目次
  • 地域包括支援センターで行われる捜索の手順
  • 防災無線は早い段階で使用することが重要
  • 行方不明時に大切な地域のつながり

千葉県の地域包括支援センターで社会福祉士として勤務する藤野です。

私が担当する地域は、高齢化率が47%に達していることに加え、担当する総面積が市内の70%近くと広大です。そんな地域に市内人口の25%程度しか居住していません。

つまり、広大なエリアにほんの少しの住民しかいないわけで、人の目も大幅に低下します。日中の出勤のため若い世代がいなくなれば、さらに手薄になります。

そんな中、2022年3月初旬、2件の認知症徘徊が発生しました。

今回は、この事例から地域包括支援センターを始めとした地域の各団体がどのように対応するのかを紹介します。

地域包括支援センターで行われる捜索の手順

1件目は、90代の女性が早朝に自宅を出てから見当たらなくなってしまったといったケースでした。

この女性は認知症状が見られていましたが、デイサービスを利用しており、これまで徘徊したことはありませんでした。

その日はちょうどデイサービスが休日で、ご家族が出勤する直前に姿が見えなくなってしまったというのです。

ご家族は、最寄りの警察署と担当ケアマネに連絡しました。すぐに防災無線で行方不明になったという放送が発信され、市で行っている安心安全メールも送信されました。

その後、私が勤める地域包括支援センターに担当ケアマネから連絡が入りました。


この記事の画像

「高齢者が行方不明になった…。2つの事例で学ぶ認知症徘徊の対応」の画像1 「高齢者が行方不明になった…。2つの事例で学ぶ認知症徘徊の対応」の画像2