2026年6月8日午前、フィリピン南部ミンダナオ島ジェネラルサントス市沖を震源とするマグニチュード7.8の強震が発生した。フィリピン火山地震研究所によれば、地震は現地時間午前7時37分に発生し、震源の深さは10キロ。
同市内の商業施設や学校などが深刻な被害を受け、SNSには建物が崩壊する瞬間を捉えた映像が多数投稿されている。

その他の写真:FBから、現地ラジオ局入居ビル 倒壊の様子

 市中心部では、ラジオ局が入居する商業ビルの一部が倒壊。その1階に入っていた国民的ファストフードチェーン「ジョリビー」の店舗は完全に破壊された。発生直後の映像には、店舗部分が激しく損壊し土煙が立ち込める様子が記録されている。早朝の時間帯で客の入りは限定的だったとみられるが、犠牲者や負傷者の詳細は依然確認中である。

 政府や現地メディアによると、今回の地震は近年のフィリピン周辺で発生したものの中でも最大級。震源に近いサランガニ州では建物に亀裂が入り、多くの住民が屋外へ避難した。当局は海岸線から離れ高台へ避難するよう緊急警告を発令。インドネシアやマレーシアの当局も同様に警戒を呼びかけている。

 地震の影響は広範囲に及び、サランガニ州などでは停電や通信障害が発生、学校は休校措置を取った。フィリピン赤十字社は最高レベルの警戒態勢を敷き、救援隊を派遣。捜索救助活動が急ピッチで進められている。
米国地質調査所によれば、マグニチュード6.1の余震も観測された。

 警察や災害対策当局はさらなる倒壊の危険があるとして、損傷建物周辺への立ち入りを厳しく制限。被害の全容は未だ不明で、当局は夜通し調査と生存者確認を続けている。環太平洋火山帯に位置する地域特性から、今後も余震への警戒が必要とされ、国民には冷静な行動と公的機関の指示に従うよう呼びかけられている。

【編集:Eula】
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