日本相撲協会は6日、会場の福岡国際センターで大相撲九州場所(8日初日)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。東前頭筆頭の朝乃山(高砂)は初日に初顔合わせの大関・安青錦(安治川)、2日目に過去5戦全敗の横綱・豊昇龍(立浪)と対戦する。

この日は福岡市内の部屋で基礎運動などで軽めの調整を行った。

 稽古後の囲み取材中に初日の対戦相手が日本相撲協会の公式Xで発表された。朝乃山は「相手は誰ですか」と報道陣に逆質問。安青錦と聞くと「初顔合わせですし、稽古すらしたことない」。相手の印象について問われると「何もない。むしろ(印象を)口にしたら意識してしまうので自分の相撲を取るだけ」と自然体を強調した。ほどなく2日目の相手が苦手の豊昇龍と分かると、高い声で「『うー』っていう感じです」と笑わせた。

 東前頭筆頭まで番付を戻し勝ち越せば24年夏場所以来の三役復帰が近づく。先場所は初場所の幕内復帰後初めて連勝発進し10勝5敗ながら終盤まで優勝争いを演じた。「大関、横綱に勝てたらいい。流れがいいですもんね」と気合がみなぎった。

 2日は3年前に亡くなった近大の先輩で、先代高砂親方(元大関・朝潮)の長岡末弘さんの命日だった。

「先代も天国から応援してくれていると思う。しっかり恩返しするには勝って番付上げて恩返しするしかない」。長岡さんが亡くなってから初の金星獲得のチャンスでもあり「それもできたらいい」と、うなずいた。教えである前に出る相撲で真っ向勝負に挑む。

 1日からNetFlixでドキュメンタリー番組「高砂部屋ドキュメンタリー『土俵際』」が配信された。朝乃山の苦悩なども描かれ「世界に配信されているしいろんな人に見たよといってもらった。相撲に興味を持ってほしいし、できたら高砂部屋に興味をもってくれたらうれしい」。朝乃山は初優勝した19年夏場所で米国のトランプ大統領から賜杯を受け取った。再び世界から注目される「ASANOYAMA」。大関、横綱を撃破し、天国の恩師と世界の相撲ファンに感動の姿をみせつける。(山田 豊)

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