将棋の広瀬章人九段が5日、東京・渋谷区の将棋会館で第74期王座戦挑戦者決定戦に臨み、藤井聡太六冠=竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将=に勝利し、約4年ぶりのタイトル戦挑戦を決めた。

 王座戦の挑戦は初めてで「うれしい。

タイトル戦の雰囲気は始まると思い出すと思う。早く慣れないとなと思う」。八大タイトルを2002年生まれの藤井、伊藤匠王座=叡王=が分け合うなど若手が台頭する時代だが「もうすぐ40歳になる自分が(タイトル戦に)出ることで、新しい風を吹かせられれば」と意欲を見せた。

 家族に向けた喜びの声を聞かれると「昨日子どもとケンカしたばっかりなので、どう思っているか分からないですけど」と苦笑い。場内から笑いが起こったが、広瀬は切り替え「タイトル戦挑戦は世間の注目も家庭内の注目も上がる。(番勝負に向けた研究などで)家族に迷惑をかけるけど、何とか良い結果を持って帰れるように頑張りたいと思います」と前を向いた。

 第3局は地元・北海道での対局になる。「今でも月に1回くらい(北海道に)行っているし、たくさん将棋を指した地なのでより力を入れていきたい」と意気込んだ。

◆第74期王座戦五番勝負の日程

第1局 9月2日 神奈川・秦野市「元湯 陣屋」

第2局 9月15日 愛知・名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」

第3局 10月2日 北海道・虻田郡「ニセコ温泉郷 いこいの湯宿 いろは」

第4局 10月14日 兵庫・神戸市「ホテルオークラ神戸」

第5局 10月27日 山梨・甲府市「常磐ホテル」

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