鼻整形のダウンタイムの期間は?早く回復するための過ごし方を解説

美容クリニックで鼻整形をしたいけど「どのくらいダウンタイムがあるのか」「いつから仕事に行けるのか」は、非常に気になるポイントです。

ほんの1mmの差でも見た目に大きな影響を与える鼻整形は、ダウンタイムも含め慎重におこないたいものですよね。

この記事では、なりたい鼻になるための鼻整形に必要なダウンタイムや、なるべく早く回復するためのダウンタイム中の過ごし方について詳しく解説していきます。

※2023年7月4日情報調査日
※実績等は公式サイトより引用しています。
※本記事に記載しているダウンタイムは目安となります。個人差がありますのでご注意ください。
※本記事に記載している費用や持続期間は目安となります。クリニックや施術方法によっても異なりますのでご注意ください。

1. 鼻整形のダウンタイムについて知ろう

美容クリニックや美容外科で鼻整形をおこなうと、腫れや赤みなど見た目に「整形した」とわかる変化が起こります。

ここでは整形につきもののダウンタイムとはどのようなものなのか、できるだけダウンタイムを短くし、早く回復する方法をお伝えします。

1-1. ダウンタイムとは?

ダウンタイムとは、手術や治療をしたあとに起こる肌の腫れや、赤みが回復するまでに必要な期間のことをいいます。

手術後の肌はキズを負った状態になるため、痛みが生じたり見た目に腫れが出たりします。

手術の方法により、ダウンタイムが大きく異なるため、仕事をしている人は一番気になるポイントではないでしょうか。ダウンタイムが2~3日なのか2週間なのかで、選ぶ手術が変わる人もいるでしょう。

メスを入れるか入れないか、骨を削るかどうかでもダウンタイムは大きく異なります。

1-2.鼻整形のダウンタイムの長さ

鼻整形のダウンタイムの長さは、選ぶ治療により大きく異なります。ダウンタイムがほぼないものから、2週間以上かかる治療まであるため、事前にダウンタイムの長さを知っておくことが大切です。

メスを使わないヒアルロン酸注射の隆鼻術

ヒアルロン酸注射の隆鼻術は、メスを使わずヒアルロン酸を鼻に注入し、鼻を高くする施術です。

メスを使わないため痛みや腫れはほぼなく、施術後すぐにメイクが可能で、当日からでも仕事に行けます。施術時間は5~15分程度と短く、終わってすぐに普段通りの生活ができるため、タウンタイムはほぼありません。

ヒアルロン酸の持続期間は半年~12か月で徐々に体内に吸収されます。

【プチ整形】医療用糸を使った隆鼻術

医療用糸を使い鼻尖をシャープにする、医療用糸を使った隆鼻術です。

軽度の腫れや止血剤の使用による肌の白化が起こる場合がありますが、数日でおさまることが多いです。テープやギプスの必要がないため、術後24時間以降はいつもどおりの生活ができます。

【プチ整形】小鼻を小さくする小鼻縮小術

小鼻縮小術では切開を行わずに医療用の糸を使用し、固定して小鼻を小さくする手術です。

ダウンタイムはほぼありません。

鼻を高くするプロテーゼによる隆鼻術

隆鼻術プロテーゼは、鼻の軟骨に近い「プロテーゼ」を鼻筋に埋め込む手術です。

鼻の穴の内側から切開し、鼻筋にプロテーゼを入れるため、傷跡は目立ちにくいです。プチ整形ではなく、プロテーゼは溶けないため半永久的に持つのが特徴です。

ダウンタイムは数日から2週間程度で落ち着いてきます。内出血で赤紫色になる場合も1~2週間で落ち着き、メイクで隠せる程度の色味であることが多いです。自然な仕上がりになるには、およそ1か月ほどの時間がかかります。

鼻の骨を削る手術

わし鼻や曲がった鼻、幅を狭くする鼻骨骨切りをすると、10~14日程度ギブスで固定するため回復までに1か月程度かかります。鼻だけでなく、目の周りにも腫れが出ることが多いため、マスクをしても隠せない場合が多いです。

仕事はギブスが取れるまでの2週間程度お休みされる方が多いため、お休みを確保することが必要になってきます。

1-3.ダウンタイムを短くする方法

ダウンタイムはできるだけ短くし、早く見た目が自然になるように回復したいものです。ダウンタイムを短くするには、治療した箇所の患部に刺激を与えないことが回復の近道になります。

くしゃみなどは、自分の意識とは関係なく起こりますが、鼻の手術後には負担になりがちです。くしゃみは、空気を鼻から出すのではなく、口から空気を出すようにしましょう。

急にはなかなかできないものなので、鼻整形する前から「くしゃみは口から」を習慣にしておくことをおすすめします。

また、意識して触ることはしなくても、触らざるを得ないことが生活の中では多々あります。「鼻水が出たら、鼻をかむのではなくティッシュで拭き取る」「鼻がかゆいときは、爪などでかかずに指でおさえる」など、不意に起こる行為に気をつけることが、ダウンタイムの短縮につながります

2.ダウンタイム中の過ごし方

鼻整形をしたあとは、ダウンタイム中の過ごし方がとても重要です。知らずにいつもの生活をしてしまうと、回復が遅くなるだけでなくトラブルの原因になりかねません。

日常生活の中で気をつけておきたいポイントを2項目に分けてお伝えしていきます。

2-1.ダウンタイム中の食べない方が良いもの

ダウンタイム中に食べないほうがいいものや、制限されるものがいくつかあります。

飲酒は1~2週間避ける

飲酒すると血行が促進されるため、腫れや内出血が長引きやすいため飲酒は避けましょう。

手術や施術内容によりますが、手術から1~2週間は避けておくことをおすすめします。

辛い食べ物や香辛料

唐辛子の効いた食べ物や激辛カレーなどの辛い食べ物は、発汗作用があるため手術後はなるべく控えてください。わさびなどは鼻にツーンとくると、鼻に刺激を与えてしまうためわさびなどの刺激物も食べないほうがいいでしょう。

また、塩分が多い食べ物はむくみや腫れが出やすくなるので、摂りすぎないよう注意してくださいね。

硬い食べ物

硬い食べ物を噛むと、鼻に響いてしまいます。強く噛まないといけない食べ物は、なるべく控えるようにしましょう。

2-2.ダウンタイム中の体勢は?

ダウンタイム中は、うつ伏せで寝ないように気をつけることが必要です。うつ伏せで寝ると、患部の傷に痛みや腫れが生じる場合があります。

頭の位置は高めで、仰向けまたは横向きの状態で眠りましょう。

3.ダウンタイム中の注意点

鼻整形後のダウンタイム中は、気をつけておきたい注意点がいくつかあります。日常生活で当たり前におこなっていることが手術後には、一時的にできなくなることがあるため注意点をお伝えします。

3-1.ダウンタイム中の洗顔

手術後にテープやギブスがついている間は、顔に水をかけたり浸けることができません。患部以外の場所はぬらしても大丈夫ですが、鼻だけ避けて洗顔するのはとても難しいものです。

ダウンタイム中は拭き取り洗顔用の化粧水を用意し、コットンに浸して拭き取るか、濡れタオルで拭き取るのがおすすめ。クレンジングも同様に、クレンジングシートや拭き取りクレンジングを活用してみてください。

3-2.ダウンタイム中の入浴

手術後は湯船に浸かると、血行が促進され腫れや痛みの原因になるため、医師がOKと言われる期間まで避けましょう。特に指定が無くても、1週間程度は湯船に浸からないようにすることをおすすめします。

シャワーは翌日以降は可能になることがほとんどですが、患部を濡らすことはできません。シャンプー時はシャンプーハットを使用し、顔を濡らさないようにして洗い流します。

3-3.激しい運動は避ける

激しい運動は血行を促進するため、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。手術後、1週間程度は激しい運動は避けましょう。近所に買い物に行って、歩く程度なら大丈夫です。

術後2~3日は、腫れが痛みが出やすいためなるべく安静に過ごし、1週間以降に痛みや腫れが落ち着いてきたら軽い運動から始めてみてください。

3-4.ダウンタイム中のメイク

手術後は、患部以外はメイクすることが可能です。メイクをする場合は、鼻にファンデーションがつかないように注意しておこなってください。

3-5.ダウンタイム中は不意な刺激に注意

ダウンタイム中は、自分が気をつけるだけでなく不意な刺激にも注意しなければなりません。

小さいお子様やペットがいる場合は、寝ているときに鼻を叩かれたりぶつかってきたりとハプニングが起きる可能性があります。2~3歳のお子様であれば「お鼻が痛いから触らないでね」と言っておくことや、ペットは顔に近づけないなど、不意な刺激が起こらないように対策しておきましょう

4.鼻整形を受けた方のダウンタイム写真

実際に鼻整形を受けた方のダウンタイムの例を紹介します。

5.プロテーゼを使用した鼻整形の利点と注意事項

美しい鼻筋や鼻を高くする隆鼻術プロテーゼは、鼻整形の中でも人気の高い整形手術です。

ここでは、プロテーゼを使用した鼻整形の利点と注意事項について解説していきます。

プロテーゼを使用した鼻整形の利点

鼻

プロテーゼによる隆鼻術は、鼻に人工のシリコンプロテーゼを挿入し、美しい鼻筋を作ります。

ヒアルロン酸注入やプチ整形は、時間の経過とともに元に戻ってしまうのに比べ、プロテーゼは一度挿入すれば、半永久的に持続することが可能です。

ヒアルロン酸注入であれば、繰り返し何度もおこなう必要がありますが、プロテーゼを挿入すればきれな鼻筋が維持できるのが最大の利点です。

隆鼻術プロテーゼの注意事項

一度おこなうと半永久的な美しい鼻を手に入れられるプロテーゼには、注意事項があります。隆鼻術プロテーゼをおこなう前に、注意事項やデメリットも知っておきましょう。

ダウンタイムが長め

プロテーゼを使用した鼻整形は、手術後1週間程度の間、腫れや内出血があります。人により内出血は、目元や頬まで広がる場合があり、マスクでは隠せないことも。

ダウンタイムは長めで、2週間くらい必要だと考えておくといいでしょう。プロテーゼが固定されるまで1か月程度かかるため、その期間はなるべく鼻をさわらないように気をつけておく必要があります。

術後に鼻を固定する

鼻にプロテーゼを挿入した後は、ずれないように固定しなければなりません。

固定するために、医療用テープやギブスを使用します。固定期間中は1週間程度で、その間は鼻を濡らしたり洗ったりすることができないため注意が必要です。美容外科により異なりますが、1週間は普通に顔を洗えないと思っておいたほうがいいでしょう。

6.まとめ

今回は、鼻整形をした際のダウンタイムや術後の過ごし方などについてご紹介しました!

鼻整形後のダウンタイム中は、以下の5点に注意し、安静にして過ごすようにしましょう。

  • 刺激のある食べ物や飲酒は避ける
    頭の位置を高くして眠る

    1週間程度は湯船に浸からないようにする
    激しい運動は避ける

    不意な刺激にも注意する

施術方法によっても様々なリスクがあるため、鼻整形を検討している方は複数の医師と相談してみてくださいね。