衛星放送用機器などを製造する「伊藤精密製作所」(岐阜県海津市)は、7月1日、岐阜地方裁判所から民事再生手続きの廃止決定を受けました。今後は破産手続きに移行する見込みで、負債総額は約12億1600万円(2025年8月期時点)に上ります。

「伊藤精密製作所」は、ことし1月23日に民事再生法の適用を申請し、再建を目指していましたが、再生計画策定の見通しが立たず、7月1日に再生手続きの廃止が決定されました。

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ピーク時の売上は38億円超も… 債務超過が拡大

1959年創業に創業した「伊藤精密製作所」。精密切削加工を強みとし、衛星放送機器や住宅関連の部品などを一貫生産体制で製造。1991年8月期には売上高約38億5500万円を記録しましたが、その後は売上の減少傾向が続いていました。

特に、2020年8月期には新型コロナウイルスの影響で売上が10億円台に落ち込み、債務超過に陥りました。その後、一時的に売上は回復したものの、3期連続の赤字を計上し、債務超過は拡大していきました。

スポンサー企業の支援による再建を目指すも…

金融機関からの支援を受けながら自力再建の道を模索していましたが、限界を迎え、ことし1月、民事再生法の適用を申請しました。

民事再生法の申請後は、スポンサー企業の支援による再建を目指したものの、具体的な再生計画策定の見通しは立たず、裁判所が再生手続きの廃止を決定。今後、破産手続きに移行する見込みです。

【倒産】負債総額は約12億1600万円 スポンサーの支援による再建目指すも…再生計画策定の見通し立たず 住宅関連の部品や衛星放送用機器などの製造業者 民事再生手続きの廃止決定
CBC

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