カヌー界のレジェンドと言えば、愛知県豊田市出身の羽根田卓也選手(39)ですが、9月19日に開幕するアジア大会では、まさかの選考漏れ。

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さん...の画像はこちら >>

羽根田選手は、2016年リオデジャネイロオリンピックでアジア人初の銅メダルに輝くなど、5大会連続でオリンピックに出場。

アジア大会では、2大会連続金メダルを含む3個のメダルを獲得している、まさにレジェンド。

現在の心境、そして今後の競技への思いについて迫ると共に、羽根田選手とは5年ほど前からの練習パートーナーで、愛弟子の岐阜県中津川市出身・田中雄己選手(24)が師匠の意思を引き継ぎアジア大会に挑みます。

2人の師弟愛に大石邦彦アンカーマンが迫りました。

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
CBC

「悔しさはもちろんあります」

大石アンカーマンが、東京のカヌースラロームセンターを訪ねたのは7月。

いつもと変わらず、さわやかな表情をみせてくれた羽根田選手。しかし今回のアジア大会、代表選考レースで成績が振るわずまさかの選考漏れ。いったい何があったのでしょうか。

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
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(大石)
「本当に驚きました。アジア大会、まさかまさかの選考漏れ」

(羽根田卓也選手)
「自分の中でちょっと、コンディショニングがうまくいっていない部分があり、十分なトレーニング量が確保できてなかったというのが1つの敗因。それプラス、日本の若手が育ちつつある。悔しさはもちろんあります。自分のルーツである愛知県豊田市の矢作川がカヌー会場ではあったので。一緒に彼(田中選手)とアジア大会の舞台に立てなかったのはすごく残念」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
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「卓也さんの思いを僕が持って」

パートナーとして、師匠として慕う羽根田選手を間近で見続けてきた田中選手。こんな思いでアジア大会に挑みます。



(田中選手)
「ワールドカップで最終選考が行われたんですけど、(羽根田選手の成績が)厳しそうだなっていうのは、最後のレースが終わったあとに感じていたんですけど。最後のそこの舞台で戦っている姿というのが、僕は本当に、そこでも学ばせてもらうじゃないですけど、それが大きくて。(体調が万全ではない中で)戦い抜いたというリスペクト。アジア大会を逃してしまった卓也さんの思いを僕が持って戦いたい」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
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9年前の貴重な映像が…当時から羽根田選手も注目

田中選手はジュニアの頃から海外の大会でも活躍。前回のアジア大会でも銀メダルに輝き、パリオリンピックにも出場しました。羽根田選手の成績に迫る勢いで成長を続けている期待の選手です。

そんな田中選手の15歳の時の貴重な映像が。CBCテレビの番組のゲストとして出演していた羽根田選手も、ジュニア世代で活躍していた田中選手を当時から注目していました。

(羽根田選手 High FIVE 2017年4月放送)
「彼はここ2、3年めきめき実力をつけてきて、たまに一緒の練習場でこぐこともあったりします」

Q.羽根田選手も注目の選手ということですね?
「そうですね」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
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「僕史上、限りなく『水の呼吸』は掴んでいる」

そして5年ほど前から縁があって練習パートナーになった二人。羽根田選手が田中選手に伝え続けていた言葉があります。

(田中選手)
「ずっと卓也さんに、『水の流れを読め』『感じろ』って言われていた。ここ1、2年ですかね、すごい自分の中でも身に付いているという自覚があって。まだ卓也さんの域には達していないが、今までの僕史上、限りなく『水の呼吸』は掴んでいると思います」

(羽根田選手)
「僕もそう思います。ほぼ、アドバイスすることはなくなりましたね」

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(大石)
「今の言葉をアジア大会前に田中選手が聞いたら、ものすごいエネルギーになると思います」

(羽根田選手)
「そんなに甘やかさないですけど(笑)」

(大石)
「いいな、この師匠と弟子の関係がね(笑)」

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羽根田選手の“新たなチャレンジ”

アジア大会出場を逃した羽根田選手でしたが、既に次へ向けて新たなチャレンジを始めていました。

(羽根田選手)
「今までこっち(利き手)でこいでいたんですけど、持ち手を持ちかえるテクニック。

両利きこぎ。『スイッチ』という技を練習している」

Q.それをするとどういう効果が生まれる?
「利き手と逆側は力が入りにくい。テニスのバックハンドみたいな感じ。テニスでどっち側もフォアハンドで打つみたいなイメージ」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
利き手

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逆手

更なるレベルアップへ、両手を利き手にしてパドルを持ち換えながら漕ぐという取り組み。39歳の羽根田選手にとっては大きな決断です。

(羽根田選手)
「今までやってきた自分が正義だと思っているスタイルを突き通すのも、もちろん美しさではあるかもしれないですけど、それだともう通用しなくなってきていると非常に感じるので。新しいことにチャレンジせざるを得ない」

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“スイッチ”を通して新たなカヌーの魅力を…

(大石)
「スイッチが自分のものになったら、世界上位に食い込むチャンスになる?」

(羽根田選手)
「チャンスはあるんじゃないかなと思います。実際にスイッチの練習をしていても、ネガティブではない。チャレンジは続けたい」

(大石)
「2028年のロサンゼルスオリンピックは、当然目指すわけですよね」

(羽根田選手)
「目指そうと思っています。改めてこのカヌーの魅力にスイッチを通して触れている。新しい境地ではあるかもしれないです」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
CBC

「田中のパフォーマンスは頭ひとつ抜きん出ている」

カヌー界のレジェンド羽根田選手、自身の進化に挑戦しつつ、アジア大会に挑む愛弟子田中選手へ、エールを送ります。

(羽根田選手)
「僕の目から見ても田中の漕ぎ、田中のパフォーマンスは頭ひとつ抜きん出ているところはあるとは思うので、自分の力を出せば、彼が立ちたいところに立てるんじゃないかなと思っています」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
CBC

(田中選手)
「今回もちろん狙うなら金、そこだけを目指して戦っていきたいと思います」

(大石)
「そこまで言い切れる自信はありますか?」

(田中選手)
「自信はあります。もちろんです」

カヌー・羽根田卓也選手(39)が選考漏れ…愛弟子 「卓也さんの思いを僕が」 伝授された“水の呼吸”で金メダルへ 田中雄己選手(24)【アジア大会 愛知・名古屋2026】
CBC

アジア大会愛知・名古屋は43の競技を54の会場で実施。

田中雄己選手が出場するカヌースラロームは、愛知県豊田市の矢作川カヌースラロームコースで行われます。

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