9月に開幕するアジア大会 愛知・名古屋。今回はビーチバレー日本代表の水町泰杜選手(24)に注目します。

実は水町選手、インドアのバレーと"二刀流"の異色のアスリート。二刀流の原点に迫りました。

バレー界の“二刀流” きっかけは10年前の熊本地震 「当たり...の画像はこちら >>

パワフルで鋭いスパイクが持ち味!アジア大会の日本代表を勝ち取った、トヨタ自動車ビーチバレー部所属 水町泰杜選手。異例の道をたどるアスリートです。

(水町泰杜選手)
「インドアから戻ってきて、球速やスピード感は強みだと思っている」

実は水町選手、インドアのバレーでも日本代表に選出されるほどの実力の持ち主。

バレー界の“二刀流” きっかけは10年前の熊本地震 「当たり前じゃなかった」 オフシーズンゼロの過酷スケジュール 異例の道を進むワケ【アジア大会 愛知・名古屋2026】
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さらにSVリーグのオールスターゲームでは、日本代表のエース髙橋藍選手らをおさえて、ファン投票で1位に選ばれる人気者。バレーボール界で輝く二刀流の選手です。

(髙橋藍選手)
「全然感覚が違うので、インドアができるからビーチができるってわけではないので。(二刀流は)本当に難しいと思います、だから泰杜はすごい」

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小学1年から始めたバレーボール 高校では全国制覇も

水町選手が最初に始めたのは、インドアのバレー。

(水町選手)
「ずっとバレーボールだけ。365日バレーボールやっていました」

小学1年生から競技を始め、中学では熊本県選抜のエースとして日本一を経験。

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その後、バレーの名門 鎮西高校(熊本)に進学し、全国制覇。エリート街道をひた走ってきました。

そんな水町選手が、ビーチバレーに興味を持つきっかけとなったのが…

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きっかけは10年前の熊本地震

(水町選手)
「余震がすごかったので、それが結構ずっと忘れられない。やっぱり(バレーが)できるのは当たり前じゃなかったんだなとすごく感じた」

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2016年4月に起きた熊本地震。県内で震度7を観測し、水町選手も被災しました。

高校に進学したのは、復興の最中。

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(水町選手)
「駐輪場でトレーニングしたり、この辺でボールを触って…みたいな感じでしたね」

体育館が使えず、“屋外”で練習する日々。ここである思いが芽生えます。

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(水町選手)
「外で2対2とか3対3やることで、ビーチバレーってこういう感じなんだなと。結構楽しかった記憶があります」

辛い境遇のなかで気づいた楽しさ。その後強豪 早稲田大学のバレー部に入部しますが…

「ビーチ一本にしようかと…」

(水町選手)
「大学1年の時にオフで先輩たちに(ビーチバレーに)連れて行ってもらって、やっていく中ですごく面白いなと感じた」

日に日に増していくビーチへの熱量。様々な考えが脳裏に浮かびます。

(水町選手)
「ビーチ一本にしようかと思った時期もあった。セカンドキャリアで教員になろうと昔は思っていたので。そうなると(当時)Vリーグのバレーボールのシステムも学びたいと思ったし、いろんな面を含めて(インドアとビーチ)2つやれたらいいなという思いが出てきた」

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そして、大学4年の12月、水町選手は誰も通ったことのない道を選びます。2チーム合同の入団会見にのぞみました。



(ウルフドッグス名古屋 横井俊広シニアゼネラルマネージャー)
「ウルフドッグス名古屋への入団、そしてトヨタ自動車のビーチバレー部への入部。水町君、心から歓迎します!」

(トヨタ自動車 ビーチバレーボール部 川合俊一ゼネラルマネージャー 当時)
「大学のスーパースターが、二刀流を選んでくれたということで、ビーチバレーボール界もバレーボール界も期待していますので、是非ともがんばってください」

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オフシーズンなしの過酷スケジュール

ここからスタートした異例の二刀流。決して簡単な挑戦ではありませんでした。インドアはリーグ戦が10月に始まり、プレーオフは5月まで。

一方、ビーチのシーズンは5月から9月までで、オフシーズンが全くない過酷スケジュール。

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それでも水町選手は、二刀流を諦めません。

インドアのバレーボール歴10年以上の水町選手も、ビーチではルーキー。コートとは違って動きづらい砂の上、必要な下半身の筋力を徹底的に鍛えます。すると…

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(水町選手)
「ビーチをやったからこそインドアの面白さに気づけた。ビーチバレーをやっていなかったら、(インドアは)2年くらいでやめていただろうな」

ビーチにのめりこめばのめりこむほど、インドアの楽しさにも気づき、それが結果にも表れるようになっていきます。

去年 SVリーグの最優秀新人賞受賞 日本代表にも初選出

インドアで去年、SVリーグの最優秀新人賞を獲得すると、日本代表にも初選出されました。

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そしてことしは、圧倒的なサービスエースの数で男子トップサーバー賞を受賞しました。

そして迎えた、インドアシーズン終了の報告会。

(水町選手)
「みなさんの声援が選手の力になりました。

今週土日、ビーチの試合に出るので、応援よろしくお願いします」

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「インドアのチームを背負って、ビーチで戦うのは僕にしかできない」

直後のビーチの試合は、絶対に負けられない戦い。

(水町選手)
「アジア大会の予選があるので、代表の枠をとれるように…」

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アジア大会の代表を決める選考会。インドアのシーズンを終えてすぐ、ビーチの大一番です。

トヨタ自動車ビーチバレー部に所属する水町選手の腕には、インドアの選手として所属している「ウルフドッグス名古屋」のチーム名も。

(水町選手)
「ウルフドッグス名古屋の横井社長が背中を押してくれなかったら、この二刀流は実現しなかったし、いろんな人の協力の下でビーチとインドアをやらせてもらえているんで、感謝の気持ちもあります。インドアのチームを背負って、ビーチで戦うのは僕にしかできないこと」

二刀流・水町選手のペアは順調に勝ち上がり、迎えた準決勝。この試合に勝てばアジア大会です。

第1セットを落としてしまい、後がなくなる水町ペア。しかし、インドアで培った鋭いスパイクを次々と決め、セットカウントは1対1。そして、勝負が決まる運命の第3セット… フルセットの激闘を制し、水町ペアは見事 アジア大会の切符をつかみ取りました。

(水町選手)
「二刀流だから勝てないというのが払拭できた。いろんな意味のある大会でした」

アジア大会は「ビーチバレーを知ってもらうチャンス」

異例の二刀流が挑むアジア大会。その目標は…?

(水町選手)
「日本開催なので、多くの人にビーチバレーを知ってもらうチャンス。

結果はどうなるかわからないですけど、楽しんでやれたら」

アジア大会愛知・名古屋は43の競技を55の会場で実施。ビーチバレーは碧南市の碧南緑地ビーチコートで行われます。

アジア各国のライバルたちを前に砂浜で躍動する水町選手の姿に期待です!

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