださっているなら嬉しいです。自分では考えたことはないですけど。

奥田:私も似たタイプだからわかるんです。音楽の力って本当に大きくて、音が鳴ると、その世界に連れて行ってくれるというか。その感覚が似ているのかなと勝手に思っています。

━━他の歌手の曲をカヴァーする時もそうなりますか?

奥田:自分が経験したことのない歌はどうしても想像するしかなくて。その世界に入るというか、演じる気持ちになるんです。そうすると、自分じゃない誰かがやって来るんです。その曲の主人公が見えて、その人になった気持ちになります。

━━今の話、わかりますか?

海邉:いや……どうですかね……。

奥田:違ったみたい(笑)。

海邉:そのお話に共感はできます。でも、本当に考えたことがなくて……。

奥田:そうなんだ。私は歌詞を読んで、その景色がいかに見えるかというのを大事にしていて。景色を想像して歌っています。その景色に自分が入っていくという感覚です。

━━そうすることで感情移入が始まる。

奥田:そうです。

━━ステージに立つ時、恥ずかしさはなくなりますか?

海邉:緊張はするんですけど、少し恥ずかしさはあります。でも、音楽の力のお陰で恥ずかしさも吹き飛んでいくんだと思います。

━━『乃木坂スター誕生!』のライブでは、アリーナの大きなステージでソロ歌唱をする機会もありますよね。奥田さんも、一人で歌うときはやっぱり緊張しますか?

奥田:めっちゃ震えました。でも、曲の世界に入れていると震えがなくなるんです。その世界の主人公は緊張しないはずですから。

取材・文/犬飼華

まだまだ続く冨里のインタビューは、42ndSGアンダーメンバー全員登場の『BUBKA10月号』をチェック!「奥田:本当に上手ではなくて。乃木坂46に入ってから、ボイトレで何回も泣いてきました。理想像に表現力が追いつけなくて、悔しくて泣いたり。あと、歌ってメンタルが出るもので。高音を出す時に怖いと思うと出ないんです。強い心を持つと出るんです。歌が上手な方はメンタルが強いのかなと思います。」

奥田いろはプロフィール

おくだ・いろは=2005年8月20日生まれ、千葉県出身。澄み切った歌声でステージに潤いを、ファンの心には癒やしを補給する乃木坂46の「奥田・いろはす」。ギターに芝居に作詞作曲と、掘れば掘るほど才能がこんこんと湧き出す天然素材。愛称は「いろは」。

海邉朱莉プロフィール

かいべ・あかり=2007年2月14日生まれ、兵庫県出身。その名の通り海がよく似合う、乃木坂46のアカリトル・マーメイド。得意の歌を響かせれば、その美声に誘われて誰もがアンダー・ザ・シー。愛称は「あかり」。

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